プチプチの正しい使い方と余った時の活用法、誰でもできる方法を解説

日常よく目にするプチプチですが、どう使うのが正しく、より機能を発揮できるのでしょうか?また、よく購入商品などに付いてくるプチプチ、都度捨ててしまうのももったいないと思いませんか?

正式名称を『気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)』というこの可愛くもポテンシャル高きプチプチ、皆さんの生活の質がぐっと上がる活用法がきっとあります。

この記事では、プチプチの正しい使い方、プチプチで綺麗に梱包する方法、余ったプチプチの活用法をご紹介します。皆さんがこれだ!と思う方法でぜひご活用ください。

プチプチの正しい使い方

プチプチをよく観察してみると、片面は平面な面、もう片面はプチプチがついている凹凸面があります。

実はこの2面、どちらが表でどちらが裏、という決まりはありません。各面の特性と、包むもの等の性質を踏まえて、どちらの面を内側にして使用するか決めましょう。

皆さん、1本指を立て、プチプチの各面に向かって垂直にその指で押してみましょう。まずは平面側を押してみます。

すると、平面側から指で押しても、反対側の凹凸面の気泡はあまり破損しません。では、逆はいかがでしょうか。凹凸面を指で押してみると、気泡は簡単に破損してしまいます。

実はこのプチプチ、平面側に比べて気泡側の面はとても破れやすい性質になっています。

作成過程において、もともと平面だったポリエチレンに熱加工などで引き伸ばして凹凸面を作り、もう1枚の平面のポリエチレンと重ね合わせて作成しているからです。

もちろんいい特性もあります。気泡側は平面側に比べて形状追従性という性質があります。それはつまり、包むものや添わせるものに対して、より密着性があるという事です。

このような特徴をもとに凹凸面を内側に使用するものと、外側に使用するもののお勧めをご紹介します。

凹凸面を内側に使用するもの

1.平面ではない面が多いもの(物の形状に合わせてうまくフィットします。)

2.ビン

3.箱(包装後、外側が平面だとテープ等で留めやすいです。)

凹凸面を外側に使用するもの

1.角があるもの(凹凸面が内側だと破れる危険性が高いです。)

2.突起物などひっかかりそうな部分があるもの

3.金属(凹凸面が内側だとプチプチの跡がついてしまうことがあります。)

なんだか少々ややこしく感じてきましたね。実はここまでは、もっとも一般的な二層品(片面が凹凸面、もう片面が平面のもの)の話でした。

この二層品の凹凸面に、さらに平面のポリエチレンを合わせた三層品も販売されています。これは二層品のような『どっちを内側にするか論争』は不要の商品です。

もちろん二層品より丈夫な作りですので、ややこしい話はごめんだという場合や、強度などに不安な場合は、三層品を使用するほうがよいでしょう。

包む面を決めたら、次は包むものになるべく密着させて間に空間がなくなるように包んでいきます。包み終わったらセロハンテープやマスキングテープで固定し、完成です。

プチプチ自体やセロハンテープには色がついていませんので、セロハンテープで留める場合は端を折り返すなどして、梱包を開く際にどこから開けばいいか分かりやすくするのもよいでしょう。

プチプチで綺麗に梱包する方法

手先が不器用で綺麗なに梱包できないという方は、以下の方法を試してみてください。

1.プチプチは、包むものより余裕をもって大きめにカットします。

 

2.大体で差し支えないので、包装完成まで2段階から3段階に分け、各段階において、輪ゴムで仮止めしてから見栄えを調整し、セロハンテープやマスキングテープで固定します。テープで固定した後に、輪ゴムは外していきましょう。

 

3.  マスキングテープを使用すると、何度も貼り直しが可能ですし、色々なサイズや柄物もあり、皆さんらしさをさりげなく演出できるかも知れません。100円ショップなどでもたくさんの種類がありますので、お店に足を運んでみるのもよいでしょう。

一見大したことのなさそうなコツですが、結果は大違いです。ぜひ1度試して、違いを比べてみてください。きっと満足のいく包装になるはずです。

余ったプチプチの活用法

使用後のプチプチ、皆さんはどのように活用されていますか?このプチプチ、多方面において機能抜群のポテンシャルを発揮してくれる、すごい子なんです!

筆者がプチプチを活用して、特に満足を超えた結果になった活用法をくつかご紹介させていただきますので、ぜひぜひ試してみてください。皆さんの生活の質もぐっと向上するかもしれません。

寒い冬の防寒対策

寒い冬のプチプチ三段活用をご紹介します。まずはベッドマットや布団の下、カーペットの下に敷いて底冷えを軽減します。

私はプチプチを二重に使ったり、布団の足元だけプチプチを折り返して、タオルケットと毛布の間にまで入れ込み、睡眠時の足元をガードしていました。

次に、窓にプチプチを直貼りして隙間風等を防ぐ方法をご紹介します。プチプチの凹凸面を窓ガラスにあて、冊子や窓枠部分から思い切って貼り付けてみましょう。

カーテンを閉めれば、部屋の中からの見栄えはそれほど悪く感じません。春先に剥がすことを考えて、マスキングテープ等の綺麗に剥がせるものを使用することをお勧めします。

これでも足りなければ、最後の手段、玄関ドアの内側に、なるべく上下左右隙間を開けないように、プチプチを吊り下げ、カーテンや御簾のように取り付けます。

以上の対策で、外の冷気をかなりシャットアウトできます。

へたったクッション等のかさ増し

へたったクッションには、このプチプチが最適です。細かい端切れのプチプチも使い切れます。

まずクッションカバーを外し、中のクッション本体を取り出します。中綿の入れ口がある場合には、数センチ角に切ったプチプチを綿に混ぜて入れれば完成です。

中綿の入れ口が完全に縫い閉じられている場合には、クッション本体とクッションカバーの間にプチプチを敷き入れます。

大切な食器の保管

来客時に使用するちょっと値の張るいい食器、普段は使わず、使うときも片づける時もバタバタの時ばかりですよね。

そんな時に手を滑らせて大切な食器を割ってしまうなど、残念過ぎます。大切な食器は、ぜひプチプチに包んで食器棚の奥へしまっておきましょう。

子供のおもちゃ

プチプチをくるくるっと筒状に丸めるだけで、痛くない剣の完成です。ぜひお子様とチャンバラごっこを汗だくで楽しんでください。

ケガの心配もありませんし、おもちゃが壊れる心配もありません。形が崩れたら巻き直せばいいですし、そもそも遊び終わったらほかの使用方法に使いまわせばいいのです。

たくさんプチプチがあるのであれば、その上にダイブしても楽しいですし、ヒラヒラ扇いで、風を起こして遊ぶのも楽しいでしょう。

太陽のもとで遊べば、お日様の光がプチプチを通してキラキラして、綺麗ですよ。雨の日にお家で遊んでも、いいストレス解消になりますね。

ただし、プチプチはビニール製です。お子様が窒息等の事故に遭わないためにも、必ず大人の目の届く範囲で遊ばせてください。

ストレス解消!

ストレス解消でプチプチを押しつぶしている人もいらっしゃると思います。

1粒ずつ潰すもよし、プチプチを雑巾のように絞って大胆に潰すもよし、筆者はプチプチを3重ほどに折って、ボールペンを振り下ろしてストレ解消したこともあります。

誰かの前でやれば相当やばい人ですが、一人の時にどうストレス解消しようが問題ありません。

ドットアート

実は、私が最もお勧めする活用法はこのドットアートです。小さな子供でも遊べる方法としては、絵の具をプチプチ側に塗って紙に押し当て、スタンプのように楽しむ方法があります。

色々な色を使ったり、色を重ねることで、とても個性的なアートが作れます。大人が楽しむアートとしては、プチプチの気泡部分に注射器等で絵の具を注入して作成するドットアートがあります。

思い切って大きなサイズのプチプチで作成し、作品を飾ってみてはいかがでしょうか?きっと斬新で素敵なアートに仕上がるはずです。

まとめ

・プチプチは梱包するものによって、凹凸面を内側に使用するか外側に使用するかを使い分けるとよい。

・プチプチで梱包するときは、大きめにカットし輪ゴムで仮止めしながら包むと綺麗に梱包できる。

・余ったプチプチの活用法はたくさんある。

気泡が潰れるその日まで、プチプチは生活の様々なシーンで活躍してくれます。皆さんもぜひ楽しんでプチプチをご活用ください。