自転車って、気楽に乗れて運動にもなり、体を動かすので健康にも良い最高のアイテムですよね。そんな自転車を雨ざらしにしている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、自転車を雨ざらしにしていた場合どれくらいで痛むのか、雨ざらしは防げるのか、雨ざらしを防ぐ方法、雨ざらしに強い自転車はあるのか、自転車のサビを防ぐ方法などをご紹介します。
「雨上がりに自転車に乗ろうとしたらびしょ濡れで乗れない…」そんな悩みも、この記事で解決できるはずです!
雨ざらしにしていたらどれくらいで自転車は痛むの?
購入時はピカピカで気持ちの良かった自転車も、雨ざらしにされてしまえば当然痛みが出てしまいます。ではどのくらいで痛みが出るのでしょう?
なにも対処せず放置した場合は半年あれば、チェーン周りからサビが出てボディーを伝い始めるでしょう。
見た目に悪いだけでなくチェーン周りの潤滑剤も流れていきますから、チェーンがかみ合うギアとの摩擦も増え、漕ぎにくかったり異音へもつながります。
当然その摩擦でギアやチェーンへのダメージは免れません。ベルトタイプの自転車もゴムベルトの劣化を引き起こします。
青空駐輪でも自転車の雨ざらしは防げる?
ここまででも雨ざらしにするだけで、汚れるだけでなく自転車の寿命も削ってしまうことがお分かり頂けたかと思います。
「自転車を雨ざらしから救ってあげたい!だけどうちには自転車を入れるスペースが無いし…」という方も多いはず。
屋根がないと雨ざらしから守ることは不可能なのでしょうか?いいえそんなことはありません。自転車を丸ごと覆う自転車カバーというものが存在するのです。
この自転車カバーは撥水性に優れ、また使用しないときにはコンパクトに収納できるように考案されたものも多く身構えることなく、誰でも使用できるように作られています。
この方法であれば自転車を駐輪する場所を変える事無く、自転車を雨ざらしから防ぐことが可能となります。
水気から遠ざけることで、金属部にも負担がかかりにくくなり自転車の寿命を延ばすことができます。
また、ゴムベルトの自転車でも、水気にさらされるリスクが軽減され、ベルトのたわみや変速不良といったトラブルを防ぐことができます。
雨ざらしに強い自転車を選ぶときに気をつけることってあるの?
ここまで読んでいただいた方の中には「雨ざらしに強い自転車を買えばいいんじゃない?」と思った方もいらっしゃったのではないでしょうか?
もちろん雨ざらしに強い自転車というものも存在します。というのも多くの自転車のフレームは鉄製です。
そのフレームをアルミやステンレスといったサビに強い素材で作り、雨ざらしに強い自転車として作られています。
しかし、このステンレスやアルミの自転車にも気をつけねばならないポイントがあります。それが「強度」です。
素材的にも鉄より高価になるといった点もありますが一番はここです。粗悪なものだと最悪フレームが割れて走行中に事故に繋がる場合もあります。
雨ざらしに強くても危険が伴ってはいけません。自分がけがをするだけでも嫌なのに、誰かを巻き込むのはもっと嫌ですよね。
もしこれらの素材の自転車を選びたい場合は、自転車協会が認定したBAAマークがある自転車を選ぶといいでしょう。
自転車のサビさせずに長持ちさせる方法は?
自転車の雨ざらしによる影響、対策、雨ざらしに強い自転車など一通りご説明いたしましたが、「サビの対策」についてもお話しします。
雨に濡れた場合
雨に濡れた場合は、雨が上がったあとにフレームを拭き上げ、チェーンに潤滑剤をスプレーしましょう。
水気が残ると自転車の痛みに直結します。濡れることが悪いのではなく、濡れた後に対策がないことが悪いのです。
このひと手間で、サビを軽減し、潤滑がしっかりと行きわたり、自転車の寿命を延ばすことに繋がります。
日常でのメンテナンス
雨でない場合でも少しのメンテナンスでサビの軽減ができます。例えば、晴れの日に自転車のフレームやペダルなどに汚れがないか見てみましょう。
この汚れが水を含むとその水分が長く残り、サビとなる場合もあります。普段からの少しの心がけで自転車をサビから守り、きれいに気持ちよく乗り続けることができるようになるでしょう。
まとめ
・雨ざらしでは自転車は半年もあればサビ始めてしまう
・自転車カバーを使用すれば自転車を雨ざらしから救うことができる
・雨に強い素材で出来た自転車はあるが、強度に注意が必要
・日頃のちょっとしたメンテナンスでサビは防げる。
自転車の雨ざらしは単に汚れるだけでなく、自転車の寿命そのものを縮めてしまいます。そしてそれは自転車カバーを利用することで解決させることができます。
また雨ざらしに強い自転車はありますが選ぶ際にはきちんと強度が出ているかを確認しましょう。
そして何よりもメンテナンスが一番大切です。どんなに雨ざらしに強い自転車を選んだとしても、何もしなければ痛みは進行します。
持ち主の愛情こそが雨ざらしから自転車を守り、サビからも守り末永く綺麗に乗り続けることができる方法なのです。