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ナスには栄養がないなんてウソ!カロリーや効能効果・正しい調理法

『ナスには栄養がない』なんて噂を耳にしたことはありませんか?実はナスだけに限らずキュウリやレタス、もやしなども『水分ばかりで栄養がない。食べても意味がない。』なんて言われています。

実際のところはどうなのでしょうか?今回は、ナスのカロリーや栄養成分、ナスの栄養と効果・効能、ナス特有の栄養素、ナスの栄養を最大限に活かす正しい調理方法などをご紹介します。

『ナスには栄養がない』なんてレッテル、ペロッと剥がしちゃいますよ。

ナスに栄養がないのは本当?カロリーや成分について

ナスの約90%は水分で、野菜の中でも低カロリー。昔は、夏の暑い時にはナスを食べて水分補給していたそうで、漢方では体を冷やす食材とされ、体の余分な熱を冷ます役割があるといわれています。

ほとんどが水分でカロリーも低いためか『栄養がない』とのレッテルを貼られてしまっていますが、残りの約10%には食物繊維やカリウム、鉄分、カルシウムなどの栄養素がしっかり含まれています。

ビタミン類は少なめですが、機能性成分が注目されています。中でも注目なのが、食物繊維とカリウム、そしてナス特有の栄養素『ナスニン』です!

ナスの栄養と効果・効能

食物繊維が腸内環境を改善。ダイエットにも◎

食物繊維は、大腸内に生息している細菌により分解され善玉腸内の最近を活性化させることで善玉菌が増え、腸内環境が改善されます。

食物繊維が不足すると便秘になったり、大腸癌や生活習慣病になる危険があります。

食物繊維をたくさん含んでいる食品は、カロリーが低くなり満腹感を得られやすく、肥満を防ぐこともできます。

カリウム

カリウムは身体に必要な5大栄養素のミネラルのひとつで、身体の老廃物を排出してくれる役割があります。それにより『高血圧予防』などにもなったり、『むくみの改善』にも一役買ってくれます。

カリウムが足らなくなると倦怠感や食欲不振になります。夏場の暑さで汗とともにカリウムも排出されてしまうので、夏バテでだるかったりご飯が進まないのは、カリウム不足かもしれません。

ナス特有の栄養素『ナスニン』

ナス特有の栄養素で、健康志向の高い人たちに話題になっているのがナスニンです。ナスニンという名前だけあって、ナスに多く含まれる栄養です。

ナスニンとは

ナスニンとは、ナスの紫色の皮に含まれるポリフェノールの一種で、アントシアニン系の栄養成分です。

赤ワインに多く含まれているポリフェノール。そして、ポリフェノールの中でも有名な成分がアントシアニン。

アントシアニンには強い抗酸化力があり、有害物質からの攻撃を防ぐために存在しています。つまり、紫外線やウィルスなどの外敵から自身を守るためにナスが自ら作り出した成分です。

抗酸化作用がある

身体をサビつかせる活性酸素の発生や、その働きを抑制する性質。また、発生した活性酸素を取り除く性質があるとされています。

『老化防止』『メタボリックシンドロームの予防』『ガンの発生や進行の抑制』『動脈硬化の予防』など、生活習慣病の予防に役立ちます。

目の疲労回復に効果を発揮!

『ブルーベリー=目に良い』のはよく知られていますが、実はナスも目に良いんです!『目の疲労回復』『眼病予防』『視覚機能の改善』が期待できますよ。

ナスの栄養効果を逃さないための正しい調理方法

では、ナスの栄養を最大限に摂取するために、ナスの特徴と正しい調理方法をご紹介します。まず、ナスニンは『熱に強い』特徴を持つ成分なので、栄養を損なうことなく加熱調理できます。

しかし、ナスニンは水溶性のため『水に溶け出してしまう』という弱点があります。ですので、以下の3点に気をつけましょう。

灰汁(あく)抜きしない

灰汁(あく)とは、食材から出る苦味やえぐ味のことです。ナスにもこの灰汁があり、水に浸して灰汁抜きをしているご家庭も多いかと思います。

しかし、ナスニンは水に溶け出してしまうので、長時間浸したりすると、せっかくの栄養分を全て水に流してしまうことになります。

ちなみに、現代のナスは品種改良が進み、昔ほど灰汁がないため、灰汁抜きは特に必要ありません。

ただ、水に浸すことで、切り口の変色を防ぐ効果もあるので、5分くらいの短い灰汁抜きであればしても良いかもしれません。

皮を剥かない

ナスニンはナスの皮に含まれます。そのため、皮を剥かずに調理しましょう。軽く水洗いすればOKです!

油を使う

ナスは油と相性が良い野菜です。ナスニンの吸収率が高くなり、美味しさも栄養もUPします。

ただ、ナスは油を吸いやすいので、必要以上に油を使い過ぎると、油の過剰摂取になってしまいますので注意しましょう。

まとめ

・なすの約90%は水分で、低カロリーな野菜。

・しかし、栄養はちゃんとある!

・食物繊維が豊富で、便秘改善に効果あり!

・カリウムが『高血圧予防』『むくみの改善』『夏バテ防止』に効果的!

・ナス特有の栄養素『ナスニン』はすごい!

『老化防止』『メタボリックシンドロームの予防』『ガンの発生や進行の抑制』

『動脈硬化の予防』『目の疲労回復』『眼病予防』『視覚機能の改善』などに大活躍!

・栄養が水に溶けてしまうので、灰汁抜きしない

・栄養は皮に含まれるので、皮は剥かない

・吸収率を高めるために油を使う

今回は、ナスには栄養があるのか?ナス特有の栄養素ナスニンの効果。ナスの栄養を最大限に活かす正しい調理方法などをご紹介しました。もう『ナスには栄養がない』なんて言えませんね。

ナスは使い勝手も良く、季節にあまり左右されずに手に入るので、ぜひ今晩のおかずにでも取り入れてみてください。