赤ちゃんが誕生した喜びと同時に、多くのママがさまざまな悩みを抱えることと思います。
その中のひとつが赤ちゃんのおへそについてです。赤ちゃんのおへそが黒い!これは病気なの?とびっくりする方も多いかと思います。
実は、赤ちゃんのおへそが黒いことは、そんなに心配する必要はありません。実際に、筆者にも0歳の赤ちゃんの子どもがいますが、この記事を作るに当たっておへその黒ずみに対しての悩みや不安はなくなりました。
この記事では、赤ちゃんのおへそが黒いことについての情報を紹介します。赤ちゃんのおへそが黒い理由やケアの方法を知ることができますので、子育てママの皆さんご安心ください♪
この記事を読み終えると、赤ちゃんのおへそについて、黒くなるのはどうして?黒くなっていたらどうすればいいの?という疑問を解決できます!
目次
赤ちゃんのおへそが黒い理由
赤ちゃんのおへそが黒くなっているのには、3つの理由があります。
古い血の塊
1つ目の理由は、へその緒が取れた時の出血が残っているからです。おへその中に古い血液が残っていると、かさぶたのように黒くなります。
おへその汚れ
2つ目の理由は、あかや皮脂、ほこりなどがたまっている場合です。こちらはいわゆるおへそのごまです。大人も同じように黒くなります。
色素沈着
3つ目の理由は、へその緒が取れたあとの色素沈着です。こちらも、大人でも同じように黒ずんでいる人もいます。
赤ちゃんのおへそが黒いことによる悪影響や病気の危険は?
古い血の塊・色素沈着は、へその緒が取れたあとの名残りのようなものなので赤ちゃんのおへそや体に悪影響はありません。おへそのごまは皮脂やほこりなどの汚れです。そのため、この中にたくさんの細菌がいることになります。
しかし、おへそにトラブルが起こらない限りその細菌が体内に入ったり感染症を引き起こしたりすることはありません。ですから、おへそのごまもおへそが乾燥していれば同様に病気の危険はありません。
ただし、
- ・ジュクジュクと湿っている
- ・おへそやその周囲が赤く腫れている
- ・膿や出血がある
- ・触ると痛がる
- ・しこりができている
おへそにこのような症状がある場合は臍炎(さいえん)や臍肉芽腫(さいにくげしゅ)かもしれないので、早めに病院を受診してください!
赤ちゃんのおへそが黒いものを掃除する必要はある?
無理に取ろうとするとおへその中や周囲の皮ふが傷ついてしまう可能性があり、その傷から細菌感染を起こしてしまう危険があります。
おへそを閉じている組織の下は、臓器を包んでいる腹膜に直結しているので、おへその皮膚が傷ついてい待った場合、ひどいときにはおなかの中に影響を及ぼしていまいます。
そのため、むやみに触らず放置しておくほうが良いのです。
赤ちゃんのおへそが黒いのを綺麗に掃除する方法
産まれて1カ月くらいまでのおへそはまだ傷あとが残っています。細菌に感染しないよう、お風呂上がりに消毒をしましょう。消毒液を含ませた綿棒で見えている部分だけ汚れを取ります。
生後1カ月以降はお風呂上がりに綿棒で水分を拭き取る程度で十分です。または、おへそにオリーブオイルやベビーオイルなどを入れてから掃除する方法もあります。
汚れが柔らかくなって浮いてくるのを待ち、綿棒やガーゼなどを使ってそっと拭き取りましょう。ただし、オイルを使うときは注意が必要です。
オイルは基本的に汚れを落とすために使うものではなく、鼻や耳などが乾燥して綿棒が入りにくい時に潤滑油として使うものです。オイルを使うことがかえって汚れの原因になることもあるので、使ったあとは綺麗に拭き取るようにしてください。
いずれの掃除のやり方も、身近なところで手に入るものや自宅にあるものを使って、特別な技術がなくてもできるケア方法です。
赤ちゃんのおへそを掃除する時に気をつけること
おへそが黒くても基本的には掃除をする必要はないことはわかりました。ただ、どうしても気になってしまう方もいるかと思うので、掃除するならば以下のことに注意して行うようにしてください。
おへその中や周りの皮ふが傷つかないように、無理には行わないようにしましょう。赤ちゃんが嫌がったり動いたりしたときは掃除をやめるようにしてください。
また、綿棒やガーゼなどを使用する場合は、こすりすぎないように注意しましょう。
黒いところが完全に取りきれずに残っていても赤ちゃんの体に害はないため、赤ちゃんのおへそを無理やりこすらず丁寧に掃除すれば問題ありません。
筆者も子どものおへそを見て、うずうずと汚れを取りたい気持ちになることがときどきあります(笑)。ごくたまに、お風呂上がりに見えている範囲を少しだけ綿棒で触ってとっています。全部取れていなくても気にしていません。
成長するとおへその黒いものはなくなる?
おへそはいつまで黒いのでしょうか。実は成長に従い、古い血の塊であれば、通常は1カ月(おへその消毒が必要な期間)ほどでなくなる場合が多いです。
おへそのごま・色素沈着による黒ずみは、大人でも起こりうることなのでいつまでになくなる、というものではないです。筆者の子どもも、生後8カ月になった今でもおへそのひだのあいだが黒いままです。
出産した病院で、助産師さんから「おへそは黒くなるものだから心配しないで」と事前に説明を受けていたので、特別に気にしてはいませんでした。
大人である筆者の自分のおへそを見ると、そういえば少し色素沈着しているし、たまにはおへそのごまがついていることもあります。赤ちゃんも大人も、黒くなっていることは心配しなくても大丈夫です。
まとめ
赤ちゃんのおへそが黒いのは普通です。汚れが気になることもあるかもしれませんが、そのままそっとしておきましょう。
おへそがいつまでも乾燥せず赤み、膿、しこりなどがある場合は、炎症を起こしている可能性があるので早めに病院を受診してください。
どうしても気になっておへその掃除をするときには、身近にあるものを使ってご自宅でも手軽にケアできます。ただし、触りすぎないことが大切です。ケアして取れない汚れがあっても、無理に取ろうとしたりこすりすぎたりしておへそを傷つけないようにしましょうね。