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甘茶の作り方・飲み方 | 美容と健康に効果絶大な話題のお茶を解説

「甘茶って美容と健康にいいらしいけど、作り方も効果もよくわからないな・・・」漠然としたイメージがあるだけで、こんな疑問を持っていませんか?

甘茶は確かに美容や健康にいいだけでなく、他にもたくさんの効果があります。でもせっかくなので、作り方や効果だけでなく、注意点もちゃんと知っておいたほうがいいでしょう。

なぜなら、取り扱い方によっては副作用や中毒症状を起こすこともあるからです。実際に、甘茶による集団中毒事件の例もあります。

この記事では、甘茶についての詳しい情報をご紹介します。他のお茶との違いや、効果と成分、作り方、注意点などを、わかりやすく解説していきます。

記事を読んでいただくと、甘茶の由来、甘茶の作り方と健康効果・効能、甘茶の飲み方、甘茶を作る・飲むときの注意点がわかります。

甘茶と花祭り

甘茶は多くの人にとって、あまりなじみがないお茶かもしれませんね。ふつうのお茶と違って、触れる機会は限られています。

一番有名なのは、灌仏会(かんぶつえ)という仏教行事で使われることでしょうか。灌仏会は、一般には花祭りと呼ばれています。

釈迦が生まれたときに、龍が天から甘露を降らせて産湯にしたという伝説があり、釈迦の誕生日の4月8日に釈迦の像に甘茶をかけるようになりました。

甘茶はどんな材料から作られている?

植物学的にいうと、甘茶の原料は小甘茶というユキノシタ科のアジサイ属で、ヤマアジサイの変種です。なんとお茶ではなくて、アジサイだったんですね・・・驚きです。

原産国は日本で、関東、中部、伊豆諸島、小笠原諸島などで自生しています。国内消費量は年間50トンで、栽培および出荷しているのは、主に長野県、富山県、岩手県です。

甘茶はふつうのお茶とどう違う?

先ほどご説明したとおり、甘茶の原料はアジサイ科なので、そもそも原料がふつうのお茶とは違いますね。

甘茶には他にも大きな特徴があり、砂糖を使わないにもかかわらず、その名のとおり圧倒的な甘みがあるんです。

なんと砂糖の400倍以上、人工甘味料の2倍以上といわれています。砂糖でもじゅうぶん甘いのに、さらにその400倍以上といわれても、ぜんぜん想像できないですね。

その成分の優秀さから医療の領域にも入ってくるので、薬局や漢方のお店でも購入することができます。

ちなみに甜茶も甘いので甘茶と似ていますが、原産国も成分も違っていて別物です。

甘茶の健康効果・効能

ここで、甘茶の健康効果と効能をまとめておきましょう。

・抗アレルギー作用

・抗菌、抗酸化作用

・胃腸機能の改善

・口臭、歯周病予防

・胆汁の調整

・リラックス作用

・便秘解消

・肌の保湿効果

・血行促進

おまけにゼロカロリー、ノンカフェイン。こうして見ると、なんだか夢のような万能薬ですね。

甘茶の成分はメタノールエキスやフィロズルチン、イソフィロズルチン、サポニン、タンニンなどで、市販薬と同等の効果があるといわれています。

抗アレルギー作用でくしゃみ、鼻水、せきなど、花粉症の症状に有効です。また、抗酸化作用によるアンチエイジングの効果も期待できます。

他にもサポニンによるリラックス作用、漢方薬の苦み消し、虫よけ、入浴剤、糖尿病患者のための砂糖の代わりとして、本当に幅広い用途で使われているんです。

甘茶の作り方

小甘茶の葉を摘むのに適しているのは、8月です。摘み取った葉を手で揉みます。甘みをよく出すには、汁が出るくらいまで揉みこむとよいでしょう。

そして霧吹きで湿らせて容器に入れるか、濡れた布をかぶせて1~2昼夜そのまま放置します。こうすることで自然発酵するのです。

小甘茶の葉はそのままだと苦みがあるのですが、発酵することで甘くなります。発酵した葉を天日干しして乾かしたら、茶葉のでき上がり。作り方としては、それほど複雑ではないですね。

甘茶の飲み方

2~3グラムの茶葉を、1リットルのお湯で煮出すのが目安です。長い時間で煮出すと、タンニンが出過ぎて苦くなりますのでご注意ください。

甘茶を飲むとき・作るときの注意点について

甘くておいしい甘茶ですが、注意しなければならないことがあります。なぜなら、飲み過ぎるとタンニンの効果でお腹がゆるくなってしまうからです。

さらに、もともとアジサイの葉には自然毒があります。発酵させるなどの食用加工が必要なので、決してそのまま使用しないでください。

茶葉の分量も守らないと、嘔吐などの副作用や中毒の可能性があります。分量については、「甘茶の作り方」のパートでご紹介しました。

1リットルのお湯に対して、2~3グラムで煮出すのが目安です。厚生労働省の統計によると、2009~2013年で、岐阜県と神奈川県で73人の中毒患者が出ています。

分量を守らずに軽い気持ちで飲み過ぎると、大変なことになりますね。濃い甘茶は避けて、薄めにつくることが国から推奨されています。

まとめ

・甘茶の原料は小甘茶。ユキノシタ科のアジサイ属で、ヤマアジサイの変種。

・甘茶の甘さは砂糖の400倍以上、人工甘味料の2倍以上。

・甘茶はゼロカロリー、ノンカフェイン。

・甘茶の用途・健康効果・効能はいろいろ。花粉症やアンチエイジング、リラックス作用、漢方薬の苦み消し、虫よけ、入浴剤、糖尿病患者のための砂糖の代わりなどにもなる。

・甘茶は汁が出るくらいまで手揉みし、湿らせて1~2昼夜おき、発酵してから天日干しで乾燥させてつくる。

・1リットルのお湯に対して2~3グラムで煮出す。飲みすぎ、濃すぎは下痢や嘔吐の原因になる。

以上、甘茶について詳しくご紹介しました。数えきれないくらいたくさんの用途と健康効果があるんですね。作り方もそれほど難しくありません。しかも甘くてゼロカロリー、ノンカフェイン。

でもおいしいからといって飲み過ぎると、副作用や中毒が出ますので、ほどほどにしましょう。