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ガスコンロのつけっぱなしで火事になる危険性ある?実際の事例で解説

皆さんこんな経験はありませんか?ガスコンロの火をつけっぱなしにしてご近所さんと電話をしたり、火にかけたことを忘れてしまって散歩に出かけてしまったり…

また同居している親が高齢でガスコンロのついついつけっぱなしにして忘れてしまい、他のことをしてしまう。実はガスコンロをつけっぱなしにすると火事のリスクがあります。

この記事では、ガスコンロが原因で火事になる危険性、ガスコンロによる火事の事例、火をつけっぱなしにして外出した時の対処法、ガスコンロによる火事を防ぐ方法をご紹介します。

ガスコンロのつけっぱなしで火事になる危険性がある

まず結論は、ガスコンロをつけっぱなしにすることで火事になります。

それはなぜでしょうか?詳しく見ていきましょう。ガスコンロの火災と聞いてまず浮かんでくるのは、下記の2つですよね。

・てんぷら・揚げ物に使われる油からの発火

・グリルからの発火

これだけでなく他にも、残り少なくなったカレーやみそ汁・煮物を長時間火にかけてしまい空焚き状態になることで、発火の恐れがあります。

空焚きは、鍋の中に水分が含まれない状態で加熱することです。加熱する際、液体が鍋にある状態では引火点まで上がらず火災になりません。

しかし水分がなくなれば冷却することが出来ず、液体に漬かっていた具材の温度が引火点まで加熱され、点火源があれば発火してしまいます。

加熱によりさらに温度が上昇して発火点に達することで、点火源とは無関係に発火したりもします。

火事にはならなそうな煮物やみそ汁でも、長時間火にかけっぱなしというのは危ないですね。

それだけでなくお湯に関しても、ただの水を沸かしていた場合、長時間にわたり加熱すること水分が蒸発し、鍋から出火する可能性もありますので注意が必要ですね。

みなさん、これでガスコンロを使った料理の際は火災の恐れがあるのはわかりましたよね。しかし最も注意するべきなのは、やはりてんぷらと揚げ物ですよね。

例えば市販されている菜種油、コーン油、大豆油などのいわゆるてんぷら油は、加熱して温度が 約360度以上になれば、火種がなかったとしても発火します。

これはてんぷら油自体の発火温度が360度であるためです。一般的な家庭の料理で使用するてんぷら油を約500ccだとすると、約5分で160度~180度(揚げ物に適した温度)に達します。

そのまま加熱すると、9分ほどで白煙がたちのぼり、約11分後にはてんぷら油自体に火がつきます。

加熱から約11分で発火してしまう…。これはちょっと目を離しただけで発火してしまいそうですよね。

頻繁にてんぷらや揚げ物を作ることは少ないでしょうが、だからこそ注意が必要ですね。

ガスコンロのつけっぱなしによる火事の事例

埼玉県の木造3階建て住宅で起こった火災です。2013年11月頃に発生したこの火災は非常に残酷で、これにより4人の幼い命が奪われ、7人の方が負傷したという痛ましいものでした。

この火災の原因は、夜ご飯の時間帯に起こったてんぷら油への火のつけっぱなしが原因だったようです。

てんぷら油火災のほとんどの原因は、火の消し忘れです。埼玉県の火災でも火を消さずにその場を離れたことが原因で起きてしまいました。

てんぷらの調理中は特に火元からは離れてはいけないと思うのですが、ついつい不意の来客や電話などで気が緩んでしまうのです。

しかし、火災が起きてしまってからではついついとは言っていられません。必ず消し忘れのないようにしましょう!

ガスコンロをつけっぱなしにしたまま外出した場合の対処法

もしガスコンロをつけっぱなしにしたまま外に出てしまったら、火がどうなっているのか気になって正気ではいられませんよね。

そんなもしもの時のために、ガスコンロには安全装置機能が付いています! ただし全てのガスコンロについているわけではありません。

そもそも安全装置機能が搭載されたのは、あまりにもガスコンロによる火災の多炒め2007年法律が改正され、2008年以降製造されるすべてのガスコンロに安全装置の搭載が義務付けられました。

自宅のガスコンロもぜひ確認してみましょう。2008年以前の製品であれば買い替え推奨です!では、どんな安全機能なのでしょうか。

調理油加熱防止装置

調理中に鍋底が約250度になったら、センサーが感知して自動で消火します。危険な温度になる前に消化するので安心。

立ち消え安全装置

煮こぼれや強い風などで火が消え、ガスだけが出ている状態になったときに自動で止まる機能。

消し忘れ消化機能

ある一定の時間が過ぎると火が消える。グリルで約15分・コンロは約2時間。

このような安全装置があることで、ついていないガスコンロよりも火災のリスクは少なくなりますね。

実際、安全装置を搭載したガスコンロを製造し始めた2008年以降はガスコンロが原因の火災は減少傾向にあるようです。

ガスコンロのつけっぱなしによる火事を防ぐ方法

ガスコンロ の安全装置機能以外にガスコンロによる火事を防ぐ方法を見てみましょう。

冷めた油に油処理剤を入れて加熱しているときに火災になった事例も少なくないです。そのため、使い終わった油を処理するときも目を離さないように注意しましょう。

油を処理する時のまず大事なポイントは下記のとおりです。

・てんぷらなどを揚げ終わったらすぐに油処理剤を入れること

他にも、

・ガスコンロの近くに燃えやすいものや新聞紙を置かない。

・グリル内をはこまめに掃除して、使用時には受け皿に水を入れておく。

これらを意識するだけでも、火事を未然に防ぐことができるでしょう。

とは言っても、万が一のことがあるし…自分や家族の意識だけでは心配という方には、ガス会社などのサービスを検討しましょう。

一つの例として、東京ガスが提供している「くらし見守りサービス」があります。

このサービスでは、ガスコンロの消し忘れが心配になった時や付けっぱなしの場合、ガスを遠隔操作し遮断することができます。

また、ガスが長時間に渡り使用されているときに電話でお知らせするといったサービスが受けられます。

さらにこのサービスはガスコンロの火・グリルだけでなく、風呂の空焚き、床暖房などの付けっぱなしも防ぐことができる優れものです。

旅行に出て行ってしまった・外せない用事がある。そんな時も自宅に急いで帰ることなく、スマホを使って万が一を防ぐ対策がとれます。

まとめ

・ガスコンロをつけっぱなしにすることで火事になる。

・空焚きや加熱のし過ぎに気をつける。

・どんなことがあってもガスコンロの火をつけているうちは目を離さない。

・コンロの周りに燃えやすいものを置かずに、こまめに掃除をする。

・それでも心配な場合は、ガス会社のサービスを受ける。

ついうっかりの隙が、大変なことにつながる可能性のあるガスコンロ。

安全装置の搭載が義務付けられたり、ガス会社のサービスを活用できたりと火事を未然に防ぐツールが増えてきていますが、やはり第一に自分や家族がお互いに気を付けておくことが肝心ですね。