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廃油石鹸の失敗しない安全な作り方 | 誰でも簡単に作るコツや注意点

廃油石鹸とはその名の通り、廃油で作った自然由来の石鹸の事です。

廃油の処理に困ったときに思いつく、「油を捨てると詰まってしまって環境にも良くないのでは…」「専用の固める薬剤などをわざわざ使うのも…」なんてお悩みの方も多いのでは。

この記事を読むことで、廃油石鹸とは何か、安全で簡単な作り方、失敗しない方法を知ることが出来ます。

廃油石鹸は難しそうで敬遠してしまいそうですが、安全に作るコツを理解することで、簡単に手作りの廃油石鹸が作れますので、ぜひ実践してみてください!

廃油石鹸って何?安全性は?皮膚に使っても大丈夫?

廃油石鹸とは、その名の通り使用済みのてんぷら油等で作る石鹸の事です。

油は脂肪酸とグリセリンが結合した物で、そこへナトリウムを加えることで脂肪酸を鹼化(けんか)させて、石鹸として再結合したのが廃油石鹸ということになります。

油と石鹸が結びつかない方も多いと思いますが、石鹸の始まりはおよそ一万年前の原始時代、肉を食べていたら油がしたたり、灰に反応して汚れが落ちたという発見から今に至っています。

さっき、美味しく頂いた天ぷらを揚げた油で、次は物を洗おうというのはいささか抵抗がある人も多いのではないでしょうか。

廃油石鹸は臭いこそ最初は気になりますが、作り方を間違えなければ油汚れには抜群の効果を発揮します。

洗剤としての強さ、肌に与える影響は食器用洗剤に比べて弱いので、食器や台所周り、また衣類の前洗いなどには大変オススメです。

皮膚への使用に関しては、手洗い程度ならオススメです。植物由来の保湿成分が入っているので、お肌にも優しいですよ。

しかし、全身や顔、髪の毛に至るまで全て廃油石鹸ひとつで済ませるのはオススメしません。

自然由来の保湿成分が入っているだけなので、肌の弱い方、しっかりとした肌ケアをしたい方は、それ用の成分の入ったボディソープを使った方が良いでしょう。

特にオススメは、食器用洗剤としての利用です。主婦の大敵、手荒れは主に食器用洗剤の強い成分が原因になっています。

これを廃油石鹸にするだけで、手荒れが改善したという前例もたくさんあるので、まず初めて作った際には、食器用として使ってあげるのが良いでしょう。

廃油石鹸の安全な作り方

さて、廃油石鹸の実際の作り方ですが、端的に言って混ぜるだけです。先述の通り、油の成分を別の成分と混ぜて石鹸状にするだけなので、混ぜる以外の行程は必要ありません。

材料

 

・廃油 600g

・苛性ソーダ 85g

・コップ一杯200CC程度の水

水に苛性ソーダを入れ混ぜ、そこへ廃油を入れてよく混ぜます。そして成型用の容器に移し替えれば一週間ほどでできあがり。

牛乳パックなどそのままカットできる容器に入れると便利です。また、油の臭いが気になる方はアロマオイルや香料を一緒に混ぜることをオススメします。

ここまで廃油石鹸が簡単でメリットがある事をご説明しましたが、実は廃油石鹸は大変な危険も潜んでいます。材料の一つである苛性ソーダは劇薬で、直接触れば火傷します。

衣服を溶かしてしまったり目に入れば失明したりと、とにかく危険です。お子様と一緒にレジャー感覚でやると、大変な事故に繋がりかねないので、くれぐれも気を付けて作りましょう。

作業をする際には汚れてもいい服を着て、気化したものを吸わないようにマスクも忘れずに着用するようにして下さい。また、苛性ソーダは薬局でハンコがないと買えません。

取り扱いに関しても、どこでも買えるというわけではないので事前に調べてから買いに行く方が良いでしょう。

廃油石鹸の失敗しない作り方・コツ

廃油石鹸を作るコツは、とにかく苛性ソーダの取り扱いです。水に苛性ソーダを混ぜますが、この時大変熱くなります。蒸気も出るので危険です。

苛性ソーダは粉末や顆粒の状態の事が多く、顆粒の粒が大きい場合は事前に潰しておくと良いですよ。

またこの時、苛性ソーダに水を加えると一気に温度が上昇し、さらに危険です。くれぐれも、水に苛性ソーダを加える形で作りましょう。

そして良質な石鹸にしたい場合は、廃油をキレイに保つことをオススメします。面倒だからと廃油をそのまま混ぜるのではなく、浮いたゴミは丁寧に濾しておいて利用しましょう。

さらに失敗が怖い、こぼしてしまうのが怖いという方は、苛性ソーダと廃油を混ぜる工程を、ペットボトルのなかでやるとこぼれる心配がなく安心です。

水と苛性ソーダを混ぜる工程は、蒸気が発生するので耐熱性のあるボウルなどで行いましょう。

お子様と一緒に作りたいという方は、苛性ソーダと廃油を混ぜる段階で手伝ってもらうのが良いです。

他全ての工程では苛性ソーダを触ってしまう危険があるので、大人の方が慎重に行ってください。

作り方はシンプルですが、廃油をキレイにしておく、苛性ソーダの取り扱いに気を付ける。という点だけご承知おきいただければ、良質な廃油石鹸がすぐに作れてしまいますよ。

まとめ

・廃油石鹸とは、使用済みのてんぷら油等で作る石鹸で、原始時代に灰に反応して汚れが落ちた発見から発展した文化。

・廃油石鹸の利用は、手荒れ防止などに効果があるので、初めて作った時は、食器用洗剤として使うのがお勧め。

・廃油石鹸の作り方は、苛性ソーダと水を混ぜるだけだが、苛性ソーダが大変危険な為、取り扱いに慎重さが要求される。

・苛性ソーダは薬局でハンコがないと買えない。

・苛性ソーダと廃油を混ぜる工程は、ペットボトルの中でやると、こぼれる心配がなく安心。

廃油石鹸のメリットと作り方、そして危険についてお話いたしました。危険に関しては「薬局でハンコがないと材料が揃わない」という説明で理解できると思います。

ただ、それでも廃油石鹸がたくさんの家庭で親しまれているのにはそれなりの理由があると思いませんか? そう、汚れを取る為に様々な成分が混ぜられた合成洗剤よりも環境にやさしいのです。

廃油石鹸は別名エコ石鹸とも呼ばれ、環境問題が注視されている今、さらに注目を集めています。

廃油を捨てる手間が省け、合成洗剤で環境を汚すこともないので食器洗いに使うだけで一石二鳥なのです。さらに合成洗剤よりもお肌に優しいので、一石三鳥ですね。

危険という観点でちょっとためらっている方、実は危険性を排除した廃油石鹸を作る専用のキットも存在します。

これならお子様でも安心安全に廃油石鹸を作ることができるのでオススメです。くれぐれも安全に配慮して、正しく廃油石鹸を作ってみてください。