回鍋肉やとんかつの付け合わせなど煮ても焼いても、生で食べてもどのような食べ方をしてもおいしいのがキャベツ。
さらにキャベツはカロリーが低くてヘルシーなのでダイエット目的で食べるという方もいるのではないでしょうか。
そんなキャベツですが食べ過ぎは危険じゃないのか?という疑問を持っているひともいると思います。この記事を読むことでキャベツを食べ過ぎるのは危険なのか?という疑問を解決することができます。また、キャベツの正しい食べ方についてもご紹介していきます。
目次
キャベツの食べ過ぎは危険?
カロリーが低くてダイエットに向いているというイメージの強いキャベツ。ダイエットをしたいからとついつい食べ過ぎてはいませんか?そんなキャベツの食べ過ぎに危険はないのでしょうか。
キャベツを食べ過ぎると死亡するというような情報を耳にしたことがあるかもしれませんが、キャベツを食べ過ぎて死亡したという事例は見つかりませんでした。
ではなぜキャベツの食べ過ぎは危険と言われているのか、それはキャベツに含まれているゴイトリンという成分が甲状腺機能を低下させるためです。
アブラナ科野菜のチンゲンサイを何か月も食べ続けた結果甲状腺機能低下症を発症して昏睡状態に陥ったという症例があります。キャベツの事例ではないですが、キャベツも同じ働きをする可能性はあるので注意が必要です。
キャベツの食べ過ぎによるデメリット
キャベツの食べ過ぎで死亡することや昏睡状態に陥ることは滅多にあることはないですが、他にも次のような症状が起きる可能性があるので注意が必要です。
便秘になる
キャベツに多く含まれている不溶性食物繊維は便秘解消に役立ちます。不溶性食物繊維は便のかさを増し腸を刺激してくれます。
しかし、摂取しすぎることにより便のかさが増えすぎて便が詰まってしまうことがあります。さらに、不溶性食物繊維は水分を吸収しやすいため便の水分まで吸収してしまい便が硬くなってしまいます。
便秘解消のためにとキャベツを食べ過ぎてしまうと逆効果で便秘を悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
下痢、腹痛になる
体質によってはキャベツの食べ過ぎで下痢や腹痛を引き起こすことがあります。
キャベツは多くの水分と食物繊維が含まれているため食べ過ぎると過剰摂取になってしまいます。お腹を下しやすい体質の人は食べ過ぎに気を付けるようにしましょう。
キャベツに火を通したり塩もみすると水分が減ってお腹への負担を軽減できます。
おならが出やすくなる
キャベツを食べ過ぎると食物繊維が腸を刺激しておならが出やすくなります。また、キャベツには硫黄化合物が含まれており、腸内細菌によって分解されることで硫黄のような匂いがするガスが発生してしまいます。
くさいおならが出るのは避けたいですよね。食べ過ぎには注意しましょう。
消化不良で胃痛になることがある
キャベツは本来は胃にやさしい食べ物ですが、食べ過ぎた場合には消化不良を起こしてしまいます。その結果、胃痛や吐き気を催す可能性があります。
太る
キャベツ自体はカロリーが低いのですが、キャベツを食べるときに使うドレッシングはカロリーが高いものも多いです。
キャベツを食べ過ぎることによってドレッシングも一緒に摂取しすぎてしまいカロリーオーバーになってしまいます。キャベツを食べるとにはドレッシングのカロリーやかけすぎにも注意しましょう。
キャベツの正しい食べ方
キャベツを食べ過ぎたときのデメリットについて紹介してきましたが、キャベツの正しい食べ方はどのような食べ方でしょうか。
キャベツは1日に230g~300gを目安に食べるようにしましょう。一日の野菜の目標摂取量は350gになっていますが、キャベツだけ食べるというのはあまり好ましくないですよね。
そのため1日の野菜摂取目標目安量より少ない量にとどめるのがいいでしょう。キャベツ230~300gというのはおおよそキャベツ1/4玉になります。
キャベツをダイエットに取り入れたという方も多いと思います。ダイエットに取り入れるときのおすすめの方法を紹介します。
朝に食べる
食物繊維が多いキャベツは最初に食べることで血糖値の急上昇を抑えてくれます。また、朝にキャベツを食べることで昼食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。
生のまま食べる
キャベツは火を通すことでかさが大幅に減ってしまいます。その結果、少量しか食べていないつもりでも食べ過ぎてしまうことがあります。キャベツは生の千切りやサラダで食べると噛む回数も増えて満腹感を得ることができます。
まとめ
- キャベツを食べ過ぎても死亡するほどの危険性はまずない
- キャベツを食べ過ぎると胃痛や吐き気を催すことがある
- キャベツの1日の目安摂取量は230~300g
キャベツには食物繊維やビタミンUなど病気を予防する効果などがあり、体にもとてもいい食べ物になります。
ただ、食べ過ぎてしまうと胃痛や吐き気など体調に問題が生じるので1日の目安摂取量を守り、食べ過ぎには注意しましょう。