パイナップルのカビを見分け方は?対処法やカビを未然に防ぐ方法

買ってきたパイナップル。まだ食べられるのか、腐っているのか、ちょっと解りづらいと思うことがありませんか。

実はこの記事では、パイナップルが痛んでいるのか、まだまだ食べられるかという見分け方を解りやすく書いたものです。

ちゃんと理解をすればとても簡単なことだからですから、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事では、カビが発生した時の対処法や見た目での判断、触感からの見分け方から保存の方法までご紹介していきます。

記事を読み終えると、いままでの “パイナップル感” が変わりますよ!

新鮮なパイナップルの見た目は、とても瑞々しく美味しそうですよね。しかし、買ってきたまま放置しておくと当然傷んできます。

特に、表面にカビらしきものが出てきた場合は「あ~、やってしまった」とガッカリした経験もあるのではないでしょうか。

パイナップルにカビが生える原因

カビ自体は日常生活の中でどこにでもあるものです。カビが発生する条件は下記のとおりです。

・水分:Awという数値で表現、84~0.99の間が最適。

・養分:養分はパイナップルの成分である糖分や塩分など。

・空気(酸素):これは日常の中に普通に存在しています。

・温度:20~30℃になると一番カビが好む温度です。

ちなみに、缶詰にカビが生えないのは空気に触れないからですね。

やはり湿気が多くじめじめしている時期、日本では梅雨や夏場の気温が高い時期には発生しやすくなります。

次に、パイナップルに生えるカビの種類ですが、主に青カビ・白カビというものになります。ほとんどがこの2種類になります。

果肉に発生しているカビは見た目でわかるものですが、解りづらいのは皮の部分にできてくるカビ!そこで皮が痛んでゆく過程を簡単に書くと、次のように変化していきます。

・皮が固くなってくる。

・色が黄色に変化してくる。

・表面に白や青いカビが生え始める

ここでよく勘違いされるのが、表面に出てきている白い粉のようなもの。これはカビの場合もありますし、そうでない場合もあります。匂いをかいでみて、悪臭がしなければカビではありません。

カビではない場合、この白い粉は何なのか?これは、ブルームと呼ばれる物質で、果肉が熟してくると現れる現象です。また、底についている白い粉状のものもブルームです。

天然物質ですので、何の心配もいりません。画像の黒線で囲んだものです。

この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

表面に出てきたものがカビの場合の対処方法

まずは中身を確認してみることが必要です。パイナップルを半分にカットしてみて、どのような状態になっているかにより扱いが違ってきます。

果肉にもカビが生えていたら食べるのはあきらめましょう。また、カビが生えていなくてもなくても、

・果肉がブヨブヨしている。

・ぬめりのようなものがある。

・黄色いはずの身が透明になっている。

このような状態になっていたら残念ですが諦めて処分しましょう。また、カビがある部分だけ取り除けば食べられると考える方もいると思います。

しかし、カビの胞子は目に見えない部分まで果肉を侵食している場合が多いのです。個人的には食べない方が無難という考えです。

しかし、特に上の3つのような状態が見られないのであれば食べることはできます。逆にとても甘くて美味しいですよ!

細かく切って他の果物と合わせて食べるのもいいですし、輪切りにしてそのまま食べるもグッドですね。

中には八宝菜などの料理に使う方もいらっしゃるのではないでしょうか。(我家ではそのまま食べることが多いです。)

もう一つ、果肉にみられるカビのようなものが、実はカビではないというものがあります。

見た目はカビのように見えるのですが、これはブロメラインという物質が固まったもので、食べても全く害がありません。

皮の場合と同様、ちょっと解りづらいのですが、よく見ていただくと小さな花のようなものが果肉の中に付いています。カビのようにふさふさしていませんのから、よく見ればわかると思います。

パイナップルのカビを防ぐ方法

当然、買って来たら早めに食べることが一番ではありますが、数日保存する場合、丸ごとのパイナップルでしたら、葉をもぎ取らず、1cmほど残してカットします。

そして、新聞紙やポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

皆さんの中には、果物を少しおいておく事によって実を甘くさせる“追熟”ということをされる方もいらっしゃると思います。

しかし、パイナップルに関しては“追熟“というものはしません。ただ、痛むのが早くなるだけですのでやめた方がいいですよ。

また、カットしてあるものを購入してきた場合も同じく、ポリ袋やラップに包んで冷蔵庫に入れておきましょう。

出来れば3~4日の間に食べてしまうのが望ましいのですが、もう少し長い期間保存したいのであれば、冷凍にしてください。

高温多湿の日本では、やはり早め早めに食してしまう方がいいですね。日本では1年中割と手に入りやすいパイナップル!美味しく楽しくいただきましょう!

この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。