ハムスターは回し車をなぜ走る?驚くべき習性や1日に走る量について

くりくりの目や顔と丸くぽてっとした体が可愛いハムスター。体が小さく鳴き声やニオイもほとんど無いため、ペットとしても大人気です。

ケージの隅で丸まって寝たり、ほっぺたにエサを詰めたりその行動もとても愛くるしいですよね。

そしてハムスターといえば、回し車をカラカラ走る姿をイメージする方も多いでしょう。

走る姿も可愛くずっと見ていても飽きないですが、何のために走るの?ハムスター用のケージを買う時に回し車は必要?などの疑問を抱いたことはありませんか?

この記事ではどうしてハムスターが回し車を走るのかその理由を、ハムスターの生態も含めてご紹介します。

ハムスターはなぜ回し車を走るのか

ハムスターを飼った事がある方は、夜間にカラカラと回し車を走る音でなかなか寝られないなどの苦い経験もあるのではないでしょうか。

そもそもハムスターは夜行性の生き物です。ハムスターは敵から身を守るため地中に穴を掘り、昼間はその巣の中に隠れる習性があります。

そして暗くなり敵の少ない夜間に、巣穴から出てきて行動を開始します。

敵がいないか巣穴のまわりの安全をすばやく確認したり、長距離走り回ってエサを探したりと意外とアクティブに動き回ります。

そしてこの習性こそが回し車を走る理由です。縄張りを見回ったり、エサを探し回ったりする野生の習性が、本能的に回し車を走る行動に結びついているのですね。

つまりハムスターが回し車をカラカラ走るのは、ズバリ夜間に長距離走る習性があるからなのです。

ハムスターが一日に回し車を走る量

ハムスターが回し車を走る理由がわかったところで、次に疑問なのが一日に走る距離です。私がハムスターを実際に飼っていた時も、絶え間なく朝まで走っていた記憶があります。

実はこの一晩の走行距離がとんでもないんです。なんと数字にして10~20キロメートルに及びます。

あの小さい体でこの距離なので、人間で換算するとフルマラソン約4回分に相当します。それを毎晩ほぼ休まずに繰り返すのですから、たいしたものですね。

ハムスターは回し車がないとどうなるの?

ここまでハムスターが回し車を走る理由と距離をご紹介してきましたが、ではもしもケージに回し車を設置しなかった場合どうなってしまうのでしょうか。

実はハムスターにとって夜間に走る行為は、体内時計を正確に働かせるというルーティーンでもあります。その為夜間に走る事が出来ないと、肥満や病気の原因になってしまいます。

また走る事でハムスターの脳内にエンドルフィンとよばれる幸せホルモンが分泌され、ストレスの解消にも繋がっています。

習性としてだけでなく、健康を保つためにも回し車はハムスターにとって欠かせない物でもありますね。

サイズや素材は?ハムスターのピッタリの回し車を選ぶコツ3選

では実際にハムスターに必要不可欠な回し車を用意するにあたって、おさえておきたいポイントを大きく3つにわけてご紹介します。

・『取付タイプ』と『スタンドタイプ』の違いは?

回し車の種類は2種類あり、ケージに固定する『取付タイプ』と、置くだけの『スタンドタイプ』があります。

『取付タイプ』はケージに直接取り付けるため、場所をとらず圧迫感がなく回し車を設置出来ます。

一方『スタンドタイプ』はガラスケースなどの取り付けが出来ないケージにも設置できるのが特徴です。

・ハムスターの体に合わせたサイズを選ぼう

ハムスターは主にゴールデンハムスターなどの体格の大きい種類と、ドワーフハムスターやジャンガリアンハムスターなどの小さい体格の種類と2種類に分けられます。

体格の大きい種類だと回し車の直径が30センチ、小さい種類だと20センチ前後のものが理想的なサイズです。

パッケージにどの種類向けの回し車なのか記載されていることがほとんどですので、よく見て間違えることのない様に選びましょう。

・素材は何がオススメ?

回し車の素材は主にプラスチックや金属、木を使ったものがあります。一般的にプラスチック製のものが主流です。

他の素材と比べて安価で手に入りますし、デザインも豊富なのでオススメです。

しかしハムスターにかじり癖がある場合、プラスチックをかじって口に入れてしまうと危険なので、木で出来た素材のものを選ぶと口に入っても安心です。

知っておきたいハムスターの回し車を選ぶときの注意点

回し車を選ぶときに知っておきたい注意点がいくつかあるので、こちらもご紹介します。

・必ずサイズは体格にあったものを選ぶ

上記の回し車を選ぶコツでもお伝えしたのですが、回し車のサイズは必ずハムスターのサイズにあったものを選びましょう。

体の大きさに合わない小さいサイズで走り続けると、背中を反らす体勢で長時間過ごすことになってしまいます。

最悪の場合、脊椎が変形することもあるので絶対に避けましょう。

・小さな隙間やガタツキも怪我につながる危険が…!

『取付タイプ』の場合ケージと回し車の間に隙間があきすぎると、ハムスターがはさまって怪我をしてしまう場合があります。

『設置タイプ』はガタツキがある場合、ハムスターが回し車ごと倒れてしまう可能性があります。万が一安定しないようであれば、テープなどで固定してあげましょう。

・意外と気になるカラカラ音は静音タイプを選んで解決

ハムスターは夜間に回し車を走る為、寝室とハムスターのいる空間を分けていたとしても、意外とカラカラ音は気になるもの。

回し車はなるべく静音タイプのものを選ぶといいでしょう。また『取付タイプ』の回し車はハムスターが走るたびにケージごと揺れてしまうので、音が出やすい傾向にあります。

・透明なプラスチックボールは怪我をしやすい

また、透明なプラスチックのボールの中にハムスターを入れて散歩ができるものもありますが、あまりオススメではありません。

空気孔に手足や尻尾をはさんで怪我をしてしまう可能性もあります。これらの理由からハムスターにはボールではなく、回し車を設置してあげましょう。

まとめ

・意外と知らない!?ハムスターの習性

・一日にどのくらい走るの?驚きの数字が…

・サイズや素材は?ピッタリの回し車を選ぶコツ3選

・知っておきたい回し車を選ぶときの注意点

ハムスターの意外な生態から、回し車を選ぶにあたってのコツや注意点をご紹介しました。大切なパートナーのハムスターのためにも、ピッタリの回し車を選んでなるべく健康を保ってあげましょう。