最近よく聞く魚『バサ』って何?バサの特徴や美味しい調理法をご紹介

最近耳にすることが多くなった「バサ」という魚。よく聞いたりスーパーで見かけたりするけど、バサっていったいどういう魚なの?サバとは違う?などいろいろ気になるところですよね。

実は私たちにとってバサは意外と身近な食べ物で、おそらく1度は口にしたことがあるくらいなのです。今回はバサという魚の特徴や美味しい調理法、バサの良いところなどをご紹介していきます。

バサってどういう魚?

バサはナマズ目パンガシウス科の白身の淡水魚です。原産は、東南アジアのインドシナ半島を流れるメコン川やチャオプラヤ川の流域です。バサはとても大きな魚で、最大約120センチまで成長します。

外見はやはりヒゲが生えており、ナマズだな、という感じです。120センチもあるバサですが、草食の魚なので、身はとても淡白な味がします。腹部が大きいのが特徴で、食べられる部分が大きいので安価で手に入りやすいです。

またバサはパンガシウスとも呼ばれ、私たちがスーパーなどで見かけるときはパンガシウスと表記されていることが多いです。サバとは名前が似ていますが、まったくの別物です。

ところで白身魚のフライを食べることがあると思いますが、じつは多くの白身魚のフライはこのバサが使われているのです。バサは臭みもないので子供にも食べやすく、しかも身がしっかりしていて食べやすいのです。

バサはどこに売ってるの?

バサは多くのスーパーに出回っているのですぐに手に入れることができます。バサなんてスーパーで見たことない、という方もいらっしゃると思いますが、「白身魚」と書かれているもののほとんどがバサです。

またバサはパンガシウスと呼ばれていて、こちらの名前で売られていることも多いです。イオンやコストコ、地元のスーパーで買うことができます。

バサはナマズのように臭みがなく、味に癖がなく、ウナギにとても近いともいわれます。なのでウナギのかば焼きなどの代用品としても使えるのがうれしいところです。

次にバサの調理法はどんなものがあるのかをご紹介します。

バサの美味しい調理法

バサは淡白で癖のない魚なのでいろんな食べ方があります。こちらでは3種類のアレンジ法をご紹介していきます。

定番の白身フライ

やはり1番定番なフライは間違いなしです。スーパーで買ってきたバサにパン粉をまぶして油で揚げるだけ。のり弁のおかずやタルタルソースと合わせて食べるのがオススメです。

バサは冷めてもあまりパサパサしないので、冷凍して保存しておくことも可能です。揚げ物をするときに一緒にバサの白身フライもどうでしょうか?

バサのグリル焼き

もうすでに香味野菜焼きなど、味付けがされて売られているバサも多いので、味付けされているものをあとは焼くだけの簡単レシピです。魚用コンロにアルミホイルをしいて並べて焼くだけ。焼きあがったらオリーブオイルを少しかけるとより風味がでて美味しいです。

マッシュポテトや野菜などの付け合わせも一緒に盛り付けることで豪華なメニューに仕上がります。

味付けも香味野菜やガーリック風味などたくさんあるのでいろんな味が楽しめていいですね。わたしの近所のイオンにはたくさんの味付けのバサが売られていました。

バサのかば焼き

バサは淡白で癖がないので、かば焼きにしてもとても合うのです。

まずバサの水気をとり、竹串にさします。これをすることでバサの身が収縮するのを防ぎます。そしてこの竹串にさしたバサをフライパンで焼いていきます。身が白く焼けてきたらタレをかけていきます。醤油と砂糖とみりんを混ぜ合わせたタレを少しずつかけていきます。

ウナギのかば焼きに比べるとやはり淡白な感じはしますが、安く手に入るバサで代用するのもアリではないでしょうか。ウナギのかば焼き『風』でとってもおいしいです。(笑)

バサのよいところ

安く手に入る

バサのほとんどが養殖でつくられているので、スーパーなどでかなり安く手に入れることができます。また1匹の可食部が多いことも安く手に入る理由です。

淡白な味なのでタラなどの魚の代用もできるので、とてもうれしい!

タラの旬は12月から1月頃で、値段も高騰しがちですが、バサはそのほとんどがベトナムなどで養殖されているのでいつでも手に入りやすいというメリットもあります。

安くて、美味しくて、調理法も豊富なので、家庭には大助かりですね。

低カロリー

バサ100gあたりの栄養素は

カロリー:98kcal

コレステロール:31mg

脂質:5g

ナトリウム:99mg

たんぱく質:15g

とかなり低カロリーです。ウナギは100gあたり225kcalありますし、ほかの魚と比べても脂も少なく、ヘルシーな食材と言えます。

ヘルシーということは素材そのものにあまり癖がなく、何とでも合いやすいということです。さきほどご紹介したレシピや、そのほかにもたくさんアレンジができて、とても便利な食材です。

まとめ

値段も比較的安価で、調理法も豊富なバサ。あまり日本では聞きなじみのない魚ですが手軽に手に入るので、ぜひ家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。最後まで読んでいただきありがとうございました。