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千歳飴の正しい食べ方 | 折っても大丈夫?保存方法や活用法も解説

子どもの健康と長寿を願う七五三に欠かせない千歳飴。とっても長いので食べにくいし、甘いから途中で飽きてしまったり、最後まで食べきれずに余ってしまったりしがちです。

私も子供の頃に七五三のお祝いで買ってもらいましたが、途中で飽きてしまい捨ててしまった経験があります。

「食べ切りたいから、食べやすい長さに折ってしまいたいけど、縁起物だから折ったり切ったりして良いのかな…。正しい方法ってあるの?」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

せっかくお子さんの健康長寿の祈願が込められた飴ですから、きちんと残さず食べてあげたいですよね。実は、千歳飴を残さず食べる方法は意外とたくさんあるんです。

この記事では、千歳飴には正しい食べ方や切り方があるのか、食べるときの注意点、残さずに食べ切るための保存方法・活用方法、アレンジして使い切る方法などをご紹介します。

読み終えれば、残さず食べる方法がわかり、余すところなくご利益を受けられるかもしれませんよ。

千歳飴には、正しい食べ方はある?

 千歳飴は七五三の時にしか目にする機会もなかなかないので、食べ方に作法や決まりがあるのかイマイチよく分かりませんよね。まずは千歳飴について理解していきましょう。

七五三に千歳飴を振る舞う風習は、江戸時代から始まったそうです。

当時は、天然痘や麻疹、風疹などの流行で子どもの死亡率が高く、健康で長生きしてほしいという願いを込めて「千歳飴」「せんざい飴」「千年飴」「寿命飴」などと呼ばれ広く普及しました。

名前の由来については諸説ありますが、大阪の飴屋だった平野甚九郎が、江戸の浅草に出て健康長寿のキャッチコピーとして「千歳飴」という名前で売り始めたという説があります。

つまり、バレンタインチョコレートや土用丑の日のうなぎのように、当時の商人の販売戦略の一環だったとも考えられています。

だから、正しい食べ方は実は存在しないのです。縁起物だから作法や決まり事があるのかと思いきや、自由に食べても問題ないのですね。

千歳飴の正しい切り方

「千歳飴には、正しい食べ方はある?」でご紹介した通り、健康長寿のキャッチコピーとして名付けられた千歳飴には、正しい作法や決まり事はありません。

好きなように折ったり切ったりしても、何も問題はありません。食べやすい長さにお好きな方法で切ってしまいましょう。小さくする簡単な方法を以下にご紹介しますので、試してみてくださいね。

袋に入れて綿棒などで叩いて砕く

袋に入れて叩いて砕けば簡単に食べやすい大きさになります。ただし、砕いてしまうと尖った部分ができてしまったりするので、お子さんに食べさせる時は気をつけてくださいね。

ナイフやキッチンバサミで切る

そのままだと固くて切れないこともありますので、レンジで軽く温めると柔らかくなり、簡単に切れますよ。

レンジで温める際は、意外とすぐに溶けてしまうので様子を見ながらちょうど良い硬さで取り出してください。

温めずにそのまま切りたいなら、ブレッドナイフなどギザギザの刃がついたナイフで、軽く一周切り込みを入れましょう。その後ナイフの背で軽く叩いてやると、切り口から簡単に折れます。

千歳飴の食べ方で注意すること

千歳飴は、歯につきやすくベタベタしやすいものが多いですね。

また、細長い形なのでずっと舐めているとだんだんと尖ってきてしまい落ち着いて食べられないお子様にはとても危険です。お子様に食べさせるときは、次の点に注意してあげると安心です。

食べた後は念入りに歯磨きしてあげる

千歳飴は噛んでしまうと歯にくっついてしまいます。特に奥歯で噛んで砕くことが多いと思いますので、食べ終わったら念入りに歯磨きをしてあげましょう。

奥歯に飴がくっついていないかきちんと確認してあげると虫歯の心配もなく安心ですね。

飴の先が尖ってきていないか見てあげる

千歳飴のように細くて長い飴を舐めていると、だんだん先が尖ってきて危険です。特に小さいお子様は落ち着いて食べるのが難しいものです。

尖った部分が刺さって大変なことにならないように様子を見てあげて下さい。

もし先が尖ってきたら、先の部分を落としてあげると安心ですね。落とした先の部分はコーヒーや牛乳に入れて溶かして飲んでしまえば残さず食べられます。

千歳飴の保存方法

千歳飴は一般的に、太さ半寸(約1.5cm)、長さ三尺(約90.9cm)です。これは「健康で長生きしてほしい」という思いが込められています。

でも、長すぎてなかなか食べ切れないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に「一日で食べきらなくてはいけない」ということもありませんので、きちんと保存して食べ切ってあげましょう。

乾燥剤を入れた密封容器で保存

千歳飴には湿気が大敵です。できれば乾燥剤を入れた密封容器に保存することをお勧めします。

ラップで包んで保存

乾燥剤を使うのがもったいない、乾燥剤がないといった場合は、湿気が飴につかないように気をつけて、ラップで包んで保存するのが良いでしょう。

食べやすい大きさに叩いて砕く、切って保存する他、溶かしてから割り箸などで巻きつけて覚ましてから保存する方法もありますので、是非試してみて下さいね。

ちなみに私の家ではこの方法を試そうとしたところ、溶かして割り箸に巻きつけた飴をそのまま子どもに食べられてしまいました。溶かせば水飴になるので、楽しんで食べられるから好評でしたよ。

保存するときは常温で良いのか、それとも冷蔵庫に入れたほうが良いのかも気になるところです。

実際のところどちらでも構わないのですが、冷蔵庫に入れたほうが余分な水分が抜けてベタつきは抑えられるかな、と思います。冷蔵庫の臭いが移らないように密封保存容器に入れて保存しましょう。

保存する際に一番気を付けて欲しいのは、「一度口をつけたものを保存しないこと」です。

口をつけた物にはどうしても雑菌がついてしまうので、飴だから大丈夫と過信せずに食べ切ってしまうことをお勧めします。

せっかくの縁起物なのに体調を壊してしまったなんてことがないようにしたいものです。

余った千歳飴の活用方法

千歳飴は、そのまま食べる以外にもいろいろと使い道があります。元は麦芽糖ともち米(または馬鈴薯、サツマイモなど)ですので、砂糖の代わりとして活用することも可能です。

どんな食べ方や使い方ができるのか、以下でご紹介します。

飲み物に入れる

コーヒーや牛乳に溶かして飲むと、普通に砂糖を入れるより少しコクが出て美味しいです。

料理に入れる

煮物や照り焼きなど、甘みと照りを出す料理に使うと、見た目よく美味しく仕上がります。

煮物なら、いつもの作り方で砂糖の代わりに千歳飴を入れるだけです。また、照り焼きも簡単で、水・みりん・酒と千歳飴を鍋に入れ、溶かして煮詰めていきます。

鶏肉やぶりの切り身などを焼いた後、煮詰めたたれを絡めるだけ完成です。しっかりと照りが出て、砂糖よりコクが増すので美味しいですよ。

お菓子に使う

お菓子に使うなら、大学芋がお勧めです。千歳飴を溶かして煮詰めたタレを乱切りにしたサツマイモに絡めると、外はパリッ、中はほくほくの甘くて美味しい大学芋ができます。

そのほかにも、マフィンや生キャラメルなども作れますので試してみるのも楽しそうですね。特に生キャラメルならミルキーの千歳飴を使用するとミルクの風味がしっかりしてとても美味しくなります。

千歳飴には本当にいろんな使い道がありますので、きちんと保存して上手に使いたいですね。

まとめ

・千歳飴には正しい食べ方は存在しない。食べやすい大きさにしておくと扱いが楽。

・千歳飴を子供に食べさせるときは、尖った箇所がないか注意し、食べたあとは歯を磨くことを忘れずに。

・千歳飴保存できるので、小分けにして保存し、食べきる。

・千歳飴は砂糖の代わりに飲み物や料理に活用することも可能。

お子様の健やかな成長と長寿を願う七五三に、縁起物として欠かせない千歳飴。その食べ方や保存方法、活用方法について解説しました。

千歳飴は、子どもの死亡率が高かった江戸時代に「健康と長生きの祈願」のキャッチコピーで広がった説があるなんて驚きですね。

食べ方にも切り方にも作法や決まり事はないので、子どもの健やかな成長をお祝いするためにみんなで食べて、楽しい思い出にできるようにしたいですね。

保存方法も湿気を避けるだけですし、料理やお菓子にも活用できるので意外と便利です。残さず食べて、千歳飴のご利益を余さず頂いてしまいましょう。