カニは何歳から子供に食べさせてもいい?甲殻類アレルギーや注意点を解説

「これって何歳から与えていいんだろう…」など、カニなどの甲殻類をはじめアレルギーが発症しやすい食べ物は不安になると思います。

アレルギー発症リスクのある食べ物の中でも卵や小麦など、与える機会が多いものはすでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、エビやカニ、落花生などなかなか食べることのないものもありますよね。

そこで今回は与える機会の少ないカニの

  • アレルギーの特徴
  • 与えていいのはいつ頃からなのか
  • 与える際の注意点、コツ

についてお話しします。

まず最初に、皆さんはアレルギーについてどのくらいご存じでしょうか。

「かゆくなって蕁麻疹ができる」「呼吸困難になる」「最悪の場合、死に至る」など“アレルギーの症状”であったり、小麦やそば・卵のように“アレルギーが起こる食べ物”についてがほとんどかと思います。

アレルギー症状や引き起こす食品についての知識でも十分ですが、今回の内容をより理解していただくために「なぜアレルギーは起きるのか」について少しだけ説明します。

カニ(甲殻類)アレルギーが起こる理由

人は風邪をひくと「ウイルスや細菌をやっつけよう!」と、抗体が作られ、菌をやっつけるための免疫というしくみが出来上がります。

これを勉強で例えると、わからない問題が出てきたらまず解き方を考えますよね。

解き方が分かると、同じ問題やそれに似た問題は以前に勉強したやり方で問題を解くことができると思います。

この「解き方が分かるようになった!」が抗体で、その後に出てくる同じ問題や似た問題を解くことができるようになるのが免疫です。

アレルギーとはこれらの免疫と抗体のシステムが私たちの身体に害を与えない食べ物に対して特に強く起こることで、かゆみや呼吸困難などの症状があらわれます。

なお今回ご紹介するカニは「特定原材料」というアレルギーを発症する食べ物の中でも症状が強く出てしまう7つの品目のうちの一つです。

またカニのアレルギーというよりも、甲殻類アレルギーのほうが聞きなじみがあるかもしれません。甲殻類アレルギーは、カニ以外にもエビなどが含まれます。

アレルギーを起こす原因物質の構造がカニとエビはとても似ているので、どちらかがアレルギーだと両方発症する確率が高いです。

甲殻類(カニ)アレルギーの特徴

突然発症する

甲殻類アレルギーはある日突然発症することがあります。

卵や小麦、乳のように乳幼児よりも小学生になってから発症するケースが多いことが特徴です。

大人になっても改善しにくい

卵アレルギーのように、消化の機能がまだ発達していないことによって起こるアレルギーは年齢とともに症状が改善する可能性が高いものもあります。

しかし、甲殻類アレルギーは大人になっても症状が改善しないことが多いです。

運動によってアレルギーを起こす

アレルギーの起こるものを食べた後に運動をすることによって発症する「食事依存性運動誘発アナフィラキシー」というものがあります。

このアレルギーを起こす原因の食品に甲殻類があり、症状の約半数が血圧の低下によるショック症で、その他はじんましんや呼吸困難などが起こります。

卵や小麦よりも長く付き合っていくアレルギーとなる可能性が高いので初めて与えるときはとても不安かと思います。

そこで、カニを与えるタイミングや注意点について見ていきましょう。

カニは何歳から子供に与えていいの?

カニを何歳から子供に与えていいか明確な基準はありませんが、12か月~18か月の離乳食の完了期(ぱくぱく期)に少しずつ与えていくことをおすすめします。

また、初めから大人が食べるようなカニをほぐしてあげるよりはカニのだしがでているお味噌汁や、エビの成分が含まれているお菓子や加工食品から始めていくといいでしょう。

与えてみてアレルギーの症状がでなかったら、新鮮で十分に加熱したカニの身へステップアップしていきます。

カニを子供に食べさせる際の注意点

子供に食べさせるカニは必ず新鮮なものを選びましょう。鮮度が悪くなってくるとアレルギーとは別の症状が起きる可能性があります。

また、経験がある方もいるかもしれませんがカニにはプラスチックの破片のような骨が含まれていることが多いです。

カニフレークやカニの缶詰などを与える際には一度ほぐしてあげて、確認しましょう。念のためフレーク状になっていても、刻んであげたほうがよいですね。

離乳食も完了期に移り、様々な食べ物に触れる機会も多くなったと思います。そこで、ほぐし身のカニの缶詰やカニフレークを使ったレシピをご紹介します。

カニグラタン

用意するもの

  • 玉ねぎ1/8(みじんぎり)
  • にんじん1/8(小さめのさいの目切り)
  • ほうれん草大さじ1(葉の部分を刻んだもの)
  • カニの缶詰大さじ1(骨を確認し刻んだもの)
  • マカロニ10g
  • 牛乳100ml
  • 塩少々
  • ☆小麦粉小さじ2
  • ☆バター小さじ1

①マカロニを表示時間よりも1~2分多くゆでる。

②鍋に小麦粉以外の材料を入れて煮る。

③なじんできたら、☆の小麦粉とバターを入れたら火を止めダマがなくなるまで混ぜる。

④ダマがなくなったらもう一度火にかけて、全体にとろみがついたらできあがり!

→こちらのグラタンは乳アレルギーの方は牛乳とバターの代わりに水を加えると“ポトフ風カニスープ”ができます!

カニチャーハン

  • ごはん100g
  • ねぎ小さじ1(みじん切り)
  • カニフレーク大さじ1(骨を確認し刻んだもの)
  • 醤油小さじ1/2
  • サラダ油少々

①油をキッチンペーパーで塗り、ねぎを炒める。

②カニフレークを入れて水分が少し飛んだらご飯を入れて炒める。

③醤油を少し鍋肌から入れ、香りが立ったらできあがり!

2つとも子どもに人気のメニューですので、カニデビューにぴったりですね。

カニを上手に食べるコツ

カニフレークまでステップアップできたら、ついにラスボス・ゆでたカニです。

なかなかゆでたカニを自宅で食べる機会はないと思いますが、お正月や旅行先でカニが出てきたらお子さんと一緒に食べたいですよね。

大人でもカニを食べるのは難しいですが、きれいに食べるために身をむくときのコツがあるんです。

まずカニの身の中で一番食べやすいのは脚の部分なので、小さな子どもがいるときには脚を渡してあげると良いでしょう。

そこからは3ステップのみです!

  1. 脚を横に持つ
  2. 足先に近い関節を折る
  3. 足先をひっぱる

この手順で身をむいてあげると、つるんときれいに取ることができますよ!

なかなかできない体験なので、お子さんと協力してきれいにむけた時にはたくさんほめてあげるといいですね。

また、カニにはトゲがあったり甲羅が固くて指を切ってしまう可能性もありますので大人の方が十分に注意をしてから渡すようにしましょう。

まとめ

アレルギーは食べるまで発見できず、発症しやすい食べ物を与えるのは不安なこともあると思います。

無理せず、お子さんと楽しみながら食事ができるといいですね。甲殻類アレルギーは学童期に発症しやすいことから、大きくなっても注意が必要です。

また、食べた後に運動をするとアレルギーが発症することもあるのでカニやエビを食べた後に激しい運動は避けるようにしましょう。