レタスが苦い本当の理由 | おすすめの対処法と食べ方も解説します

レタスには苦味が強いものがあります。生のままでは食べられないほど、苦い場合があるので気をつけましょう。

すこし手間を加えるだけで、誰でも簡単に美味しく味わえます。

スープや鍋などの加熱調理も美味しいですが、サラダや和え物などといった生で食べる機会のほうが多いです。

レタスはシャキッとした食感が特徴であり、そこが一番の魅力でもあります。しかしその触感はレタスを生で食べることで感じられ、より苦いことが強調されてしまうのです。

この苦みにはしっかりとした原因があります。今回はレタスが苦い理由4つとその対処法や食べ方を紹介します!

レタスが苦い4つの理由

ラクチュコピクリンが多く含まれている

レタスには、ラクチュコピクリンという成分が入っています。この成分は無害でレタスの茎から出ている白い液体に含まれています。

柔らかい葉より固い茎に多いです。食べる場合は、固い茎の部分を避けて食べることをおすすめします。

収穫する季節によって変化する

夏場は気温が高くほかの季節と比較しても、レタスの発育が活発になり苦味の強いレタスになってしまします。

育ち過ぎると美味しいレタスに成長しないということです。夏場に収穫したレタスは、葉っぱがしっかり締まっているため、重いものは苦い可能性が高いです。

スーパーで購入する際は、重量が軽いレタスを選ぶことをおすすめします。逆に冬場は気温も低く日照時間も短いため、ゆっくりとレタスが育ちます。

そのためレタスが苦くなる可能性が低いです。育ちすぎないように収穫する季節を調整しましょう。

水の量をコントロールしながら、害虫からの攻撃から守りましょう。まめにチェックしながら作業することがおいしいレタス作りのコツです。

野菜は土から栄養を得ているので、気になる方は土も変えてみましょう。

鮮度が悪い

レタスはしなびて古くなると、水分が蒸発していき苦味の濃度が高くなっていきます。つまり、鮮度が悪くなったレタスは苦味が強くなるということです。

鮮度が悪いというは腐っているということではありませんが、しっかり気をつけて食べましょう。

肥料が多い場合

レタスが苦くなってしまう原因には、肥料の与えすぎによる問題の可能性もあります。特にチッソ系の肥料はレタスが苦くなりやすいです。

レタスの成長を考えると適度に肥料を与えることは大切ですが、適した肥料を選ぶようにすることが苦みを減らすうえで重要です。

しかしたくさん与えればいいということではありません。レタスに適した肥料を選択することが大事です。

苦いレタスの種類

紫レタス

紫レタスは、苦いことで有名です。普通のレタスよりも葉が柔らかいため、サラダや和え物などの生食に向いています。また、他に染物としても使う場合があります。

家庭菜園用レタス

家庭菜園で栽培した場合、レタスは苦くなりやすいです。その理由は、農家が栽培するような土や水分、肥料を使っていないからと言われています。

土にある必要な栄養素が足りてないことや水の量が足りないこと、害虫が野菜に必要な栄養を取ってしまうことなどはレタスが苦くなりやすい原因を起こしやすいのです。

またレタスの味もしっかりと付かず、無味で出来上がってしまいます。

レタスが傷んでいる場合との違い

はじめはレタスの苦味を傷んでいると勘違いしてしまう方が多いです。レタスは水分が多いので、油断するとすぎに茶色く変色してしまいます。

冷蔵庫に入れたままにしておくと、色が変色したレタスになっていることがあるので初めて見た方は焦ってしまうかと思います。

レタスが腐ると見た目は赤い色や近い茶色になり、すっぱい臭い、ヌメヌメしたような感触があります。このような傷んでいる状態の時は絶対に食べないようにしましょう。

レタスが苦いときの対処法

あく抜き

レタスはちぎってから半日ほど水に浸しておいただけで苦味が収まっていきます。また水に浸した状態で冷蔵庫に入れて置くと、苦味が消えるだけでなくシャキッとした触感がでてきます。

レタスや生で食べたい方は新鮮な状態で食べたような感覚になるのです。

効率的な手でちぎり方があります。一枚広げてから葉先の緑色部分と芯に近い白っぽい部分を持ち、真っ直ぐに葉先のほうを向けて引っ張るようにちぎりましょう。

紙のように前後にちぎってしまうと、レタス表面の薄皮が残ってしまいます。美味しくない部分を食べることになるので、おすすめできません。

加熱

レタスを加熱すると、苦味成分が甘みに変化します。調理する場合は、炒めたり茹でたりするほうが食べやすく美味しく味わうことができます。

また茹でる場合は、50度ほどのお湯に約10分ほどを目安にして入れて置くのがおすすめです。

苦いレタスのおすすめの食べ方

レタスチャーハン

一般的なチャーハンはウインナーやベーコンなどと一緒に卵を絡めて炒め、そこにご飯や鶏がらスープの素、塩コショウ、マヨネーズなどを入れて美味しいチャーハンになります。

しかし、最後にレタスを混ぜ合わせるだけで、絶品にできあがるのでおすすめです。

本来だとレタスは最後に入れることが多いです。レタスの苦味が気になる場合は火にかけた後で入れると、苦味を感じにくくなり美味しく味わえます。

焼きそば

焼きそばは、レタスと一緒にたくさんの野菜や肉と混ぜ合わせ調味料を入れ炒められるので、苦味が消えて美味しく食べられます。

ただ炒めるだけで野菜を大量消費もできるので、たくさんの栄養が取れてとても効率的です。作るときは2人分を想定すると、レタス半分はすぐに消費できるのでたくさん食べたい方にもおすすめ。

炒めている最中は、味見をしながら調味料を変えていくこともできます。初心者でも失敗しない料理です。

またレタスを加えることで、焼きそばにシャキシャキ感が増します。味や食感のアクセントになるのでおすすめです!レタスは火が通るとすぐシナッとしてしまいます。

加える場合は用意しておいたレタスを多めに切り、料理の仕上げでたくさん投入しましょう。油と絡むことでレタスの周りをコーティングしてくれ、苦味が感じづらくなります。

しゃぶしゃぶ

子供から大人まで人気がある鍋料理、しゃぶしゃぶ。この料理を聞くと、豚肉をメインで味わうことを想像してしまいやすいと思います。

この料理はお湯に浸けるという簡単な調理法です。それに加えて、レタスの苦味を取り除きやすく、レタスと豚肉の相性がとても良いということもおすすめしたいポイントです。

レタスをさっと湯通しするだけで、苦味がなく食べられるので早くたくさん消費したい方は試してみましょう。