体に良い効果がたくさんの生姜。薬味として料理に使うことも多いですよね。
しかし、油断してると生姜にもカビが生えてしまいます。
「冷蔵庫に放置していたらカビが生えてしまった」なんて体験をされた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、生姜のカビの見分け方や対処法、予防方法まで徹底解説!
生姜の温める効果を何倍にも増大させる保存方法も紹介していますので、是非参考にしてくださいね。
さらに、そもそも生姜のカビって食べても平気なの?といった疑問も解決することができますよ! 料理をする機会が多い、主婦の方は必見です!
生姜にカビが生えるとどうなる?生姜のカビの見分け方
一般的に、生姜にカビが生えると白いふわふわとしたものが生えます。
これが「白カビ」と言われるものです。
生姜のカビの見分け方は、とても簡単。見れば大体わかります!
白カビの白いふわふわは目立ちますし、他のカビも赤や黒などの生姜とは全く違う色になってしまうのですぐに気づくでしょう。
しかし、カビの種類を見分けるのは専門家でも難しいと言われるほどなので、心配な人は食べないようにするのが吉です。
生姜の表面にぬめりがでてきたら、かなりカビが生えやすい状態なので要注意ですよ!
生姜にカビが生える原因
そもそも、カビは「酵素」と「5℃~45℃の温度環境」と「水分」、この3つがあれば育ちます。
野菜には水分が多く、菌も生息しやすいため放って置くとカビが発生することは珍しくありません。
生姜も例外ではありませんよ!
また、カビはどこにでもいる菌であり、いくら死滅させても環境が整えば繁殖を開始します。
なので、「いかにカビを繁殖させないようにするか」が重要なんです!
生姜のカビを取り除けば食べても問題
生姜のカビは、白カビであれば取り除けば食べても問題はありません。
しかし、黒カビなどの白カビ以外のカビは有毒なので、見つけた場合は捨てた方が賢明でしょう。 また、カビではなく腐っている場合も同様に捨てましょう。
さらに、一度生えたカビは菌糸が内部にまで入り込んでいるので、カビをすべて取り除くのはかなり難しいです。
目に見えてる表面だけにカビが生えているわけではないんですね。
もし、白カビが少し生えてる程度で料理に使いたいって方はカビの範囲より大きめに削ると摂取量は少なくなります。
ただし、明らかにカビだらけの生姜を食べるのはやはりオススメできません。 もったいないからと思って食べて体調を崩すのは嫌ですよね?
体調を崩して薬を買ったり病院に行ったりすると逆に損してしまいます。
生姜のカビ食べたかも…そんな人は殺菌作用があるものを食べよう
いや、もう食べちゃったよ…なんて人もまだ間に合いますよ! そもそも白カビには有害物質は含まれていません。
味噌や醤油、鰹節を作る際に使われているくらいですからね!
「それでもやっぱりカビは気になる!」「白カビじゃなかったかも…」って人は殺菌作用のあるものを食べましょう。
殺菌作用があるものは「梅干し」「ネギ」「玉ねぎ」「レモン」「お酢」「生姜」「にんにく」といったものが挙げられます。
大量に摂る必要ありませんので、食卓の一品に混ぜ込む程度で大丈夫です!
もちろん、殺菌作用があるからってカビが生えてる生姜はダメですよ?
生姜のカビを防ぐ保存方法3選
生姜のカビについて色々お話ししてきましたが、そもそもカビを生やしたくはないですよね。
生姜のカビを防ぐ方法を場面ごとに解説していきますので、自身の使い方に合った保存方法を選びましょう!
1.常温で保存
まず、常温で保存する場合ですが、新聞紙かラップで包み冷暗所で保存します。
冷暗所とは、 温度が1~15℃と常温よりも温度が低く一定で、直射日光が当たらない場所が該当します。
「キッチンの収納戸棚」や「床下収納」、「日陰となるベランダ」や「階段の下」などが最適です!
風通りが良い暗い場所が望ましいので、棚の奥など湿気が多い場所は避けておきましょう。
また、常温での保存期間は10日〜2週間程度で、その期間だと美味しく食べられます。
2.冷蔵保存
次に、冷蔵保存する場合ですが、生姜の皮を剥き、切ってから便やタッパーなどに入れて保存します。
またこの時、注意してほしいことは水か焼酎に付け込んでおきましょう。1ヶ月ほどは腐ることなく保存することができます。
しかし、水や焼酎に浸して保存すると、生姜の「体を温める成分」が薄れますし、液体を定期的(3日に1回程度)に交換する必要があります。
それが嫌だ!という方はすりおろして保存しましょう。
もちろん、すりおろした生姜をそのまま保存するとすぐに変色してしまうので、それを防ぐためにお酢を混ぜます。
この場合も保存期間は1ヶ月程度なので覚えておいてくださいね!
3.乾燥させて保存
最後に、乾燥させて保存する場合ですが、「乾燥生姜」というものにして保存します。
乾燥生姜を作るには、皮を剥いて薄切りにした生姜をざるなどの上に均等に並べて3日ほど天日干しするだけです。
他の方法に比べると面倒かと思われるかもしれませんが、生姜は乾燥させると温める効果が何倍にも増大するんですよ!
保存期間も数ヶ月保つので、使い切る前に保存期間が過ぎてしまうことも少ないです。
非常にオススメな保存方法なので、週末などの空いた時間に仕込んでしまいましょう!
カラカラに乾いたら、タッパーなど密封できる容器に保存します。この際、乾燥剤などを一緒に入れるようにしてくださいね!
まとめ
生姜のカビは、白カビであれば食べても問題はありませんが、やはりカビなので積極的に食べるのはオススメしません。
カビは見た目では種類の判別が難しいので、食べる際は十分注意しましょう。白カビは「白いふわふわ」が特徴ですよ。もし食べてしまった時は殺菌作用ある食べ物を食べましょう!
生姜などの野菜にはカビは生えやすいもの。しっかりカビの繁殖を防いでいきたいですよね。
生姜を乾燥させる保存方法は生姜の魅力をさらに増大させてくれるので、ぜひ試してみてください。
この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。
