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柿を食べ過ぎは体に悪い?デメリットや1日に食べていい量を解説

秋と聞いて、まず連想するのが「食欲」ではないでしょうか。暑い夏が過ぎ、夏バテで落ちていた食欲が徐々に回復して、いつもよりたくさん食べてしまうことも。

そんな秋を代表する食べ物といえば柿を思い浮かべる人が多いかと思います。秋になると、いつの間にか家に柿が置いてあって、小腹がすくとつい手を伸ばしてしまうことがありますよね。

子供からお年寄りまで、みんながおいしく食べられる柿ですが、実は食べ過ぎると体に不調を招いてしまう危険があり、特に高齢者は注意が必要です。

この記事では、柿の食べ過ぎで体にどのような影響があるのか、命の危険があるのか、1日にどのくらいまでなら食べていいのか、適切な量を食べたときの健康効果などを解説します。

柿が体に及ぼす影響を知ることで、安心して柿を食べられるようにしましょう。

柿を食べ過ぎるとどうなる?命の危険も?

柿を食べ過ぎると体に生じる危険な症状として、以下の3つがあります。

腹痛、便秘、下痢などの消化器症状

柿にはタンニン、ペクチンという成分が含まれています。タンニンは腸内に膜を作る作用があり、柿の食べ過ぎによりタンニンが大量に摂取されることで腸の働きを妨げてしまいます。

タンニンは便を固くする作用を持っており、便秘を引き起こしてしまいます。便秘症や、排便時におなかに力を入れられない高齢者は便秘の危険がより高くなります。

便秘、ひどくなると食欲不振や嘔吐に繋がるので注意が必要です。また、ペクチンは食物繊維であり、過剰投与されると下痢を引き起こします。

下痢を繰り返すと、体の水分や電解質が失われ、脱水症状を引き起こしてしまいます。高齢になると若い人に比べて体の水分量が減少します。

そのため下痢を繰り返すことで脱水症状が起きやすくなります。

頻尿、貧血

柿に含まれるカリウムは体内の不純物を尿と一緒に排泄する作用があります。そのため柿を食べ過ぎると頻尿になります。低血圧の方は頻尿によりさらに血圧が下がる危険があります。

また柿に含まれるタンニンは鉄分の吸収を妨げる作用があります。そのため貧血を引き起こす危険性があります。

高齢になると足腰の筋力、骨密度が低下するため、低血圧や貧血によるふらつきが起こると、転倒しやすくなり、転倒したときに骨折する危険性があります。

柿胃石による嘔吐、食欲不振

柿を食べ過ぎると、胃の中でカタマリになってしまいます。これは、柿に含まれるシブオールが、胃酸と混ざることで柿に含まれている食物繊維を固めてしまうことが原因で起こります。

この塊ができると激しい胃痛や食欲不振を起こします。また、食べたものが腸に流れるのを妨げてしまうことで、嘔吐してしまいます。

嘔吐を繰り返すと、下痢と同じく体の水分が失われる為、脱水症状となる危険性があります。

柿は1日に何個までなら食べていい?

大人であれば、1日に2個までなら食べても問題はありません。柿は大体8センチのものが多く、その大きさなら2個までですが、それより小さいサイズのものであれば、3個まで食べても大丈夫です。

体の小さい子供や、貧血を起こしやすい妊婦さんは1日1個までにするとよいでしょう。

もし倍以上の量を食べてしまったら食べ過ぎです。すぐに症状が出ることはありませんが、症状の出現に注意が必要です。

渋柿にはタンニンが多く含まれており、多量に摂取すると症状が出やすいので、甘い柿を食べるようにすると良いでしょう。

柿を適切に食べることで得られる効果

柿はたくさんの栄養素を含んでいる果物です。食べ過ぎると体に不調を引き起こしますが、ちょうど良い量を食べていれば体に良い効果が見られます。

豊富なビタミンC

柿はみかんの2倍のビタミンCを含んでいます。加えて、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンKなどもあり、柿1個で1日に必要なビタミンが摂取できるのです。

ビタミンを摂ることで風邪予防、疲労回復、肌の抗酸化作用、免疫力アップなどを見込めます。特にビタミンCが豊富であるため、シミ、そばかすの予防などの美肌効果が期待できます。

二日酔いの予防

柿に含まれているタンニンはアルコールを分解します。また、同じく柿に含まれているカリウムは排泄を促すため、アルコールを尿と一緒に体外へ出し、二日酔いを防ぎます。

血圧を下げる効果

柿に含まれるカリウムはナトリウムを体外に出す作用があります。

ナトリウムは血管内の水分をひっぱる力があり、血管内の水分がナトリウムと一緒に尿となって体外に排泄されることで、血圧を下げる効果があります。

動脈硬化や高血圧の予防

柿にはポリフェノールがたくさん含まれており、悪玉コレステロールを減らす作用が期待できます。

悪玉コレステロールが多いと、高脂血症を引き起こし、血管が固くなります。これにより動脈硬化、高血圧となる危険性があります。

柿には緑茶の500倍ものポリフェノールが含まれているため、動脈硬化や高血圧に効果を発揮します。

腸内環境が整うことによる便秘、下痢の解消

食物繊維を適度に摂取すると腸内環境がよくなります。柿には食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えて、便秘、下痢などの消化器症状を改善してくれます。

まとめ

・柿は食べ過ぎると、便秘、下痢などの消化器症状、頻尿や貧血によるふらつき、柿胃石による食欲不振や嘔吐などの体に不調をきたす。

・柿を食べるなら、1日に2個までがよい。

・正しい量を食べれば、美肌、二日酔いの予防、腸内環境の改善などの体に良い効果が得られる。

柿を食べ過ぎると、体に不調をきたしますが、1つ1つの症状は命に関わるものではありません。

しかし、高齢者はちょっとの体調の変化が命に関わる場合がありますので注意が必要です。1日に2個までなら問題なく食べられるので、食べる量に気を付ける必要があります。

柿は秋の味覚の1つです。食べる量に気を付ければ安心して食べることができます。体に良い効果を得られるように、正しい量を食べるようにしましょう。