雑炊の日持ちはどれくらい?腐った時の見分け方、保存方法について

「せっかく雑炊を作ったのに、食べきれなかった……」そんな時、どれくらい日持ちするのか気になりますよね。

短く見積もって捨ててしまったらもったいないし、かといって長く見積もって食中毒なんて怖すぎる……。

この記事では、雑炊の日持ち、腐った雑炊の見分け方、長持ちさせるための保存方法、雑炊のアレンジレシピをご紹介します。

この記事を読み終えれば、雑炊の日持ちについて思い悩むことがなくなりますよ。

雑炊の日持ちについて

雑炊は常温保存をすると1日程度しか日持ちしません。夏場や梅雨の時期だともっと短くなり3~4時間程度です。

冷蔵保存をしても2日程度しか日持ちしません。なお、常温・冷蔵の日持ち日数はどちらも目安です。

雑炊は水分を多く含んでおり傷みやすい食べ物ですので、少しでも異変を感じたら食べずに思い切って捨てましょう。また、半熟の卵を入れている場合は、固まるまで加熱するようにしましょう。

細菌が繁殖しやすい半熟の卵をそのまま保存することは、食中毒の原因になるためおすすめできません。卵による食中毒はサルモネラ菌が原因とされています。

サルモネラ菌は加熱に弱いので、安全のために75℃以上で1分間以上を目安に中心までしっかり加熱しましょう。

雑炊が腐るときの見た目、匂い、見分け方について

雑炊が腐っているかいないかについて、判断の目安は下記のとおりです。

糸を引いている

糸を引いている場合、腐敗菌の菌糸が原因である可能性が高いです。腐敗菌が増殖してしまっていて食べられなくなっている可能性が高いので、食べずに捨てましょう。

異臭

腐敗臭、すっぱい臭い、あるいはカビ臭いなど異臭がする場合は腐っている可能性が高いです。危険ですので、食べないようにしましょう。

カビが生えている

確実にアウトですね。雑炊をよく見て、カビが生えているようなら食べないようにしましょう。

変な味がする

見た目で判断できずに食べてしまった際、いやな味や変な味がする際はすぐに吐き出しましょう。

行儀が悪いと思われるかもしれませんが、自分の健康が一番です。躊躇なく吐きましょう。

上記に当てはまらない場合も、前述の目安保存期間を過ぎてしまっている場合は腐っている可能性があります。もったないですが、安全のために食べるのはやめておきましょう。

雑炊を長持ちさせる保存方法

雑炊を長持ちさせたい場合、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存をすれば、2週間程度は日持ちします。

「作りすぎて1日2日じゃ食べきれない……」なんて時は、長持ちさせるために冷凍保存をするといいですね。

タッパーなどの保存容器に入れて冷凍保存しておけば日持ちします。真空タッパーであればなお良いでしょう。

なお、食べる時は前日に冷蔵庫に移しておいて、ある程度自然に解凍させておきましょう。すぐに加熱すると味が落ちてしまいます。

できるだけおいしく食べるために、あらかじめ自然解凍させておくのがおすすめです。

「雑炊を食べるなら絶対に半熟の卵が欲しい!」という方は、この温めるときに入れるのが良いでしょう。前述の通り、半熟のままの保存は危険ですので避けてください。

また、加熱する際の注意点として、加熱する前に雑炊に水を加えるようにしましょう。そのまま加熱してしまうと焦げてしまいます。

必要な水分量はその時その時で違いますので、様子を見ながら水を加えて調整してください。

残った雑炊のアレンジレシピをご紹介!

「残った雑炊は味を変えて楽しみたい!」という方に向けて、雑炊のアレンジレシピをご紹介!

残った雑炊で作るリメイクチャーハン

材料

・余った雑炊 お茶碗2膳分

・卵     2個

・ごま油   大さじ2杯

調理方法

・卵を溶き、雑炊全体に絡まるように混ぜる。

・フライパン熱し、ごま油をひき、雑炊を入れる。この時、卵が固まるまで触らない。

・卵が固まったらフライパンを振りもう片面も焼く。

・これを繰り返し水分を飛ばすようフライパンを振り続ける。

・パラパラになれば完成。

その時の雑炊の味付けによって味付けを変えながら楽しめます。

残った雑炊をアレンジしてカレーリゾットに!

材料

・余った雑炊   2~3人分

・カレールー  2,3かけら

・ピザチーズ  適量

調理方法

・余った雑炊に少し水を足し、温めてからカレールーを入れる。

・カレールーが溶けたら器に盛り、ピザチーズをかけて余熱で溶かす。

簡単にカレーリゾットに!お好みでパセリをかけるのもアリ!

まとめ

・雑炊は常温だと長くて1日、冷蔵でも2日程度しか日持ちしない。

・冷凍保存すれば2週間ほどもつ。

・糸を引く、異臭、カビなど異常があれば腐っている可能性が高いので食べるのをやめましょう。

すぐに食べるのであれば冷蔵保存、食べきるのに時間がかかる場合は長持ちさせるために冷凍保存がおすすめです。

また、どのような保存方法にせよ、食べる際はしっかり加熱してください。この記事の保存方法を参考にして、おいしく安全に雑炊を楽しみましょう。