カレーにカビが生えても食べられるの?正しい対処法と保存方法

最近は味も量も多種多様に楽しめるカレー。子どもから大人まで好きなメニューの代表とも言える国民食です。

多めに作っておくと、週末や長期休暇時・次の日の献立にも余裕が出来たりしておいしい上に色んなメリットがありますよね。

ところが、『食べ時に温めなおしてるんだから』とうっかりすると暑い時期でもないのに次の日になったら表面にカビが‼なんてことも。

時期によっては半日も経たないうちにダメになるほど傷みやすいというデメリットがあります。

せっかく作ったのにもったいない・・・知らぬ間に食中毒にあたってしまうのは怖いし、出来るとしたらどこまでなら口にしても問題ないんだろう?とっても気になりますよね。

そこでもし、カビが生えてしまっていても食べられる可能性はあるのか、カビの種類や安全性の境目、保存方法について焦点を当てました。

カレーにカビが生えるとどうなる?

まず、カビが生える状態というのは『湿度・温度・栄養』の3条件が揃うことで発生し、生育を助長させてしまいます。

梅雨や本格的な夏のみならず、冬の時期もカビにとっては関係なく過ごしやすいと最近わかっています。

(平成12年頃から食中毒による事例が報告され、異常気象の影響もあり近年増加傾向にあります。)

カレーの場合はもっと細かく説明すると、以下の3点があげられます。

1.常温保管では特にカビが好む温度帯であるため、増殖させるペースを速める。

2.粘土の高い性質から、冷めにくくカビにとっては過ごしやすい30前後の環境を作りやすくしてしまう。

3.鍋の隙間から空気がこもりやすい上に、フタから出来た結露(水分→湿度を増幅させる)が垂れる。

→それにより、カビをいつの間にか生やしてしまう。

カレーのカビの見分け方

1.カレーの表面に綿状や斑点状の形で白い。

粉末状の膜で覆われたケースも見られる

2.緑色のカビ見分けがつきやすい。カビの周りが白っぽくなっている。

こうして、上記の過程で進ませると表面上にカビが簡単に生えてしまうのです。

カレーのカビは加熱したら食べられる?

カレーなどの煮込み料理で特に発生されやすいと言われるウェルシュ菌はあまり知られていない事がほとんとでしょう。

ウェルシュ菌とは?

「菌は加熱すれば死滅して大丈夫だろう。」という概念がありがちですが、この菌の場合100の熱にも耐えられる殻に閉じこもる性質があり、50前後に下がると菌を増殖させる働きをもっています。

厄介なことに、見た目でも味でも臭いでも見分けが出来ないため強い下痢や腹痛を引き起こし、免疫力の弱い子供や高齢者には脱水症状を引き起こし重症化させるケースも見られるので、十分な注意が必要です。

ただ、早めに食べきることで少しの摂取であれば問題は特にありません。

酸素に弱く少ない状況であれば発症や増殖を防ぎやすい弱点もみられます。

この菌の場合、対策としては再食する場合はただ加熱するだけでなく必ず料理全体に空気がいきわたるように全体をかき混ぜながら沸騰させることで発症を防げます。

カレーのカビは取り除けば食べられる?

「取り除くことで食べられるのでは?」と思われがちですが、目に見えている箇所を取り除いても当然菌は目に見える形ではないためどれだけ広がっているか判断できません。

糸を引いている状態ももちろん、言うまでもなく食するのはやめましょう。

カレーは何日間までなら寝かせられるのか

冷蔵での保存方法

(熱が完全にとれたことを前提に)冷蔵庫の摂氏温度が4℃以下であれば10日間ほどならOK、6℃なら5日で食べきることで特に問題はありません。

冷凍での保存方法

瞬間冷凍する。この方法なら菌が活動できないため味も落ちにくく一石二鳥です。

(これらの方法の中で一番安全かつ冷蔵より保存期間が延びるため。目安は1ヵ月ほど。ただし、具材によって変わるので2週間が味も保存期間に最適。)

カビを防ぐ保存方法

1.なるべく急速に冷まして大きめの保存専用容器か食品保存のパックにかけ、冷蔵庫に保存します。

小分けにしての保存も、酸素濃度を少なくできる事や食べ分け用にも便利でOK。

(この時、鍋ごと保存するのはNG!また、袋状の何度も洗って使えるタイプのものもなるべく使用は避けた方がいいでしょう。)

2.耐熱ガラス容器もあり。プラスチック製のものとは違って臭いや色移りせず脂汚れにも強いです。

3.瞬間冷凍保存を使えば、味が落ちないようにおいしく食べられます。

食べきる分量で分ける前に予め凍らせた日付を事前に書いてから凍らせることで、再度食べる時にレトルトと同じように湯煎出来るので時間短縮にもなります。

まとめ

1.カビの生える3つの条件は、「湿度・温度・栄養」が揃うことで発生する。

 

2.目に見えるものもあるが、カレーのような煮込み料理には熱に強い菌(ウェルシュ菌)が潜伏しやすく、五感で判別が出来ないため注意が必要。

 

3.ウェルシュ菌は少量口にしても影響はないが、酸素に弱い特徴がわかっているため再度食する時は必ず空気が入り込むように全体をかき混ぜながら沸騰させる。

 

4.カビを取り除いて食べるのは極めて危険。菌がどこまで広がっているのか把握出来ない。

 

5.(熱が完全にとれたことを前提に)冷蔵庫の摂氏温度が4℃以下であれば10日間ほど、6℃なら5日で食べきること。

 

6.冷蔵保存は、急速に冷やしたら専用の保存容器やパックに入れる。(なるべく平らに小分けするのがベスト)

冷凍保存は、ジッパー付きのフリーザパックに予め凍らした日付を記入。保存する際には冷蔵と同様平らに小分けして平たくする。

解凍時、レトルトと同じように手間をかけずに効率がいい。(安全面でも一番である)これから寒くなってくるとますます食べる機会も多くなるでしょう。

おいしく安全に食事を楽しめるように工夫してみましょう!