中身が空っぽな人?「意識高い系」に注意を。関わり方や対処法は?

昔は「意識高い系」というと「意識が高いのはいいことだ」と言われていました。しかし、最近では「意識高い系」というとマイナスイメージに結びつきますよね?

私の周りにも、もちろんこれを読んでいるあなたの周りにも、困った意識高い系の人は1人や2人いるのではないでしょうか?自慢話も多く、とにかく自分をすごく見せようという思いが強くて、まともに相手をしているとこちらが疲れてしまいますよね。

今回は扱いにとっても困る、意識高い系の人の特徴をしっかりと掴んで上手なあしらい方をご紹介します!

実は中身が空っぽな意識高い系

もともと「意識が高い」という言葉は、2000年頃から学生の就職活動の中で使われるようになったと言われています。「能力が高く、知識と経験が豊富な優秀な人材」を評価したポジティブな意味合いでした。

ところが2008年にツイッターやフェイスブックなどのSNSサービスが日本に上陸すると、「いいね!」という機能によって大勢の人の承認がいとも簡単に得られるようになり、目立ちたがりの若者がこぞってSNSを利用した自分自慢をするようになっていきます。

このころ朝日新聞社が運営するメディアでは、「意識高い系という言葉の末尾には(笑)という表記がつけられ、嘲笑の対象になっている」という趣旨の記事が登場しており、

「意識高い系」という言葉がネガティブに捉えられるようになったのが、SNSサービスの普及と同時期であることがわかります。

中身が空っぽな意識高い系の人の特徴は?

意識が高い「系」と本当に意識が高い人たちとは、具体的にどう違うのでしょうか。まずは意識高い「系」から見ていきましょう。

①承認欲求が強い

著述家の古谷経衡さんは「高校時代までのスクールカーストで冷遇されてきた経験があるかわいそうな人たちで、承認欲求が強い。大学生や社会人になるとできる自慢をしたり人脈をひけらかしたりする」というように説明しています。実際に私の周りに居る意識高い系は、とにかく褒められたがり、大したことをしていなくても「これやっときました!」と自信満々に他者からの「褒め」を待ちます。大したことをしていないところが厄介で、それでも「やっときました」と言われたら「ありがとう」と言うしかない。そんな困った状況に置かれることが多々あります。当人の意識と周りからの評判が同じじゃないんですね。とにかく人の目を気にして、「認められたい」「すごいと思われたい」と常に思っているわけです。

②上から目線で、自分の行動に根拠のない自信がある

他人をやたらと批判するのも意識高い系の人の特徴です。このタイプは、話していると本当にイライラします。自分よりも意識が低いと思われる人、能力が劣っている人に対してマウントを取るので、振る舞い方や態度が人によって大きく異なるきらいがあります。

③努力の方向性がズレている

中には、努力はしているんだけれどそれが空回りしている人もいます。
学生であれば、

①就活の面接で企業の利益に結び付きそうにない自己アピールをこれでもかとする
②やたらとボランティアに参加しSNSに投稿する
③やたらと学生団体を立ち上げ、SNSで自慢する

といった行動が挙げられます。他人から褒められることが第一の目的です。なので、そうした活動から何を学び得て、今後の活動にどう生かしていくのか、という目的意識が欠落している傾向にあります。要は自己満足で終わっているということです。
社会人になると、

①忙しい・寝ていない自慢をする
②横文字のビジネス用語を多用する
③自己啓発本やセミナーに参加しまくる
④人脈の広さを自慢する

といった行動が挙げられます。確かに勉強をし続けることも、人脈を広げることも、自分の実力を高め成功のチャンスを掴むためには欠かせないことなのですが、そうした努力が形式的なものにとどまっていては、何の意味もないのです。

いくら忙しく寝る時間を削って働いていても、結果が伴わなければ、単に本人が時間を効率的に使えていない、というマイナスの評価しか得られないでしょう。

本に関しても読めばいいというものではなく、そこから得た学びを自分の行動に落とし込んで初めて意味を成します。人脈も、ただSNSで繋がっているだけの関係や、名刺を持っているだけの関係では、ないに等しいのです。

横文字のビジネス用語に関しては、最先端のワードを使いこなすことをかっこいいと思っているのかもしれませんが、相手に伝わらなければ、それはただ自分中心的のコミュニケーションしかできていない、ということになります。

本当に意識が高い人との違いは?

意識が高い人たちの中にも、学生時代に何かの団体を設立したり、起業したりした人はいるでしょう。社会人になってからは、自己啓発本を読んだりセミナーや異業種交流会に参加したりして自分の知識を深めるために勉強を続けている人もいると思います。

積極的に行動を起こすこと自体には何の問題もなく、むしろ向上心があって素晴らしいことに違いなく、そこに意識高い系との差はないように見られます。ポイントは、これらの行動を起こす動力源がどのように発生したのか、ということです。

意識高い系の人々は、他人の目を気にしているので基本的に意識が外に向いています。他人の称賛を浴びたいという欲求が行動に駆り立てるので、行動の先に求めるものは、自分が注目されて周囲から認められること。それができれば目標達成です。

対して「意識が高い人」というのは、意識が自分の内側にあり、沸き起こった向上心がそのまま原動力として本人を突き動かします。なので言うこととやることが最後まで一貫している場合が多いです。

そして彼らは学生時代のスクールカーストの中では支配階級に位置していた場合が多く、他人の承認などなくても等身大の自信を備えているので、不用意な自慢を繰り返すことがないのも特徴です。

意識高い系は中身が空っぽ?

何のために努力するのかというポイントを外しながらも、頑張っていることには違いなく、意識高い系の人たちを一概に中身が空っぽだと評価するのは、あまりに酷でしょう。

ただ外面を取り繕うことに最大限の力を使うので、「外側が立派な割に内面は大したことがない」という評価に繋がりやすいのが実情です。それでも一部には、宣言したことを行動に移さない「有言不実行」のタイプもみられます。

特にネット上に多いのが、「こうあるべきだ」と威勢よく主張したり、他人の欠点を辛辣にあげつらったりする割には自分も似たり寄ったりという人たちです。

そもそも口で言うほどの努力をしておらず、努力している人たちを見下す傾向にあるので、実力が伴わない。それをごまかすために表面的なコミュニケーション術だけがさらに磨かれていく、といったところでしょうか。

意識高い系の人との関わり方

意識高い系の人とは、出来るだけ関わりたくないのが本音ですが、そうも言っていられません。特に上司や先輩が意識高い系の場合、スルーするわけにもいかず面倒です。

基本的には「この人、意識高い系だ」と認識したらつかず、離れずの距離感を保って深くは関わらないことが一番ですね。

上から目線な人が多い中で、離れすぎてしまうと、標的になってしまう可能性がありますし、くっつき過ぎると、常に面倒な話に付き合わなければならないので、それも面倒ですよね。

ただ、上司や先輩、同級生の場合は、それでもいいのですが、意識高い系の人をうっかり恋人にしてしまうと大変ですね。デートで毎回、自慢話や上から目線の話をされては、たまったものではありません。

無責任に聞こえるかもしれませんが、面倒だと思うのならば、諦めてとことん話に付き合ってみるか、早目に別れてしまうのが良いかもしれません。

意識が高いこと自体が悪いわけではないですが、そこら辺を勘違いして「自分すごい」とアピールしてくる「意識高い系」と一緒に居ると自分自身もそう思われかねませんからね。

悩みどころではありますが、深く付き合うのはやはりやめておいた方が賢明です。

意識高い系への対処法

私が実際に意識高い系と接触する際、やっていることはただひたすら、右から左に聞き流し、「へぇ~そうなんですか~」と言う、これだけです。

ただ、興味ない感じを出してしまうと「聞いてる?」となって余計に面倒なことになってしまうので、少しだけでも感情を乗せておけば問題ないです。

意識高い系の人は、とにかく自分の話を聞いて欲しいという思いも強いので、相槌を打っているだけでも満足するというのが、私の周りの意識高い系です。

自分に余裕があるならば、「すご~い」も付け足すと、更に上手くいくと思いますよ。ただ、褒め過ぎるのは禁物です。褒めすぎると「この人は自分の話を聞いて、褒めてくれる!」と思われ、

次回、更に次回と何度も話に付き合わなければならなくなります。もういっそ本当に関わりたくないと思うのであれば、褒めたりせず、聞いていないフリをしてしまうのも手ですね。

意識高い系の人は「認めてくれない」「褒めてくれない」と思うと、その後はそういう人に対して話をしても意味がなくなりますから。また、面倒でついイライラしてしまっても、意識高い系の人と対立したり、張り合ったりするのは危険です。

ヒートアップしてしまっては、手が付けられなくなります。ただ、一度そういうことを起こしてしまえば、今後意識高い系の発言を聞くことはなくなる可能性もありますけどね。

意識高い系は成長途上?

世間ではすっかり白い目で見られるようになってしまった意識高い系の人々ですが、悪い面ばかりでもありません。前述したとおり、彼らの中には非常に努力家な人もいるのです。

プライドが高く、ダサくあることを意地でも避けようとするので、ファッションにも体形にも気を使います。基本的にミーハーで、情報収集力に長けており、流行りのお店に詳しいことも多いです。

そして、若者に関して言えば、彼らがまだ成長の途中の段階にいるということを頭の片隅に留めて置いてください。思春期や青年期の若者を想像すれば分かりやすいですが、普通の大人は、中学生から大学生までに等身大の自分象と現実とのギャップに折り合いをつけていくもの。

彼らはSNSの発達など社会の大きな変化の中でそれができずに成長してしまった、ある意味では現代が生み出した被害者ともいえる存在です。
つまり「意識低い系」と「意識がほんとうに高い人」の中間地点にいる、ということです。

「意識高い系」とよばれる層が自分を客観的に俯瞰できるようになり、他人の称賛を得ようとする膨大なエネルギーを自分の成長のために使えるようになれば、いずれ「意識がほんとうに高い」人が、世の中にとって有益な人たちが誕生することになります。

彼らは高いポテンシャルを秘めた存在でもあるのです。それを思えば、「意識高い系」の若者を面倒なやつだと切り捨てるのがいかにもったいないことかがわかるでしょう。

もし、あなたの部下や後輩がこの「意識高い系」ならば、それは嘆くよりもラッキーなことかもしれません。なぜ彼らが「意識高い系」になったのかという背景を理解して、上手くマネジメントしていくことが、周囲の人々にできる最善策といえるのではないでしょうか。

まとめ

「意識高い系の人」との特徴と上手な関わり方は3つです。

1.意識高い系の人は、常に認められたい・褒められたい気持ちが強い
2.出来るだけつかず、離れずの距離感を保つ
3.意識高い系の話が始まったら、聞き流して相槌だけ打つ
4.意識高い系は高いポテンシャルも秘めている

厄介で面倒な「意識高い系の人」ですが、対策を知っておけば回避も出来ます。何度も言いますが、意識が高いこと自体が問題なのではなく、意識が高いフリをしたビッグマウスな人が危険ということです。

そういう人には、適当に相手をしたり、思いっきり突き放すのも手ですね。その一方で、もし自分の部下や後輩が意識高い系ならば、彼らを生かすも殺すも自分次第だということも考えてみてください。

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