梅シロップの白い泡の正体はカビ!?見分け方や濁っているときの対処法

5~6月にかけて、スーパーでも青梅が売っているのを見かけますよね。

この青梅を使って作る「梅シロップ」、水や炭酸と割って飲むと爽やかな香りとほんのり甘酸っぱい味わいが楽しめます。

皆さんは、梅シロップを手作りしたことはありますか?作っている途中の段階で、度々白い泡が見られることがあります。

「この白い泡、失敗して発生したのか?」「体に害があるのか?」「もしかしてカビ!?」そんな風に悩むこともあると思います。

この記事では、梅シロップのカビの見分け方や白い泡が出たときの対処法についてご説明します。この記事を読めば、安全に梅シロップを作れるようになります!

梅シロップに泡が出て発酵したら食べても大丈夫?

梅シロップの作り方は簡単で、青梅と氷砂糖を1対1の割合で交互に瓶に詰めるだけというのが基本の作り方です。

そのまま冷暗所で1ヵ月ほど保存し、梅を取り除いた残りの汁が梅シロップです。梅シロップを漬け込んでいる期間中に、謎の白い泡が液の上や瓶の周りに出てくることがあります。

なぜ、白い泡が発生するのか?それは、氷砂糖の溶けが悪いなどの要因によってエキスの出が悪くなり、発酵してしまうからです。

せっかく作った梅シロップですが、発酵が進むと風味が落ち味も悪くなってしまいます。

それでは、本題の「発酵してしまった梅シロップは食べると害があるのか」という疑問にお答えします。結論としては、飲めないということは決してありません。

発酵食品は私達の身近にたくさんあり、ヨーグルトやチーズ、味噌、キムチなどが挙げられます。これらが問題なく食べられるように、発酵した梅シロップも飲むことができるのです。

ただし、アルコールが発生していますので、未成年の方やお酒が弱い方は飲まない方がよいですね。

梅シロップの発酵を防ぐ方法

飲んでも大丈夫とは言え、お酒好きな人はともかく、そうでない人は風味や味が保たれている方が断然よいですよね。発酵を防ぐ方法がちゃんとありますので、ご安心下さい。

梅シロップが発酵して白い泡が出てきてしまうのは、先ほどもお話しましたように、梅からのエキスがいまいち出てこなかったことが要因です。

つまり、滞りなくエキスが出るようにしてあげると、発酵を防げるのです。梅からエキスを出すには、梅と氷砂糖をよく触れされることが大切です。

そのため、毎日2回以上は瓶を振って中身を混ぜましょう。これは、砂糖が溶け出して固形でなくなってからも必要です。

液体が多くなったら、長いスプーンでかき混ぜて馴染ませて下さい。また、梅シロップから白い泡が発生しだしてからもまだ遅くはありません。

早めに対処することで、風味や味も戻り、美味しくいただけます。対処方法としては、まず梅を取り出し、残った液を沸騰しないように弱火で火にかけます。

そして、アクを取り除き、液と梅を瓶に戻します。漬け始めて10日以上経っていれば、梅は戻さない方がよいです。

まず、できる限り発酵を防ぐこと、もし発酵してしまっても早めに対処し、美味しい梅シロップを完成させたいですね。

梅シロップにカビが生えているかの見分け方

梅シロップが発酵した程度では大丈夫ですが、カビが生えるのは大問題です。体に害がある場合がありますので、飲まないことをおすすめします。

カビが生えた場合は、発酵の白い泡とは別の変化が起こりますので、確認していきましょう。発酵することで発生する白い泡は、液の上や瓶の周りに出てきます。

それに対し、カビの場合は、梅の実自体の周りにポツポツと膜を張ります。白カビは、梅を取り除いてから液を火にかけることでまだ飲むこともできます。

しかし、青カビや赤カビが発生することもあり、これらはアウトです。その場合は、残念ですが捨てましょう。

白カビの場合もふたを取って匂いを確認して下さいね。

カビを防ぐためにも、事前に青梅を清潔に拭いてから使用し、発酵を抑えることと同じように、丁寧に混ぜ合わせることも忘れずに行って下さいね。

梅シロップが濁っている場合は大丈夫?

梅シロップに起こりうる変化としては、白い泡の発生の他に、「シロップが濁る」ということもあります。こちらもギョッとしてしまいますよね…。

梅シロップが濁った時は、「飲める場合」と「飲めない場合」があります。

まず、「飲める場合」です。

梅シロップに茶色っぽい浮遊物があり、それが濁りの原因の場合は、浮遊物さえ取り除けば飲むことができます。浮遊物はこして取って下さいね。もしわかりにくい場合は、匂いでも確認しましょう。

この浮遊物は発酵によって出てくるものですので、「発酵はセーフ」という考え方で大丈夫です。気を付けたいのは、「飲めない場合」ですね。

「発酵はセーフ」に対して「カビはアウト」ですので、カビが生えたことによって梅シロップが濁っている場合は飲めません。

カビは、梅の実に生えます。まず、梅に白いカビの膜が張り、それが徐々に液にも移っていきます。

ですので、飲めるかどうかは梅の実自体の状態を見ることで確認することも大切ですね。

安全に梅シロップを作るために注意すること

何度も言いますが、「カビはアウト」です。逆に考えると、カビの発生を防ぐことができれば、安全に梅シロップを作れることがわかりますね。

カビの発生を防ぐためには、以下のことに気を付けましょう。

衛生的に作る

使う道具、特に保存に使う瓶はしっかり消毒して乾かしてから使います。青梅も洗ってから清潔なガーゼなどで水気がなくなるまで拭いて下さい。

また、傷んでいる青梅や未熟すぎる青梅は使わないで下さいね。

梅と氷砂糖を馴染ませる

梅からエキスが充分に出てこないとカビの原因になります。そのためにも放っておかずに、マメにかき混ぜる必要があります。

冷暗所で保管

食品のため温度が高くなると傷みが進みます。直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。

まとめ

・梅シロップを作る過程で度々見られる白い泡は、発酵したことが要因で発生する。

・発酵して泡が出た梅シロップも飲むことはできるが、風味や味は変わってしまう。でも加熱処理することで元通り。

・梅の実にカビが生えてしまったら飲まない方がよい。特に青カビや赤カビは危険なので飲んではダメ。

・カビの発生さえ防ぐことができれば安全に飲める。そのための手順をしっかり踏むことが大切。

旬の時期から漬け始めることで、梅シロップが出来上がるのは7月頃とちょうど夏が始まる季節ですね。

使い道も様々あり、水や炭酸と割ってジュースにしてもよいですし、ヨーグルトにかけたりかき氷のシロップとして使ったりしても美味しいです。

発酵やカビを防ぐ対処法を知っていれば、梅シロップは簡単にできて、決してハードルの高いものではありません。

暑い夏にぴったりの手作り梅シロップ、ぜひチャレンジしてみて下さい。