パクチーとカメムシの匂いは似ている!?科学的根拠と匂いを消す方法

「パクチーの匂いが嫌い」「パクチーの匂いを抑えた調理方法が知りたい」と悩んでいる人はいませんか。また、そのようなご自身の感覚を「おかしいのではないか」と思っている人はいませんか。

エスニック系のお料理には欠かせないパクチー。2,3年前の空前のパクチーブームからはいく分少し落ち着きましたが、まだ根強い愛食者がいるのも事実です。

しかし、人それぞれ感性が違うように、物事の捉え方は皆バラバラです。なぜなら、色鮮やかな服装の人を見て、「綺麗な色合いだ」と感じる人もいれば、「派手すぎて好みではない」と感じる人がいるからです。

そんな中、最近驚愕の研究報告がテレビで紹介されました。それは、実は「パクチーはカメムシと匂いが似ている」という研究結果です。パクチーはもともとタイ語ですが、日本語では「カメムシ草」と言ぶこともあるのだとか。

もしあなたがパクチーの匂いが嫌いで悩んでいるのなら、是非この記事を読んでみてください。そうすれば、パクチーの匂いが好きでないの根拠を科学的に理解し、カメムシの匂いとの類似性の観点から知ることができます。

パクチーとカメムシの匂いが似ていると感じる理由

「パクチーとカメムシの匂いが似ている」と感じる人がいるのは「正しい感性である」ことが科学的に証明されています。それはパクチーとカメムシの「匂い成分」が似ているからです。では、以下より具体的にそれらについて説明していきます。

鍵は成分にあった!パクチーとカメムシの類似性

内科医の大竹真一郎氏によると、「パクチーの匂いは、カメムシの匂いと同じ成分」なのだそうです。

パクチーもカメムシもセナールやヘキサールといった匂いの成分をもっています。

また、それは植物の匂いの区分からも類似性があります。植物の匂いの種類は主に4つ(エステル類、アルコール類、アルデヒド類、含硫化合物)なのですが、パクチーとカメムシは同じアルデヒド類なのです。

従って、匂いが酸化したことによってパクチーとカメムシの匂いが似るということがわかっています。

パクチーを食べすぎるとカメムシ臭に!?

ここまでご説明したところで、「ではパクチーを食べすぎるとカメムシ臭くなるのではないか?」という純粋な疑問が湧いてきます。しかし、心配ありません。パクチーを食べ過ぎたからといって、カメムシ臭くなることはないです。

なぜなら匂いの成分は体内に吸収されるとその形を変えからです。従って、パクチーを食べたからといってカメムシ臭くなることはありません。

パクチーをカメムシ以外の匂いに例えると・・・

今まで、パクチーとカメムシの匂いが似ているというお話をしてきました。青っぽい独特なフレーバーなパクチーはカメムシ以外にも色々なものに準えられることがあります。

石鹸

パクチーの風味を形成しているアルデヒドの成分が石鹸と似ていることがその理由です。このアルデヒドの成分はバニラやシナモンといった調味料にも含まれています。

これらの成分に敏感な人はパクチーの匂いを違和感のあるものとして感じる傾向にあります。

セロリ

セロリとは成分自体に類似性はほとんどありません。なので、匂いというよりは青っぽい味がパクチーと似ていると感じる原因として挙げられます。

パクチー特有のカメムシの匂いを消す方法

独特な香りに魅力があるとされるパクチー。本来、その匂いが苦手なのであれば「食べない」という選択肢が一番賢明です。しかし、パクチーの特徴的な香りが苦手な人がどうしてもそれを食べなければならない時があるかもしれません。

そこで今回はその匂いを消す方法についてご紹介します。これらを実践することで、臭みを軽減させてパクチーを食べることができます。

香りを消すには?:食材の調理方法をチェンジ!

加熱する

匂いの成分の1つにモノペルテン系というものがあります。この成分は蒸発しやすいという特性があり、そのまま放置しておくだけ成分は減っていきます。

より効率的な方法で匂いを飛ばす方法としては、「加熱する」という手段があります。煮る、焼く、炒める等、どのような方法でも構わないので、加熱処理を行うことで香りを消すことができます。

細かく切らない

パクチーにかかわらず、玉ねぎを切るときにも当てはまることですが、細かく切ることで、匂いが出ます。

なぜなら細かく切ることで、植物の断面が多くなり、匂い成分が飛ぶからです。従って、香りをできるだけ抑えたい場合は細かく切らないようにしましょう。

まとめ

この記事を参考にすることで、パクチーの匂いがどうしてカメムシの匂いと似ているのかについてご理解いただけたと思います。そしてパクチー臭をできるだけ抑えるための調理方法にいて実践していただくことで、できるだけパクチーの匂いに悩まずに調理をすることができます。

では、最後にもう一度内容を確認しましょう。

・ものの見方、捉え方は人それぞれ→あなたが好きなものを誰かが嫌いなことがある(その逆も然り)

・パクチー臭はカメムシ臭に似ていることは科学的に証明されている→匂いの成分が似ているから

・匂いを消すためには→加熱処理をする(煮る、焼く、炒めるなど)→細かく切らない(断面の面積が増えることで臭み成分が出てくるから)

パクチーが嫌いな人も好きな人も、それがなぜ好きなのか、嫌いなのかを科学的に知ることが大切です。

「パクチー=カメムシ」という匂い成分における衝撃的な事実。それを深く理解していただくことで、ご自身の感性や価値観を再発見して見てください。それは自分をより深く知ることにつながります。