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野良猫にひっかかれた時の対処方法| 感染する可能性のある病気も解説

野良で生きる猫もいます。猫好きな方なら、野良猫でもなでてあげたくなりますね。

しかし、猫をなでたときにひっかかれてしまったり、かまれてしまったりすることもあるかもしれません。

野良猫も野生動物です。野生動物はたいてい何らかの菌を持っていることが考えられます。

時には感染症にかかってしまう危険性があるかもしれません。野良猫にひっかかれたら、どのような対処をすればよいのでしょうか。

この記事では、考えられる感染症と対処法、病院に行くべきか否か、ひっかかれないようにする方法、野生動物がもつ感染症の危険をご紹介していきます。

ネコにひっかかれた時に考えられる感染症について

人間の皮膚は、健康を守るバリアです。猫にひっかかれたり噛まれたりして傷ができると、そのバリアが破られることになります。そこから菌が入ってきて、感染症にかかります。

粘膜も感染しやすい場所です。菌のついた手で目や口など粘膜を触ると感染しやすくなります。

感染症もさまざまなものがありますが、以下には野良猫にひっかかれた時にかかりやすい病気を挙げます。

猫ひっかき病

バルトネラ菌によって発症します。猫と猫ノミ同士で感染し合います。バルトネラ菌を持っている猫は無症状で、猫の外目からは保菌しているかどうかは分かりません。

【特徴】感染猫に引っかかれたり、かまれたりした時に感染します。感染した猫を吸血した猫ノミに刺されても感染することがあります。

7月から12月にかけて多発します。15歳以下の発症が多いい報告があります。

 

【人の症状】皮膚が赤く腫れあがります。感染からの潜伏期は3日から10日です。発症すると熱や痛みが出たり、リンパ節が腫れることがあります。

パスツレラ症

パスツレラ属菌によって発症します。痛みが生じてきます。

【特徴】野良猫に限らず、どの猫も口の中に保有している菌です。口の中だけでなく、ツメにも保菌しているので、ひっかかれて感染することがあります。

 

【人の症状】ひっかかれたりかまれたりした後、15分から1時間と、比較的短時間に痛くなり、腫れます。猫に顔をなめられて、副鼻腔炎等を発症することもあります。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

皮膚糸状菌という真菌によって発症します。

【特徴】小動物を抱く機会の多い方に多く発症します。目立ちやすい症状なので、すぐに治療すれば数週間で治ります。

 

【人の症状】皮膚が発赤して円形に広がったり、毛が生えている部位では毛が抜けたりします。治ってくると、円の中心から治ってきます。

野良猫にひっかかれたときの対処法

水で洗いましょう。ひっかかれていなくても、野良猫を触ったら手を洗いましょう。手洗い・うがいは、どの感染症にも有効な対策です。

野良猫にひっかかれたときは病院に行くべきなのか

体調に異変が出たら、病院に行きましょう。皮膚の痛みや発赤などは皮膚科、発熱だったら内科など、適切な診療科にかかりましょう。

診察を受けるときには、野良猫に引っかかれたことを医師にしっかりと伝えます。痛みや発熱が野良猫由来なのか、それとも別の病気であるのかを判断するのは医師です。

問診には正しく答え、今の自分の体調を正確に医師へ伝えないと、正しい診断は下されないでしょう。

野良猫にひっかかれないようにするには?

ひっかかれないためには、近づかないのが一番です。元気で健康な方なら野良猫をなでることもあるかもしれませんが、その後はしっかり手を洗う必要があります。

野良猫を保護するなどの必要があって野良猫に触れる場合は、猫を刺激しないように捕まえます。その後に動物病院に連れていき、猫にしかるべき健康診断を受けさせましょう。

妊娠中の方は、野良猫にまず近づかないのがよいでしょう。なぜなら、妊娠中に初めて感染をすると、流産したり胎児の発育に影響を及ぼしたりする病気もあるからです。

トキソプラズマ症(野生動物の糞便によって感染します)がその一例です。

体調が悪い時も、体の抵抗力が落ち、他から菌をもらってしまうことがあります。野良猫には触らないほうがよいです。

野良猫に限らず、野生動物は、何らかの菌を持っていると考えよう

野生動物というのは、家畜やペットと違って外で生きています。人間の管理下にある動物ではありません。

家猫はワクチン接種や室内飼育などで病原体から遠ざけることができますが、野良猫だとそうはいきません。

どんな菌を持っているかは分かりませんが、少なくとも家猫よりも多くの菌を持っていると考えるのが自然です。

動物を中心として人間に感染する可能性のある病気を総称して「人獣共通感染症」といいます。猫ひっかき病もそのひとつです。

人獣共通感染症は、町の病院で治るものから、法律で保健所に報告が義務づけられている重篤なものまで、多様な病気があります。

野良猫も狂犬病の菌を持っている?外国の場合

狂犬病は、人を含めたすべての哺乳類が感染する病気です。猫も狂犬病を保有することがあります。

日本は狂犬病の清浄国で、50年以上人間の発症例はありません。しかし、外国はそうでないことがあります。

猫が狂犬病の感染源になるのは、アジアの中だと5%程度と少数です。しかしふとしたときに家に入った野良猫が、人を噛んだりひっかいたりすることがあり、その時に感染するおそれがあります。

万が一、外国で野良猫にかまれる・ひっかかれるなどした時は、現地の医療機関に相談しましょう。人用の狂犬病ワクチンを接種してから出国すれば、安心度は高まります。

特に外国では野生動物に触れないのが賢明といえます。病気になるのは自分自身ですから、自衛が一番大切です。

まとめ

・基本的に、野良猫には触らない。体調が悪い時、妊娠している時などは、特に接触しないこと。

・野良猫にひっかかれたりかまれたりした後で体調が悪くなったら、病院に行く。問診では、最近の自分の体調と、野良猫とどのように接触したかを正直に話すこと

・特に外国の野良猫は、狂犬病ウイルスを保有していることすらあるので、触らない

猫は、イエネコでもノラネコでもかわいいです。野良猫のひっかき傷が心配になるなら、触らずに遠くから写真に撮って愛でるのが一番安全でしょう。

知識もないまま不用意に野生動物と接触することが危険です。野良猫を保護するなどの必要がある場合は、獣医や野良猫の保護に詳しい人に尋ねて、しっかり事前知識を得てから触りましょう。