手軽に調理できて、ソース次第で様々な味が楽しめるパスタ。一人暮らしの人はもちろん、お子さんのいるご家庭でも、重宝しますよね。
そんな便利なパスタですが、ものによっては量が多いのが悩みどころ。我が家のように夫婦と小さい子の3人家族ですと、なかなか一気には食べきれません。
一度開封したパスタは、次に食べるまでにカビが生えたり、体に悪影響を与えるものなのか、小さいお子さんがいるご家庭では、特に気になるところですよね。
実は、これを見分ける方法があるのです。この記事では、パスタのカビの見分け方と、その対処法についてご紹介していきます。
最後まで読んでいただいたころには、開封済のパスタが食べられるかどうか、しっかり見極められるようになりますので、ぜひその方法を会得してみてくださいね。
目次
パスタにカビが生えるとどんな状態になるのか
パスタにカビが発生すると、見た目やにおい、感触に変化が現れます。
カビには多様な種類があるため「カビが生えたら絶対こうなる」という正解はありませんが、通常とは違う特徴が現れるので、それを確認していきましょう。
どのように確認するかは、この後詳しく書いていきます。
パスタのカビの見分けかた
まずは見た目を確認しましょう。カビが発生したパスタは、白っぽい綿のようなものや、青緑色の粉っぽいものが表面に現れますので、これらはすぐにカビとして対処してください。
黒色の斑点のようなものが現れる場合は、パスタが作られる際に小麦の皮などが混ざっている可能性があります。
「フスマ」「ブラックスペック」などと呼ばれるもので、デュラムセモリナ種などでよく見られます。
これはあくまでも「パスタの原料」ですので、食べても何も問題はありません。
ただし、黒い斑点を見つけた際、その箇所に凹凸がある場合は、カビだと判断しましょう。
なぜなら、小麦の皮が混ざっている場合は、パスタの成型時に黒い斑点ごと練りこまれているはずなので、表面に凹凸は生まれないからです。
においについては、いわゆる「カビ臭い」と感じるにおいが鼻をつます。調理前に確認することですぐに発見できるでしょう。
感触は、通常よりもしっとりとしていたり、少しザラザラとしていたら危険信号です。触っただけでは判断しにくい場合は、見た目やにおいもよくチェックしましょう。
この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。
パスタにカビが生える原因
パスタに限らず、食品にカビが生える場合には、周囲の温度、湿度、食品自体の水分量などが影響します。
生パスタの場合は食品自体が水分をたくさん含んでいますので、購入後は冷蔵庫で保管し、なるべくすぐに食べるようにする必要があります。
一方で、乾燥パスタは水分をほとんど含んでいないため、長期的に保存することができます。
しかし、高温多湿な場所に置いていたり、密閉保管できていない状態で保管してしまうと、周囲の水分を吸収し、カビの原因になってしまいます。
使用しないぶんのパスタを調理中に放置したり、インテリアのように見せるために密閉できない環境で保存すると、カビが発生してしまう危険もありますので、注意しましょう。
パスタのカビは取り除いても食べないほうがいい
カビにはさまざまな種類がありますが、中には人体に有毒な性質をもったものもあります。
アレルギーを持っている方や、免疫、抵抗力の弱い子供たちなどは、特に注意が必要です。
また、カビが発生しているのが一部分のように見えても、実はパスタ全体が汚染されている可能性もあります。これは目で見ても判断できません。
そのため、カビてしまった食品は、基本的にはすべて食べない方が良いと言えます。
パスタのカビの対処法(食べる前と食べた後)
「それでもどうしても食べたい!」または「うっかり食べてしまった!」という場合の対処法もご紹介します。
どうしても食べたい場合には、流水でしっかりとカビを洗い流し、熱湯で茹でる(通常の調理の茹で作業でOK)ことで、多少は安全に食べることができます。
なぜなら、カビの多くは熱湯処理で対処できるからです。
ただし、すべてのカビを対処できるわけではないため、カビが広がってしまっているパスタは、やはり食べずに処分するのがおすすめです。
また、食べてからカビていたことに気づいた場合は、気づいた時点で吐き出し、続きを食べないようにしてください。
もし体調が悪くなってしまった場合には、様子を見て病院に行きましょう。その際、どんな状態のものを、どの程度食べてしまったのか、説明できるようにしておきましょう。
パスタのカビを防ぐ保存方法
ここまでの記事で、パスタのカビの対処法をご紹介してきましたが、最後に、カビを発生させないための3つのまとめを確認しましょう。
1.保存容器をしっかりと密閉する
2.高温多湿を避け、冷暗所で保存する
3.食べる分以外は出しっぱなしにしない
これらを意識するだけで、パスタを長い間、安全に楽しむことができるようになります。
実際に、この方法で保存するようになってから、我が家のパスタにカビが発生してしまったことは一度もありません。それどころか、味のもちも良くなっています。
あなたも是非この方法で、素敵なパスタライフをお過ごしください!
この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。