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セロリの食べ過ぎで起きる悪影響 | 食べ過ぎた場合の対処法や適切な量について

セロリは身体にいい!一時期は雑誌やテレビでブームになったくらい、セロリの栄養素は健康志向の人以外にも、美容やダイエット目的でも注目の食材です。

成分の70%は水分で、それ以外は食物繊維やその他の栄養素でできています。その中でも豊富に入っているカリウムは血圧やむくみの予防にも効果的です。

また、ビタミンCやビタミンEは美肌効果、他にも便秘解消などのデトックス効果やストレス解消にも良いなど、様々な効能があります。一時期わたしもそんなセロリの恩恵にあやかろうと、貪欲に摂取していた一人でもあります。

しかしそんな優秀な野菜であるセロリですが、食べすぎると便秘・冷え、人によっては高カリウム血症等、悪影響を及ぼす可能性もあると言われているのもご存じですか?

この記事では、セロリの食べすぎによって引き起こされる悪影響、食べ過ぎたときの対処法、適切な摂取量、健康に気を付けながら上手に食べる方法などをお伝えします。

セロリの食べすぎが引き起こす、便秘・冷え・高カリウム血症とは

美容やダイエットにいいと聞くとついついスーパーなどに探しに行って、その日だけ多めに食べてしまう事ってありますよね。

しかし、良いと思って食べても一度にたくさん食べてしまっては良いどころか、かえって身体に悪い事もあります。セロリの食べすぎで起こってしまう、悪い影響とは以下の3つです。

1. 便秘

2. 冷え

3. 高カリウム血症

上の項目を見て、あれ?と疑問に思った方もいるかもしれません。それでは一つずつ説明していきますね。

セロリの食べすぎによる便秘について

冒頭ではセロリには食物繊維が入っており、便秘の解消によいと説明いたしました。

しかし食物繊維が入っているからという情報だけでむやみに摂取すると、それがかえって便秘を引き起こし、さらには悪化する事態にもつながるのです。

それを防ぐにはまず、食物繊維とは2つの種類があることを知る必要があります。

・水溶性食物繊維

水分の保持する力が強く、便をドロドロと粘りのある状態にする。小腸での栄養素の消化吸収を抑えて有害物質を吸着し、排出する。

・不溶性食物繊維

腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活性化させ、消化管を通過する時間を短縮させる。消化管内の中で水分ごと便を抱えこみ増加させ、便の量を増やし排泄を促す。

セロリに含まれる食物繊維とは、上記のうちの”不溶性食物繊維”になります。

便を柔らかくし、腸内の滑りを良くさせ排出を促す水溶性の食物繊維と違い、不溶性の食物繊維とは腸の動きを活発にして、体内の不要物をかさ増し、排便を促します。

しかしその不溶性食物繊維を摂りすぎると便が肥大化し腸を詰まらせる原因となります。食物繊維を摂るときは不溶性・水溶性を2:1のバランスを理想とし、身体に取り込むことが重要なのです。

セロリの食べすぎによる冷えについて

セロリというのはもともと夏野菜で、キュウリのように身体を冷やす作用があります。

暑い時期の夏場に食べるのは夏バテを防ぐためにも良いのですが、特にもともと冷え症の人は生のまま大量に食べる事は控えた方がよいでしょう。

血管が収縮され、血流が濁り、酷くなれば頭痛や慢性的なだるさや疲労感にもつながります。

セロリの食べすぎによる高カリウム血症とは

セロリに含まれる栄養価の中でも一番多く含まれ、効果を期待される要素がカリウムの存在です。カリウムは身体の酸化防止や、神経の伝達・筋肉機能の調節など効果があります。

また、腎臓ではナトリウムの再吸収を抑え尿中溶け込み排出するという働きがあり、このおかげで血圧の低下やむくみをとる効果が期待されています。

しかし、カリウムの大量摂取については、すでにカリウムのサプリメントを摂取していたり、腎機能低下の症状のある方は大きな注意が必要です。

本来尿と一緒に体外に出ていくカリウムですが、腎機能の低下やサプリメントが原因で過剰に体内に蓄えられている場合、筋収縮を調節することができなくなります。

その結果、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。

セロリを食べすぎた場合の対処法

それでも美容やダイエットに効果的な野菜であることには変わりありません。

大量に食べてしまえば、一時的に冷え・便秘などの症状はあるかもしれませんが、直接的な死につながる事はほぼ無いため心配することはありません。

しかし少しでも不安要素を無くしたいのであれば3つの行動を心掛けてみてください。

・水溶性食物繊維を摂取する。

・温めたり火を通すような調理をする。

・一時期に摂取を控える。

先ほども少し紹介しましたが、食物繊維のバランスは不溶性:水溶性が2:1が理想としています。そのため便秘を解消するためにもまずは、不足している水溶性食物繊維を摂取してください。

水溶性食物繊維は主に海藻類、こんにゃく、里いも、くだもの、麦類などに含まれています。

また、冷え防止のためにも生のまま食べる事はなるべく控え、暖かい料理に使うことを心掛けましょう。

他に、軽度の高カリウム血症を改善するためには、カリウムの摂取量を減らし、体外よりカリウムを排出することが必要です。

そのため、少しの間食べるのを控え、尿によって体外より外に出てしまうのを待つのがよいでしょう。

セロリの適切な摂取量の上限目安は1日につき約3本

では、セロリはどのくらいの量なら食べて許されるのか非常に気になりますよね。

医学的な話になりますが、高カリウム血症が認められた人に対しては、治療として1日カリウム摂取量が1500mg以下に制限されます。

しかし、そういった疾患が無い人に対しては特に定められていません。

ただ、2015年版の「日本人の食事摂取基準」では、生活習慣病の予防を目的とした1日当たりのカリウム摂取の目標量についてこう記されています。

成人男性:3,000mg

成人女性:2,600mg

その他に、2012年に公表されたWHOのガイドラインでは、カリウムの推奨摂取量は男女共に3,510mgとされています。

また、セロリ1本あたりのカリウムの数値は410㎎となっていますが、成人女性でもよほどの量を食べない限りは2600㎎に達することはありません。

しかし便秘などの他の影響を考慮し、目安として1日の目標量の半分をセロリで補うとしても3本程度に留めておいた方がよいでしょう。

セロリは加熱に強い!健康に良いセロリの食べ方とは

上記に挙げた不安要素を気にしつつ、それでも美味しく食べるにはどう調理するのが一番でしょうか。

セロリに含まれる栄養成分は熱に強いため、炒め物や揚げ物に使用しても栄養を失わず食べることができます。

そのうえ、栄養素の中でもβ-カロテンやビタミンEは、油で炒めて食べるとその吸収力が上がります。

また、セロリは食べたいけれどカリウムの摂取量は控えたいときには、食材を切ってから水にさらしたり、茹でこぼしたりすることによってカリウムを20%程度減らすことができます。

まとめ

・セロリを食べ過ぎると、便秘、冷え、高カリウム血症などのトラブルにつながる。

・セロリを食べ過ぎた場合は、しばらく摂取を控えるのが無難。

・セロリ摂取量の上限は1日3本までを目安にする。

セロリの栄養素には目を見張るものがあり、ダイエットや美容にも大きく影響するほど素晴らしい野菜です。

ですが、身体に良いからといって大量に摂取すると便秘や冷え、重篤な場合は高カリウム血症など様々な悪影響を引き起こすこともあります。

しかし量や調理方法、食べ方の工夫をして、不安要素を無くせば特に気にすることなく摂取することが可能です。

美は1日にしてならず!摂取方法を気を付けながら、セロリを食べて身体の中からきれいにしていきましょう。