葱(ネギ)にカビが生えても食べられる?知っておきたい対策方法

ネギと一言で言っても、長ネギや白ネギ、根深・・・ 様々な種類がありますよね。

煮てもよし、焼いてもよし、料理の味にアクセントを加える薬味としてもよし・・・ 日本の食卓には欠かせない食材の1つでしょう。

でも、買ってしばらく置いておくと、なにやらカビのようなものが!?食べても安全??切り落とせば大丈夫?それとも捨てるべき?

この記事では、そんなネギについての疑問を解決することができます

カビが発生したネギってどういう状態のこと?

ネギにはカビの付着によって、様々な変色や変形が生じます。

葉の部分に赤さびのような斑点ができてしまったり、部分的に黄白色や茶色に変色してしまったり、黒く変色してしまったり。

カビや細菌が付着、繁殖することによって、ネギが病気にかかってしまうと言われています。 なんとその数、約10種類程度とも。

結論として言ってしまえば、ネギの変色や劣化は、ほぼ病気にかかってしまった状態のものと言えるのかもしれません。

ネギにカビが発生する原因って?

 そもそも、ネギにカビが生える原因として、表面にカビや細菌が付着し繁殖する、いわゆる感染が主な原因と言われています。

カビ菌といっても、一体彼らはどこからやってくるのでしょう?

実は以下の2つのことが原因になります。

・畑の土に含まれている細菌が付着しての感染。 

・収穫から市場、スーパーなどの店舗への搬送、陳列、レジ打ち担当の人・・

芽が出てから様々な工程を経て、おうちの台所に届くまでの長い旅路の中、何度も人の手に触れていきます。

誰しもが持っているカビ菌がネギに付着することで、カビが発生する原因を作り出しているといえます。

それだけではありません。 空気や、栽培中に水に含まれていた細菌、昆虫から・・・ありとあらゆるモノからの菌の付着が原因と言われています。

高温多湿と言われている日本。 想像したくありませんが、私達は細菌や微生物、カビに常に囲まれて生活をしているといっても過言ではありません。

ネギのカビを防ぐための扱い方

なんといっても生の野菜ですから、葉先まで青々しく、葉先や白と緑の部分が変色していないもの。

それでいて、根の部分に弾力性があり、しっかりしているものを選ぶのが一番です。

はじめにご説明したとおり、茎が部分的に変色しているものや、葉の部分に赤い斑点が浮いているものは既にカビに感染した状態のものですから、選ばないようにしましょう。

もし根っこが付いているものなら、洗わずに根に土を付けたまま新聞紙に包み、立てて常温保管で問題ありません。

それ以外のものは、軽く水洗いをしてカビを落とし、水気を拭き取ります。

(※ネギは主に水溶性のビタミンC、抗酸化や血行を促すアリシン(硫化アリル)という栄養素が含まれています。

せっかくの栄養、洗いすぎると栄養が溶け流れてしまいますのでご注意! )

ネギのカビを防ぐための保存方法

根を切ったネギは低温保存が良いとされていますので、冷蔵庫での保管が有効です。

ただし、より長く保管しておきたいのなら1本まるごとのまま冷蔵庫に保管がオススメ。

冷蔵庫の中に漂っているカビ菌から身を守り、乾燥を避けるために、新聞紙やラップで包み、根の部分を湿ったペーパータオルで巻いて、立てた状態で保管しましょう。

こうすることによって、適度に水分を与えつつ、菌から守ることができます。

立てて保管が難しいときには、白い部分と緑の部分とを切り分け、別々の保存袋に入れ、冷蔵庫に立てて保管します。

というのも、葉の方が早く傷んで白い方にも影響を与えてしまうのですね。

保存袋に入れる際も、同じように軽く湿らせたペーパータオルでネギを包んでおくと、乾燥を防ぐことができますよ。

(※水を含ませたペーパータオルは、数日に1度交換しましょう)

更に長く保管したいのなら、冷凍もOK!1ヶ月程度は持ちます。冷凍している状態なら型崩れせずに切れるのでとても便利ですよ。

ネギにカビが生えたら食べちゃだめ?

さて、カビに侵され、変色してしまったネギは食べても平気なのでしょうか?

それはネギの状態によって判断が必要ですが、傷んだ部分は基本的にNG。

一般的に、カビは硬い物質に対しては菌糸が中まで到達しにくく、繁殖しないと言われていますが、ネギは柔らかい野菜。

ネギの水分を介して、内部まで菌が繁殖してしまう可能性が高いもの。

ハッキリ目に見えるカビが発生していたら、全体が菌に侵されている可能性がありますので、勿体ないですが迷わず全部捨ててしまいましょう。

変色しているのが表面だけなら、外側の皮をむいたときに中がきれいな状態であれば大丈夫。

でも、中まで変色してブニブニしていたり、汁が出てきていたり、なんともいえない匂いを発していたらアウト!残念ですがその時は捨ててしまいましょう。

ネギに生えたカビは加熱しても死滅しない

カビといっても菌だから加熱すれば大丈夫! そう思っていませんか?

残念ながら、それはNG!実際にはカビの部分だけ切り取っても、目に見えないカビがまだ存在します。

一部のカビは煮込んでも、例え油で揚げても死滅しないものまで存在します。

カビ(カビ毒)を摂取してしまった場合、一般的には食中毒になったり吐き気を催したりといった急性症状は比較的少ないので、すぐに体調が悪くなったりすることはあまりないでしょう。

しかし、カビを体内に取り込むことが、なんとガンの原因となったり、腎臓や肝臓にダメージを与える可能性があると言われています。

言ってしまえばじわじわと身体をむしばむ遅行性の毒のようなものと言えるかもしれません。

まとめ

・ネギを選ぶ際は、根がしっかりしていて、葉が先端まで青々しく、変色していないものを選ぶ。

・買ってきたら、軽く水洗いしてから密封袋に入れ、冷蔵庫に立てて保管

・冷蔵したものは1週間以内に食べてしまう。

・部分的に傷んでいるものは切り取って、残った部分はできるだけ早く食べる。

・異臭や水分が出ているもの、カビが生えたものは迷わず全部捨てる。

保存ができるといえど、やはり生物。 できる限り日を置かない新鮮なうちに食べてしまうのが一番です。

でも、毎日スーパーで買って、その日のうちに食べてしまうというのはなかなか難しい今の世の中。

だからこそ、新鮮で綺麗な野菜を食べるために、ある程度の農薬の使用は不可欠なのかもしれません。

生産者の方々を悲しませないためにも、フードロスを減らすためにも、正しく保管して、捨てることなく食べたいものですね。