おつまみやスナック感覚で食べられる身近な食材の枝豆。
そして、ビールのおつまみの定番でもある枝豆では、実はただ美味しくてビールが進むだけじゃなく、健康的にもビールと枝豆の相性抜群なのです。
この記事では、枝豆にどんな栄養素が含まれているのか?どんな身体の健康への効果があるのか?について注目していきます。
また、枝豆のおつまみにおすすめなレシピも紹介していきます。
目次
枝豆の栄養素
まず、枝豆の主な栄養素は次のようになります。
タンパク質
枝豆はタンパク質が豊富に含まれています。
筋肉や臓器などの体づくりや、皮膚や毛髪、体内のホルモン、酸素などの生成など生命の維持に欠かすことのできない重要な栄養素です。高タンパクなのにヘルシーなので、筋トレにおすすめの食材です。
食物繊維
食物繊維は主に、おなかの調子を整え、血糖値の上昇を抑えてくれて、血液中のコレステロール濃度の低下させるなどの働きがあります。
枝豆100gあたり約0,5gの食物繊維が含まれています。
鉄分
鉄は赤血球の材料になり、全身に酸素を運ぶ役割があります。
鉄分が不足すると貧血を発症する恐れがあります。また、思考力や記憶力低下につながります。枝豆100gあたり約2,5gの鉄分が含まれています。
イソフラボン
イソフラボンは、枝豆の胚芽に多く含まれるポリフェノールの仲間です。
体内で女性ホルモンと似た作用をするので、肌のハリやツヤを保ち、しわやたるみの改善をしてくれるので美容効果があります。
更年期障害の症状や、ホルモンバランスの乱れによる女性の心身の不調を和らげる効果もあります。
メチオニン
メチオニンはアミノ酸のひとつで、肝臓の老廃物や毒素を体外に排泄し、血中コレステロールを低下させるはたらきがあります。
二日酔い対策やアルコール分解させるために欠かせない成分です。
ビタミン
- ビタミンB1:水溶性ビタミンの一種であるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変え、夏バテ防止や疲労回復の効果があり、脳神経系を健康に保つはたらきがあります。枝豆100gあたり約0,25mgのビタミンB1が含まれています。
- ビタミンC:枝豆にはビタミンCが多く含まれています。皮膚や粘膜を健康に保ち、風邪などに対する抵抗力も高めます。
カリウム
カリウムは体内のナトリウムを体外に排出するため、血圧を調整し、高血圧を予防する効果があります。
むくみの解消、筋肉の収縮を保つことにも有効な成分です。
枝豆をおつまみにする効果
ビールのおつまみでもある枝豆ですが、ただ単に「美味しい!」という理由だけでなく、枝豆の栄養素にも理由があります。
二日酔いを防ぐ
枝豆には「ビタミンB1」「ビタミンC」が含まれており、肝臓でアルコール代謝を促進させます。
さらに「レシチン」という成分も含まれており、肝臓にある脂肪を分解させ、アルコールの分解で疲れた肝臓のはたらきを助けてくれます。また「オルニチン」という肝機能を高める成分も含まれております。
このように枝豆は、肝機能やアルコールの分解を助けてくれるたくさんの栄養素をまとめて摂取できます。
疲労回復
枝豆は日々の疲れや夏バテ防止に効き目があります。
枝豆に含まれるビタミンB1•B2が、タンパク質、糖質、脂質を体内で分解し、疲労物質に変わるのを防ぎ、エネルギーに変える効果があります。
新陳代謝が活発になり、疲労回復にも期待できます。また枝豆に含まれる鉄分は、疲労の回復と貧血を予防する効果もあります。
脂肪の吸収を抑える
お酒を飲むとき、つい食べ過ぎてしまうこともあると思います。
枝豆には「ダイズサポニン」「イソフラボン」というダイエット効果のある成分が含まれています。
ダイズサポニンは、満腹中枢に作用し食欲を抑え、糖質や脂肪の吸収を緩やかにします。イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似たはたらきをし、脂肪がつきにくい身体にしてくれます。
おつまみにおすすめな枝豆の調理法
枝豆の茹で方
- (1) 枝豆200gを水で洗う
- (2) さやの両端を切り落とす
- (3) 塩を大さじ1ふりかけ、よく揉みます
- (4) 沸騰したお湯に塩を大さじ1、②を入れて、3〜5分茹でます。
- (5) お湯を切り、水気が飛んだらできあがり
枝豆のガーリック焼き
- 材料
- 枝豆 160g
- にんにく 3片
- 鷹の爪 2本
- 塩 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ1/2
作り方
- (1) 枝豆に塩をまぶし、揉み込み5分置く
- (2) フライパンにオリーブオイルを敷いて、にんにくと鷹の爪を弱火で炒める
- (3) ニンニクの香りが立ったら(1)を入れ、焼き色が付くまで炒めたらできあがり
枝豆のバター醤油炒め
- 材料
- 枝豆 200g
- バター 10g
- 酒 小さじ1
- しょうゆ 小さじ1
作り方
- (1) フライパンにバターを入れて熱し、バターが溶けたら枝豆を加えて炒める
- (2) 少し焼き色がついたら、酒としょうゆを入れてる
- (3) 汁気がなくなり、全体にからまったらできあがり
枝豆の塩昆布和え
- 材料
- 枝豆 200g
- 塩昆布 大さじ1
- めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- おろしにんにく 小さじ1/4
作り方
- (1) さやから豆を取り出す
- (2) ボウルにめんつゆ、ごま油、おろしにんにくを入れ混ぜる
- (3) (2)に枝豆、塩昆布を加え混ぜ合わせたらできあがり
枝豆のパリパリチーズ焼き
- 材料
- 枝豆 100g
- スライスチーズ 4枚
- 粗挽き黒こしょう 小さじ1
作り方
- (1) さやから豆を取り出し、薄皮を取る
- (2) フライパンにスライスチーズを並べて(1)をのせ、弱火で焼く
- (3) 片面に焼き色がついたら取り出し、4等分に切り分け、粗挽き黒胡椒をふりかけてできあがり
まとめ
- 枝豆はタンパク質や食物繊維、ビタミンB1、イソフラボンなどさまざまな栄養素が含まれている。
- メチオニンやビタミンB1が肝機能のはたらきを助けてくれる。
- 枝豆には疲労回復や二日酔いを防ぐ効果がある。
枝豆をおつまみにすることでアルコールを分解し肝機能を助けてくれて、二日酔いの予防効果があることがわかりましたね。
身体に嬉しい栄養素もたくさん含まれているので、ビールのおつまみだけでなく、普段の食事にも取り入れてみるのも良いですね。