トマト缶の酸味を抑える方法11選と抑えておくべきポイント

トマトを使った料理をするとき、便利なトマト缶を使う人もいらっしゃると思います。しかし、使ってみて「トマトのすっぱいのが気になる」と、思うときもありませんか?

この記事を読むことで、トマト缶の酸味を和らげる方法や上手に料理するコツ、使う時の注意点を知ることが出来ます。

トマト缶の酸味を和らげる方法

そもそもトマト缶の酸味は、トマトに含まれる「クエン酸」と「リンゴ酸」が原因なのです。トマトには沢山の「クエン酸」が含まれているため、酸っぱいのです。

そこで、トマトの酸味を抑えるのに役立つのが「アルカリ性食品」です。トマトに含まれる「酸性」と「アルカリ性食品」を使う事で中和され、トマトの酸っぱさを和らげることが出来ます。

また、長時間煮込んだりすることや、酸味を抑える調味料を加えながら炒める方法で、酸味を抑えることもできます。酸味を抑えるのに効果的な食材は、以下の通りです。

・野菜類:にんじん にんにく セロリ などの香味野菜

・調味料:しょうゆ、さとう、はちみつ、ケチャップ、オリーブオイル、コンソメ

・あさり、カニなどの甲殻類

トマト缶で酸味を和らげる調理のコツ

酸味を抑える事が出来る、効果的な食材の組み合わせをご紹介します。

あさりの殻を使ったトマトスープ

貝殻など甲殻類の殻と一緒にトマトと煮ると、トマトの酸味を抑えることができます。これは、殻に含まれている「カルシウム」がクエン酸と反応して中和されるからです。

注意点としては、長時間に込みすぎると酸味が減りすぎてしまうので、短時間で煮込んでください。

バターなどの乳製品を入れる

バターを入れることで、酸味を抑え、味がまろやかになる。ただし、とろみが増してカロリーが増えるので、バターの量は料理しているものを考えて調整する必要があります。

目安として、レシピにもよりますが、トマト缶1缶当たり20gです。牛乳も同じく、入れると味がまろやかになります。

入れすぎるとトマトの風味自体が損なわれるので、少量ずつ入れてください。

アルカリ性の野菜を使う

「アルカリ性」の野菜を使えば、トマトの酸性が打ち消されます。例えば、「にんじんをすりおろして一緒に煮込む」や「にんにくやセロリを使って炒める」などがあります。

トマトを加熱する

トマトを加熱するだけでも、ある程度の酸味を抑えることができます。加熱することで、トマトに含まれている「リコピン」の吸収率が上がります。

デメリットとしては、トマトに含まれている「ビタミンC」が破壊されてしまうことです。

ビタミンCが気になる方は、「電子レンジ」を使って加熱することで、ビタミンCの流出を少量で済ますことができます。

オリーブオイルを入れる

トマトは脂溶性で、オリーブオイルと食べることによってトマトの栄養の吸収率があがります。トマトソースを作るときなどに、このオリーブオイルが活躍します。

オリーブオイルで炒めることで、味にコクができさらに酸味が抑えられて美味しいソースができます。

ケチャップを使う

味に深みが出ます。トマトの味をもっと強めたいと思ったときにおススメです。

醤油を使う

酸味を和らげるだけでなく、味にコクがでます。ただし、入れすぎると味がおかしくなるので、乳製品と同じく、少量ずつ入れて味見しながら調整してください。

砂糖を入れる

砂糖を入れると、酸味が緩和し、甘みが増します。砂糖は他の調味料と比べても、分子が大きく浸透しにくい為、先に入れておきましょう。

逆に酸味を感じやすくなるという人もいます。一度少量だけ作り味見をしてみてから、砂糖を入れるか確認してみると良いでしょう。

また砂糖以外にも、「はちみつ」を入れている人もいます。甘さ以外にもコクがでておススメです。

重曹を入れる

重曹は「アルカリ性」なので、トマトのクエン酸と中和して、酸味を抑えることが出来ます。

ごく少量だけで、カンタンに酸味が緩和しますが、味が悪くなったり、泡がでたりしてしまうなどのデメリットがあります。

コンソメを入れる

コンソメを入れることで、うまみを引き出し、酸味を和らげることができます。コンソメ以外にも、「肉」からもうまみ成分は取れるので、鶏肉のトマト煮など美味しい料理が出来ます。

調理方法によってトマト缶の種類を使い分ける

トマト缶には「ホールトマト缶」と「カットトマト缶」の2種類があり、選び方によって酸味を抑えることもできます。

  • ホールトマト缶:トマトの形「細長い」 →調理方法:煮込み料理系に合う
  • カットトマト缶:トマトの形「丸い」 →調理方法:炒め物に合う

同じトマト缶でも、合う料理方法が違うのです。「煮込み料理」かつ「酸味を抑えたい」なら、「ホールトマト缶」がオススメです。

本格的に煮込む前に、トマトを炒めておいたり、砂糖を入れておいたりすると、酸味を抑えることができます。また、長時間加熱しておくつもりなら、自然とトマトの酸味が抑えられるでしょう。

「炒め料理」かつ「酸味を抑えたい」なら「カットトマト缶」がオススメです。しょうゆ、砂糖、オリーブオイルなどの調味料を入れながら酸味を調整すると良いでしょう。

トマト缶を使うときの注意点

トマト缶を一度にすべて使わず、また後日使う場合もあるでしょう。その場合どう保存すればいいのかご紹介します。

冷蔵保存の場合

ガラスや陶磁器などの容器に移し替えてしっかり密閉して保存してください。保存期間は2~3日程度です。

冷凍保存の場合

密閉袋を使用して保存してください。保存期間は1か月程度です。空気があると酸化してしまうので、しっかり空気は抜いて保存してください。

まとめ

・甲殻類の殻を使って煮込むと、かなり酸味が抑えられる。

・砂糖、しょうゆ、オリーブオイルなどの調味料を入れながら酸味を抑える。調味料を入れるときは、味見しながら少しずつ加えるとよい。

・野菜をたくさん入れると、ある程度の酸味が抑えられる。

・煮込み料理なら「ホールトマト缶」、炒め物なら「カットトマト缶」がオススメ。

・冷蔵保存する場合は、ガラスや陶磁器などで密閉し2~3日のうちに使用する。

・冷凍保存する場合は、密閉袋に入れて一か月程度のうちで使用する。

便利なトマト缶を、上手に酸味を抑えて料理することで、いつもの料理が一段と美味しくなります。栄養いっぱいなトマトを普段から食べるように心掛けて、健康な体にしていきましょう。