夜中に目が覚めると体が熱い…若者にも急増する、ほてり・発汗の原因

「夜中に目が覚めてイライラする・・・。」「気温が高くないのに汗が出る・・・。」「背中がカーッと熱い・・・。」「顔のほてりがひどい・・・。」

睡眠を邪魔されるのはとてもストレスが溜まります。熟睡したいのに何度も起きてしまったり、暑くて暑くて寝付けないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 これらの症状は「ホットフラッシュ」と呼ばれ、主に更年期障害の症状としていわれています。更年期障害といえば、閉経前の女性に起こる病気。そんな認識の方が多いと思いますが、近頃では、男性や思春期の学生でもこのような「ホットフラッシュ」の症状に悩まされている方がいます。

「男性でも更年期障害になるの・・・?」「まだ若いのになんでだろう・・・?」そんな不安をお持ちの方に、性別や年齢関係なく起こる「ホットフラッシュ」の症状についてご説明します。

夜中に体が熱くて目が覚める症状のホットフラッシュとは?

更年期症状のもっとも典型的な症状は、のぼせ、ほてり、発汗といった血管運動神経系症状で、ホット・フラッシュ(hot flash)と呼ばれています。

ホットフラッシュは頭重感から始まり、熱い感じが頭、首、さらには胸や背中に広がり、同時に頭から胸や背中にかけて汗をかきます。発汗により体温が下がると、その後にはベトベトした感じが残ります。

ホットフラッシュの頻度や持続、程度は人によって異なり、同じ人でもそのときによって異なりますが、典型的な症状はみな同じです。平均的には約2分持続します。

発作はちょっとしたきっかけで起こり、数日間つづいて1~2カ月休んでまた起こるなど、いつ起こるかわかりません。しかし、間隔はしだいに長くなり、発作の持続時間もだんだん短くなるのが普通です。

ウィメンズパークより

更年期障害は主に女性ホルモンが減少することで起きると言われているのをご存知の方は多いはず。ホットフラッシュは更年期障害をもつすべての人に起こる症状ではありません。

しかし、実際は50代以上の女性の約半数が、これらの症状に悩まされているそうです。これが何年も続くわけですから、とても辛いですよね。更に、この辛い症状を、男性や若い方たちがこの「更年期障害に似た症状」を訴えるケースが増えています。

男性・若者に起こるホットフラッシュの正体

男性や若年層におこる「更年期障害のような症状」。

性別・年齢関係なく訴える症状はイライラ・不安・憂鬱・興味や意欲の低下・関節痛、筋肉痛、発汗、ほてり、疲れやすい、肥満、頻尿、性機能の低下など非常にさまざまです。

閉経前の女性に起こる更年期障害は女性ホルモンの減少と先ほど記述しましたが、女性ホルモンに限った話ではなく、男性ホルモンも含め「性ホルモンの減少」こそが、男性や若年層におこる症状の大本でした。

女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)

エストロゲンは、月経周期に影響を与えるほか、女性らしさを作るホルモンとして、乳房の発達、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経などの働きがあり、

プロゲステロンには、体内の水分量を保つ、食欲を増進させるほか、基礎体温を上昇させる役割を果たしています。

男性ホルモン(テストステロン)

男性ホルモンの減少というと性欲減退やED(勃起不全)などと結びつけられるだけで、軽く捉えられがちですが、

テストステロンには発汗やほてり、関節の症状、睡眠障害と深い関わりがあるほか、筋肉や骨を強くする、肥満を抑える、判断力や理解力などの認知能力を高める役割を果たしています。

これらの性ホルモンが少なくなることで身体が熱くなって夜中に大量に汗をかいたり、目が覚めてしまったりするんですね。では、どうしてこの女性ホルモン・男性ホルモンが減ってしまうのでしょうか?

不調の原因となる性ホルモン減少の原因とは?

①  ストレス

長時間労働からくる仕事の疲労、人間関係でおこるストレスからの疲れ、さらにはパソコン・スマホの使用による「テクノストレス」に至るまで非常に多様な原因で溜まるストレスですが、

これらのストレスにより男性は精巣、女性は卵巣の働きを低下させ、性ホルモンの減少が起こります。リフレッシュを心がけることで解消につながりそうですね。

②  運動不足による自律神経の乱れ

自律神経とは、身体を興奮させたり、心を落ち着かせる神経のこと。血管、血圧、心拍、皮膚、発汗、体温などの血管運動神経に密接な関係があります。

運動すると、体温が上がり汗をかく。(交感神経優位:興奮状態)運動をやめると、体温が下がり汗もひく。(副交感神経優位:リラックス状態)

運動をするということは自律神経がスムーズに働かなくなると、血管運動神経に過剰な命令が伝わってしまい、異常な発汗や心拍の上昇・体温の上昇につながります。

さらに、運動不足になると基礎代謝が下がり、カロリーの消費も少なくなりますから、さらに太りやすくなって運動不足になるという悪循環も生まれます。自律神経が体の働きを決めているといってもおかしくないですね。運動不足の解消が改善の一番の近道になるような気がします。

③  アレルギー(または過敏症)

食べ物に含まれる添加物や、衣服の繊維、アルコールやカフェインなどの刺激物の過剰反応でホットフラッシュが起きている場合があります。

花粉症・そばアレルギーのような「急激なアレルギー反応」ではなく、反応としては軽いけれど身体に不耐性がない物質を知らず知らずのうちに摂っていて免疫反応が起き、ホットフラッシュとして現れる場合があるのです。

近年外食やコンビニで手軽においしいものが食べれますし、昔に比べて添加物を摂る機会が多くなりましたよね。実は更年期障害に似た症状を酷くしていると考えることもできます。

④  薬の副作用

一般的に飲まれている薬の副作用としてほてりやのぼせがでることはたくさんの報告がありますが、特に出やすいのが抗うつ薬、骨粗しょう症、麻薬性鎮痛薬です。

近年増え続けているうつ病ですが、その治療に使われる「抗うつ剤」にホットフラッシュを起こす副作用があると言われます。更年期障害で気分が落ち込む方に抗うつ剤を使う治療もあるようで、これでは悪循環が生まれていることも否めないですね。

まとめ

更年期障害に似た症状は「性ホルモン」の減少によるもの。

自律神経が乱れる生活はさらに症状を加速させる。

運動・食生活など生活習慣の改善が解消の近道。

 

ストレスや生活習慣によって年齢に関わらずホルモンが減少してしまうことがわかりました。たくさん便利なものができている今、つい食事や運動など手のかかるものを怠りがちです。スマホの長時間使用なども実はストレスとして悪影響になるようですね。

ですが、睡眠や食事の改善、趣味などでリフレッシュすることでかなりの解消につながります。これを機に、生活を見直してみてはいかかでしょうか?

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