ブラウニーの生焼けかどうかの見分け方 | 誰でも簡単に確認する方法3選

チョコレートたっぷりのしっとりブラウニー、近づいているクリスマスやバレンタインのプレゼントに手作りを考えている人もいるのではないでしょうか。

材料を混ぜて焼くだけのブラウニーは初心者にも作りやすいお菓子ですが、「しっとりしているけど、これは焼けているの・・?」「レシピ通りの時間で焼いてみたけど、火が通っているかどうか分からない・・」と悩む声が多くあります。

プレゼントで大切な人に渡すならなおさらしっかりと火の通ったブラウニーにしたいですよね。実は、そのような悩みは簡単に解決することが出来ます。

なぜなら、ブラウニーは私たちに分かりやすくサインを出してくれているのです。とあるポイントに注目することで、生焼けかどうか判断することは可能なのです。

この記事では、ブラウニーが生焼けかどうかの見分け方3つと、生焼けがNGな理由、生焼けになってしまう原因4つと生焼けを防ぐ方法、さらには生焼けになってしまったときの立て直し方を解説していきます。

この記事を読み終えると、今後ブラウニーの焼き加減で一切悩むことなくブラウニーを焼くことが出来ますよ!自信をもって大切な人に食べてもらえるように頑張りましょう。

ブラウニーが生焼けかどうかの見分け方3選

それではブラウニーが生焼けかどうかをどのように判断したら良いのでしょうか。見分け方は、3つあります。

焼いた後のブラウニーに竹串を刺してみる

一般的な方法として、竹串を刺す方法があります。なぜなら、加熱前の生地は水分が多いため、刺した後に竹串にまとわりつく生地が多くなるからです。竹串を刺してみるとブラウニーの真ん中部分の焼け具合を表すサインが分かります。

ブラウニーが焼けた後、端っこではなく真ん中部分を刺してみましょう。火が一番通りにくい真ん中を刺すと、全体に火が通ったかが分かるからです。

ブラウニーが焼けているときのサインとしては竹串に何も付かないか、「ボロボロ」または「しっとり」とした生地が少し付く位です。

一方、生焼けの場合はとろとろとした液体が付く、液体までとはいかなくとも竹串にたくさん固形が付く場合もまだ十分に火が通っていないサインとなります。

ブラウニーを切って断面を確認してみる

ブラウニーを切って断面を目で見て確認することも一つの方法です。中が液状だったり、ドロドロしていたら生焼けです。火が通っていれば、固まるはずだからです。

また、断面が焼けていない層・焼けている層で分かれ、色の濃さがはっきり違うものも生焼けのサインです。色の違いがはっきりせず、中心が濃く、外側になるにつれて薄くグラデーションになっている程度なら問題ありません。

ブラウニーの外側の方が火にあたっているため、中心部分よりも水分が少なくなっているだけだからです。

食べて確認してみる

実際に食べてみるのも良いでしょう。美味しく食べられるかどうかが判断のポイントです。なぜなら、生焼けかどうかは味や食感、風味に現れ、よく焼けているブラウニーは美味しく食べられます。

生焼けのものであれば、「粉っぽい気がする」「水に小麦粉を混ぜたような感じ」「卵のドロドロした感じがする」「外側は美味しいけど、中はドロドロして味がいまいち」などと感じることでしょう。

また、ドロドロしてはいないけれどしっとりしている、これはどうなんだろう?と不安に思う人もいるかもしれません。しっとりしている程度ならほぼ火は通っている可能性が高いです。

ブラウニーはバターやチョコレートなど、油分が多いほどしっとりします。

元々、作る過程で卵などの水分が多い状態の材料を過熱することで水分を飛ばしますが、油分が多く入っていることで完全に乾いた状態にはならないのです。

悩むようであれば、焼きあがった後に余熱のみで様子を見た後に竹串を刺してみましょう。上記のように、竹串に少量付く程度なら問題ありません。

生焼けのブラウニーを食べてはいけない理由

「ブラウニーが生焼けでも食べられないの?」「トロトロしているチョコのお菓子もあるし、美味しそうじゃない・・?」と思う人もいるでしょう。しかし、ブラウニーは生焼けのままでは食べることはNGなのです。

ではなぜ、生焼けのまま食べてはいけないのでしょうか。それは、お腹を壊す原因となるからです。ブラウニーの材料である小麦粉のでんぶんは、生では食べられません。

このでんぷんは消化しにくく、生のまま食べると腸を刺激するため腹痛や下痢を引き起こします。一方、加熱されたでんぷんは消化しやすく、安全に食べることが出来るでんぷんに変化します。

生焼けのブラウニーを食べてお腹を壊すことは避けたいですね。

ブラウニーが生焼けになってしまう原因4つ

分量が間違っている

ブラウニーが生焼けになってしまう原因として、生地の分量が多いことがあります。分量が多いことで生地が厚くなり、その分火が通りづらくなるのです。また、使っている型は材料に対して大きさは合っているでしょうか。分量に対して型が小さいと、生地は分厚くなってしまいます。生地の厚さの目安としては、2㎝以内にするのがベストです。

オーブン設定温度が高い

オーブンの設定温度が高い場合、ブラウニーが生焼けになってしまう原因となります。中まで火が通りづらく、表面だけカリカリになってしまうのです。また、表面が焦げ付く原因にもなってしまいます。

レシピ通りオーブンの設定にしても、必ずしもちょうどよい温度であるとは限りません。例えば、電子オーブンよりもガスオーブンの方が過熱温度は一気に高くなります。

また、メーカーや使ってきた年数などにより、そのオーブンのクセは様々です。レシピの設定は参考程度にして、ブラウニーの焼けたサイン・生焼けのサインを見極められるようにしていきましょう。

オーブン設定温度が低い

オーブンの設定温度が低いと、時間をかけても火が通らない状態となります。

予熱の設定をしていない

予熱設定していないことも、火が通りづらくなる原因です。スタートボタンを入れてからすぐにオーブン内は温まり始めますが、オーブン内全体が設定温度まで温まるまでは約30分もかかると言われています。

そのため、予熱設定していないままスタートしても十分に加熱できません。また、予熱設定をせずに過熱を始めると焼きムラの原因となります。

オーブンはレンジと違い、素材の外側からじわじわと温めていきます。そのため、十分にオーブン内が温まらないのに加熱を始めると、ブラウニーの中心部分は熱が通りづらくなるのです。

ブラウニーが生焼けの時の立て直し方

上記のような生焼けのサインがあれば、もう一度加熱しましょう。焼きすぎるとすぐにパサパサになってしまうので、そのままオーブンで5分おきに再加熱し様子を見ます。

5分再加熱して竹串でチェックして・・を繰り返していきます。こまめに確認していくことがポイントです。再加熱の時に表面の焦げ付きが気になるようなら、アルミホイルで保護します。

またオーブンの温度が高い場合は、10度下げて再加熱します。温度を下げすぎても火が通らない原因となるので、温度を下げるのは10度までが良いでしょう。

そしてブラウニーを切り分けた後に生焼けが分かった場合は、オーブンではなく電子レンジを使います。切り分けた状態だと火が通りやすく、焼きすぎた状態になりやすいからです。

レンジはオーブンとは違って、素材の中から温めていくため焼きすぎるリスクが低くなります。具体的には、500~600Wで1分ずつ加熱していきます。

この場合も、こまめに焼け具合をチェックしながら加熱していきましょう。

ブラウニーが生焼けになるのを防ぐ方法

ブラウニーが生焼けになるのを防ぐには、上記の「ブラウニーが生焼けになる原因」をしっかりと頭に入れてフォーカスしていくことが大切です。

まず、正しい分量に合った大きさの型を使い、生地は2㎝以内と分厚くなりすぎないようにしましょう。生地を厚くならないようにすることで、火を通りやすくするためです。

また、オーブンの設定温度は高すぎないか、低すぎないか確認してみましょう。レシピ通りに設定していても、オーブンの癖は様々です。その都度、焼き加減を確かめていきましょう。

温度が高すぎると表面だけ焼ける原因になり、低いと全体的に火が通らなくなります。そして、予熱設定は忘れず行いましょう。

予熱設定してオーブン内全体が高温の状態で加熱を始めることで、ブラウニーの真ん中部分まで火を通しやすくなるからです。

まとめ

ブラウニーが生焼けかどうか見分ける方法

  • 竹串で刺してみる:ドロドロとしたものが付く、固形がたくさん付くのは生焼けのサイン。竹串に何も付かない、固形が少量付くのは焼けている。
  • 食べてみる:美味しく食べられるなら焼けている可能性あり。
  • 切って断面を見てみる:ドロドロしている、または火が通っていない層と、火が通っている層がはっきりと分かれているのは生焼けのサイン。

生焼けのブラウニーを食べてはいけない理由

  • 小麦粉のでんぷんが生焼けだと、腹痛や下痢を引き起こす。そのため、しっかりと火を通す必要がある。

ブラウニーが生焼けの時の立て直し方

  • 5分ずつ再加熱して、焼き加減の確認をする。
  • 切り分けた後の加熱は、電子レンジを使用すると焼きすぎを防ぐことが出来る。

ブラウニーが生焼けになる原因と防ぐ方法

  • 生地が厚い:材料の分量を守る。また、分量に合った大きさの型を使い生地の厚さは2㎝以内にする。
  • オーブンの設定温度が高いor低い:オーブンの設定温度を確認し、焼き具合を確かめながら調整する。
  • 予熱設定していない:加熱前に、オーブンの予熱設定を行う。

ブラウニーが生焼けのサインを理解し生焼けを防ぐ方法をしっかり実践すれば、誰でも火の通った美味しいブラウニーを焼くことが出来ます!これからの季節に向けて、美味しいブラウニーを作れるように是非実践してみましょう。