あぐらがかけない理由は?今すぐ実践できる3つの克服方法を解説

みなさんの周りにもあぐらがかけない人っていませんか?「別にあぐらをかいて座らないから別に構わない」という人もいるかもしれません。

あぐらをかけないという状態について、どのような身体的問題が発生するのか、そしてその克服方法について紹介していきます。

あぐらがかけない原因

原因として挙げられるのは、股関節です。

あぐらをかこうとすると、痛みが発症する方がいると思いますが、その原因は二つ考えられます。

軟骨のすり減り

1つ目は、関節の表面に付着している軟骨が年齢や運動不足によって、すり減ってしまっているということです。これは、定期的に運動をすれば解決します。

「以前はあぐらがかけたのに、かけなくなった」

なんていう症状が現れたら、運動不足になっているという身体的なサインです。たまには外に出てスッキリ運動してみましょう

あぐらがかけない程度だと、日常生活には問題ありませんが、それが肥満や生活習慣病につながるかもしれません。身体からのサインを見逃さないようにしましょう。

本来クッションの働きをする関節が機能しにくくなることで、炎症を起こしてしまうのです。

股関節可動域の制限

2つ目は、股関節の可動域の問題です。股関節周囲の筋肉が硬くなることで、可動域制限がかかり、痛みが発症します。

まず関節とは、骨と骨の間の部分のことを言います。関節周囲の筋肉が硬くなることで、可動域に制限がかかるのです。

その原因となる筋肉は

大臀筋

いわゆる、お尻の筋肉です。しかしこの大臀筋が硬直することで、足を横に広げたり、後ろに足を出す動きに制限がかかるのです。さらに大殿筋が硬くなると、腰痛に発展するケースもあります。

あぐらがかけないことが腰痛につながるのです。

内転筋

これは太ももの内側の部分です。この部分は足を横に開く、足を閉じるといった動きに関与してきます。内転筋が硬いと、はあぐらをかくのが難しいです。

さらに内転筋を柔らかくすることで、骨盤が安定したり、膝の痛みを防止することにもつながります。こちらも注意しましょう

ハムストリングス

これは太ももの裏側の筋肉のことです。ハムストリングスは膝を後方に出す動きや、膝関節を守る役目があります。

ハムストリングスが硬い場合は胡坐をかこうとした時に、膝が高く浮いてしまうことがあります。

腸腰筋

せきついから骨盤の前を通り、大殿(おしり)骨に付着する部分です。膝を曲げたり、歩くときに使う筋肉です。

この腸腰筋が硬直することで、骨盤が前方に傾いてしまい、体を動かせる範囲が狭まってしまい、あぐらがかくのが難しくなります。悪化すると、姿勢が悪くなって、反り腰になってしまいます。注意しましょう。

あぐらがかけない人のための克服方法

あぐらがかけない原因について言及してきましたが、みなさんが結局のところ一番知りたがっているのは、どうやったらあぐらがかけるようになるのか、つまりはどうやったら股関節を柔らかくできるのか、ということですよね。

やはり股関節のストレッチでしょう。上述した筋肉をほぐし、股関節の柔らかくしてくれます。

ここからはその方法を、いくつかご紹介していきます。

ニーアップ

まず仰向けに寝転がる→片足の膝を両手で持ち上げて、ゆっくりと胸に近づける→限界まで近づけたらその体勢のまま20秒キープ→ゆっくり足を戻す→同様にもう片方の足の膝を持ち上げる。

以上のようなやり方で、20秒ずつ、リラックスした状態で行ないましょう。さらに持ち上げていないほうの足をきっちり伸ばすのもポイントです。慣れてきたら、寝転がった状態ではなく直立した状態でも行なってみましょう。

ひねりアキレス腱伸ばし

まず片足を前に出してアキレス腱伸ばしの体勢を作る→背筋を伸ばしたまま身体を回転させる。伸ばしている足と同じほうへと身体を回転させる→股関節周りの筋肉が伸びているのを感じたら、その体勢を20秒キープ→もう片方も同様のことを行う。

以上のやり方で、20秒ずつ、リラックスした状態で行ないましょう。身体の軸を意識して、背中をまっすぐ伸ばすことを忘れないようにしましょう。

身体を回転させるときは膝の向きを変えないのもポイントです。

ノーマルエクササイズ

もっともオーソドックスなストレッチ方法で、股関節のストレッチと言えばこのやり方を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

まず、座った状態で両足の裏をくっつける→かかとを自分の身体に引き寄せる→その状態で膝をゆっくりと下げていく→孤児の状態を20秒キープ→元の体勢に戻る。

このストレッチのポイントは呼吸を安定させること、背中を丸めないこと、筋肉をじっくり伸ばすことです。それらを意識して行いましょう。

まとめ

どの方法を試すにせよ、急激な痛みや異常を感じる時はストレッチだけではどうにもならないことがあります。自分だけの判断で、無理にストレッチを続けると、さらに身体を悪くするなんてこともあります。

ストレッチをしても症状がよくならない時はしっかりと専門の医師に相談をして、適切な処置を行うようにしましょう。

ここに載せたのはあくまで応急処置のお話です。自分の身体は一生付き合っていく自分の一番の資本です。その身体から発せられるサインを見逃さないようにしましょう。

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