寒さが身にしみる季節になってきました。暖かいお部屋のなかでホッと一息つきたい。仕事や家事で疲れた合間に、リフレッシュしたい。
そんな時に健康と美容によいものを手軽にとることができたら一石二鳥ですよね。「お仕事の忙しさから、疲れがとれない…」「手軽に風邪の予防がしたい」「美肌のためにビタミンをとりたい」
そのように思っている人に、はちみつレモンがオススメです。両方とも昔から自然にある食物で安心ですし、スーパーなどでも手に入れることができますね。
美容や健康、体重が気になるアラフォー看護師ライターが徹底調査した結果をお届けします。
この記事を読むことで
- はちみつレモンの効果や食べることで得られるメリット、
- 食べ過ぎによるデメリットを知ることができます。
- 1日の摂取量の目安
- 食べるときの注意点
- はちみつレモンを作るときの注意点
を知ることができます。おすすめレシピも紹介しますので、飽きずに毎日はちみつレモンを食べるために役立ててくださいね。
はちみつとレモンがあれば、おうちでお手軽に作ることができる、はちみつレモン。はちみつレモンを食べることで、どんなメリットや効果があるのか見ていきましょう。
目次
はちみつレモンの効果編
体力回復
はちみつは古くから生薬として使われてきました。主な成分は果糖とブドウ糖からなり、ともに単糖類です。
単糖類は体に入ってすぐに吸収されエネルギーとなるので、効率のよいエネルギー源といえます。はちみつはビタミン、やミネラルなど多くの栄養素を含むため、疲労回復効果も期待できます。
そしてレモンに含まれるクエン酸ですが、糖をエネルギーに変化させる働きがあります。スポーツ選手などアスリートの方たちが、トレーニング後に疲労回復を目的にサプリメントなどで取り入れることで有名な成分です。
レモンを食べてクエン酸をとることで、疲労回復につながるのですね。
風邪を予防する
はちみつは過酸化炭素を含み、抗菌成分や高い抗菌効果があります。また体を潤す効果やセキを止める効果があります。
便秘を改善する
はちみつには腸内細菌の働きをよくする効果があります。後述しますが、食べ過ぎには注意が必要です。
美肌効果がある
はちみつはビタミンやアミノ酸、ポリフェノールなどの美肌成分を含みます。お肌を潤す効果もあるので、美肌作りにはもってこいの食べ物ですね。
免疫力アップ
レモンの主成分であるビタミンCは抗酸化作用があり、体をサビにくくさせます。活性酸素の働きを低下させ、免疫力をアップさせる効果があるのです。
免疫は病気やストレスに負けないように体をサポートするため、抗ストレス効果もあります。
ダイエット効果
レモンをとることで、レプチンという物質の血中濃度が下がることが報告されています。レプチンというホルモンは、体脂肪と相関することで知られるホルモンです。
広島大学保健福祉学部とポッカの共同研究結果によれば、毎日レモンを食べていた人たちは、食べていない人に比べて、レプチンの値が低いことがわかりました
血圧を下げる
先述の研究では、レモンには最高血圧を下げる効果がある、と報告されています。最高血圧とはよく「上」といわれる血圧の値のことですね。
1日に0.7個以上のレモンを食べたグループでは、血圧が下がったという報告があります。ここまではちみつとレモンの効果をチェックしてきました。
疲労回復や美肌効果、風邪の予防などの体に嬉しい効果がありそうですね。
はちみつレモンを食べ過ぎるとどんな影響がでる?
健康や美肌への効果がある、はちみつレモン。でははちみつレモンを食べ過ぎることによるデメリットや悪影響はあるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
下痢やお腹が痛くなることがある
はちみつに含まれるグルコン酸によって、腸内細菌が活発になりお腹が痛くなったり下痢をしてしまう可能性があります。便秘気味の方は問題ないかもしれませんが、もともと快便な方は注意しましょう。
食べ過ぎると太る可能性がある
体にいいはちみつですが、実はちょっと高カロリー。大さじ1杯でおおよそ64キロカロリーあります。バナナ2分の1本分程度のカロリーがありますから、摂り過ぎには注意が必要そうです。(カロリーはオバケ級)
また、GI値(グリセミックインデックス=どのくらい血糖値を上げやすい食物かを表す)も85と高め。体重や体脂肪が気になる方は、あくまで糖分であることを忘れずに取り入れましょう。
はちみつレモンは食べ過ぎてもいいの?
レモン自体はキレート作用があり、摂り過ぎた分のビタミンCは尿に溶けて出ていきます。「某ビタミンドリンクを飲んだら、おしっこが黄色くなった」という経験がある方もいるのでは?
1日に食べてもいいはちみつレモンの量は?
せっかく健康や美肌に効果があるはちみつレモンでも食べ過ぎてしまうと体によくないことがわかりました。では、1日当たりどの程度までなら食べてもよいのでしょうか。
WHOによれば、1日の糖類摂取量は摂取カロリーの10%程度とすることを推奨しています。一般的な女性の1日あたりの摂取カロリーを仮に1800キロカロリーとした場合、180キロカロリーがおおよその摂取目安量となります。
ですから、はちみつは大さじ2杯程度(=128キロカロリー程度)までにした方がよいでしょう。
1日当たり食べてよい目安量がわかりました。健康や美肌のために食べているのに、健康を害してしまっては本末転倒です。
では、はちみつレモンを食べるときに注意点はあるのでしょうか?ここでは、はちみつレモンを手作りする前提で話を進めていきます。
はちみつレモンを食べるときの注意点
手作りする時には無農薬のレモンをつかう
輸入品のレモンは長時間の輸送に耐えるために、大量の農薬が使われている可能性があります。レモンの皮を洗った程度では、簡単に農薬が落ちることはありません。
ですから、はちみつレモンを手作りするときには、できるだけ無農薬のレモンを使用するようにしましょう。
作ったあとは必ず冷蔵保存すること
作ったはちみつレモンは、しっかりフタの閉まる保存容器にいれてから冷蔵庫で保存しましょう。はちみつ自体は水分がほとんど含まれないため、正しく管理すれば腐ることはありません。
しかしレモンは水分が含まれていますから、腐らないように注意が必要です。またはちみつレモンを入れるビンなどは消毒してから使うようにしましょう。
自宅で作ったり食べたりする目的でしたら、煮沸消毒が経済的で簡単です。もちろん、食器などに使用できるアルコール除菌スプレーを使用し用毒してもOKです。
煮沸消毒の方法
- ビンがしっかりひたるサイズの鍋を用意する。
- 水の状態からビンを入れて、沸騰させながら5分程度煮る。(沸騰してからビンを鍋に入れると割れてしまうことがあるので注意)
- ビンのふたは3分程度煮たら、取り出してキッチンペーパーの上などで
しっかり乾燥させる(水分が残ると腐る原因になる)※いずれもトングなどを使用して取り出す。火傷に注意!
賞味期限は約半年
作ったはちみつレモンは半年を目安に食べきってください。食べるたびにカビが生えたりしていないか、確認することを忘れずに。もしカビが発生した場合は、もったいないと思うかもしれませんが全て破棄しましょう。
目に見えないカビの胞子がある可能性があります。
はちみつレモンのおすすめレシピ3選
はちみつレモンはそのまま食べても、水やお湯で割って飲んでもおいしいですね。「でもなんだか飽きちゃったな~」そんなときに試してほしいレシピを3つ紹介します。
はちみつレモンジンジャー
寒い朝や寝る前に!ショウガの効果で体の底から温める。
- はちみつレモン適量にお湯を加えてお好みの味にする。
- しょうがチューブを1㎝くらい入れる
- かき混ぜてできあがり
はちみつレモン牛乳
手軽にタンパク質をとることができる
- 牛乳を熱めに温める。(電子レンジでOK)
- はちみつレモンを加えて、ドロッとなるまでかき混ぜる
- スプーンですくいながら飲む
サツマイモはちみつレモン
お弁当におやつにピッタリ!
- サツマイモをよく洗う
- 皮付きのまま5㎝程度の厚さの輪切りにする
- 鍋にはちみつレモン適量と、水を入れる
- 鍋に②を入れて落し蓋をして火にかける。
- 煮立ったら弱火にしてサツマイモが柔らかくなるまで煮る
- 出来上がり!
※冷蔵保存3日を目安に食べきりましょう。
まとめ
はちみつレモンは美容と健康に効果あり!だけど食べ過ぎないように!
ここまで「はちみつレモンの美容や健康への効果は?食べ過ぎによるデメリットはある?」についてまとめてみました。
美容や健康への嬉しい効果がありましたね。その一方で、食べ過ぎると体重が増えたり、お腹が痛くなったりする可能性があることがわかりました。
手作りする場合は、消毒などの衛生状態に気を付けるようにしましょう。はちみつレモンを食べて冬を乗り切りましょう!