にんにくを使った料理っておいしいですよね!ですが、いざ料理ににんにくを使おうと思ったら、変色していたり感触が変だったりして不安になった経験はありませんか?
「食べることはできるのか?」「そもそも腐っているのか?」判断に迷いますよね。そこで今回は、にんにくが腐ってしまった時の対処法について詳しくまとめていきます。
この記事を読むことでにんにくの腐る原因、対処法や腐敗を防ぐ保存方法について知ることができます。
目次
にんにくが腐ったときの特徴
にんにくが腐ってしまうとどういった特徴があるのでしょうか?以下のような見た目や感触になります。
・異常に柔らかい
・オレンジや黄色に変色している
・ネバネバしている
・黒いカビが生えている
にんにくが腐ってしまった場合は明らかにわかりやすい特徴が現れるので、見逃さないようにしましょう!以下に詳しくご紹介していきます!
異常に柔らかい
にんにくは本来ならば、芯があって硬い食べ物であるのが特徴です。
ですが、触ってみた時に異常に柔らかい状態である場合は腐敗が進んでいる証拠です。食べることは危険ですので早急に廃棄しましょう!
オレンジに近い黄色に変色している
にんにくは水分が乾燥しきれずに溜まって腐る場合があります。その場合、にんにくの色はオレンジに近い黄色に変色してしまいます。
もちろん食べることは出来ませんが、ここで1つ注意点があります。それはにんにくがオレンジに近い黄色ではなく、緑色に変色している場合は食べることが出来るということです。
にんにくをすり下ろしたり、スライスした際に緑色に変色する場合があります。
これはにんにくの中に含まれるアリシンという成分が、鉄分と反応することによって起こる現象です。そのため、腐ってはいないので問題なく食べることが出来ますよ。
もし食感や色がどうしても気になってしまうようでしたら、酢やレモン汁を少し混ぜたり、加熱調理することで元に戻りますので試してみてください。
ネバネバしている
腐っていないにんにくの皮をむいた際に少しべたつくことがあります。しかし、異常なほどに粘着している場合は完全に腐っている証拠ですので注意するようにしましょう。
黒いカビが生えている
これは非常にわかりやすい特徴ですが、一部が黒く変色していたり、綿状のふわふわしたカビが生えているかどうか確認しましょう。
生えていた場合は食べることは危険ですので廃棄するようにしましょう。
上記のように、にんにくが腐った場合は特徴がわかりやすく現れます。
難しいことはありませんので、必ず調理する前に感触や色、匂いを確認して腐っていないかどうか判断するように心がけましょう。
にんにくが腐る理由・原因
では、どうしてにんにくが腐るという事態になってしまうのか?その原因は主に下記の理由にあるでしょう。
- 乾燥が不十分であった
- 傷やひび割れが発生している
- 保管環境が悪い
乾燥が不十分であった
これに関しては購入する以前の問題にはなりますが、にんにくを収穫した後に行う乾燥が不十分であった場合は腐りやすくなってしまうようです。
そのため、購入する際に良い状態であるにんにくを見極める必要があります。
乾燥が不十分で腐り始めている場合、匂いが強かったり皮が茶色であることが多いです。
さらに軽かったり、実と実の間に隙間がある場合は、水分が必要以上に抜けてしまっている可能性が高いので注意して購入するようにしましょう。
傷やひび割れが発生している
にんにくは自然由来の食物であるため、どうしても発育の良しあしは出てきてしまいます。
しかし、表面に何らかの傷があったりひび割れがある場合は、そこから空気中の水分を吸い込み腐敗しやすくなる可能性が高いため、うまく見極めるようにしましょう。
保管環境が悪い
キッチン周りや湿気が多い時期に常温保管などをすると、空気中の水分を吸い込み腐りやすくなってしまいます。
にんにくを保管する場合は、なるべく湿気や水気が多い場所を避けるようにしましょう。
にんにくが腐った時の対処法
にんにくが腐っている場合は食べても大丈夫なのか悩んでしまいますよね?
ですが、現れた症状に応じて判断が出来ればそんな不安も解消されますので紹介していきましょう。判断材料としては下記の2通りがあります。
- 一部が腐っている場合
- カビが生えている場合
一部が腐っている場合
にんにくは複数の実がくっついて1つになっています。一片が柔らかかったり傷んだりしていたら、他の部分は問題がないかどうか確認しましょう。
問題がないようであれば、加熱調理をすれば基本的に食べても大丈夫です。
もし全体的に変色していたり、柔らかくなっている場合は、美味しさが損なわれているため廃棄してしまいましょう。
カビが生えている場合
カビが生えている場合は、カビがどこまで繁殖しているのか判断することが出来ません。
例えカビが生えているのが一部だったとしても捨ててしまったほうがいいでしょう。
カビの中には発がん性や腎機能に影響を与えたり、食中毒を引き起こす危険なものもあるため、安易に口に含むのはやめましょう。
にんにくの腐敗を防ぐ保存方法
では、にんにくを腐らせずに保存する方法はどのようなものなのでしょうか?
実はにんにくの保存方法は、どのような状態で保存をするかによって方法が異なります。主に以下の方法がありますので参考にしてください。
- 丸ごと保存する
- 切ったり、すり下ろしたりして保存する
- 調理後に保存する
丸ごと保存する
にんにくを丸ごと保存するには、常温と野菜室の2パターンがあります。
常温で保存する場合はネットに入れた後に、日陰で風通しがよく、湿度が低い場所に吊るしておくようにしましょう。
野菜室で保存する場合は、1つずつ新聞紙にくるんで保存すると長持ちするようになります。状態が良ければ最大1か月程度は持つことが出来ますので試してみてくださいね。
切ったり、すり下ろしたりして保存
にんにくを切ったり、すり下ろしたりした場合、賞味期限は短くなってしまいます。
ただし、にんにくに刺激が加わることで抗菌・殺菌作用がある「アリシン」が合成されるため、それが目的の場合は行っても良いでしょう。
ただ、この効果は時間の経過とともに自然消滅してしまい、長くても2~3日しか持たなくなってしまうため、注意しましょう。
また調理した後に余ってしまった場合は、ラップに包んで空気に触れないように保存し、なるべく早めに使い切るようにしましょうね。
調理後に保存する
ちょっとひと手間を加えることにより、にんにくをより長持ちさせることが可能になります。方法としては、ガーリックオイルとガーリックバターがあります。
ガーリックオイルはとても簡単で、切ったりスライスしたにんにくをオリーブオイルに浸しておけば完成です。1か月程度保存でき、料理での利用も簡単ですのでおすすめできます。
ガーリックバターも簡単で、みじん切りしたにんにくを常温で柔らかくしたバターと混ぜれば完成です。
冷蔵庫で固めれば1~2か月は保存が可能になりますので、気になる方は是非参考にしてくださいね!
まとめ
今回はにんにくが腐った時の対処法と保存方法について書いていきました。
- にんにくを調理する前に必ず感触や色、匂いを確認して腐っていないか確認する。
- 腐る原因は、乾燥の不十分、傷やひび割れの発生、保管環境の悪さが影響する。
- 一片のみ腐っていれば食べられるが、全体的に腐っていたりカビが生えていたら処分するようにする。
- 保存方法は、丸ごと保存する、切ったりすり下ろしたりして保存する、調理後に保存する方法がある。
以上の点に注意して、正しい方法でにんにくを扱うようにしましょう。