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トマト缶の知られざる危険性 | 健康被害を防ぐための注意点

美味しくて健康にも良いと人気の食材「トマト」。料理方法もカレー、パスタ、スープ、はたまた生のままサラダにとバリエーション豊富です。

そんなトマトを手軽に料理することができるのが「トマト缶」。スーパーでも1個100円程度と、とても安く手に入れることができます。

しかし、そんなトマト缶の中には、実は危険なものもあることを知っていますか?

この記事では、トマト缶がどうして危険なのか、ビスフェノールAとは、ビスフェノールAの摂取上限、子どもや妊婦の摂取可否、健康被害を防ぐ方法、トマト缶の代用品などをご紹介していきます。

どうしてトマト缶は危険なの?

まず、どうしてトマト缶が危険なの?という疑問にお答えしたいと思います。トマト缶とはトマトを水煮して缶詰にしたものです。それの何が危険なの?と思う方は多いと思います。

実は、トマト缶が危険な理由は、トマト缶の内側に塗られている樹脂の中に含まれる「ビスフェノールA」という物質にあるのです。

ビスフェノールAという言葉を聞いたことがある人はそう多くはないでしょう。ここでは、ビスフェノールAのもたらす体への影響と、なぜトマト缶だと問題になるのかについてお話します。

ビスフェノールAってどんな物質?

ビスフェノールAとは、樹脂製品を作成する際に使用されることが多い物質です。身近なところでもサランラップや保存容器、そして缶詰と幅広く使われています。

通常であれば体内に入ることはまずないのですが、もし入ってしまった場合、健康被害をもたらす恐れがあるのです。ビスフェノールAはダイオキシンなどと同じ環境ホルモンの一つです。

環境ホルモンは「内分泌かく乱物質」とも呼ばれ、体内のホルモン作用を模倣したり阻害したりするもので、それらを体内に摂取した場合、以下のような病気やリスクを引き起こします。

まず、不妊症や精子数の減少、乳がんや前立腺がんといった性ホルモンに関係のある病気の発症率が上がります、また、肥満症や高血圧、糖尿病などの成人病のリスク向上の恐れもあります。

特に、乳幼児は体が小さいため大人と同等の量を摂取した場合、その影響も比例して大きくなります。

なぜトマト缶だと危険なの?

ではなぜ、そんなに危険な物質が日常生活に使用されているのでしょうか。それは、このビスフェノールAの性質とトマトの性質が密接に関わっています。

ビスフェノールは通常樹脂製品やビニール類を作るのに使われるため、それをそのまま口に入れることは想定されていません。

そして、缶詰においても缶詰の内部のコーティングに使われるため、こちらももちろん食用として利用されるわけではありません。

しかし、トマト缶の場合はトマトの酸味によってコーティングが溶かされてしまい、微量ではありますがビスフェノールAが流れ出てしまうのです。

ビスフェノールAはどのくらいまでなら摂取しても大丈夫?

ビスフェノールAの摂取許容量はどのくらいなのでしょうか。厚生労働省の基準では、「1日に体重1kgあたり0.05mg」と決められています。

つまり、体重50kgの人であれば2.5mg、体重7kgの赤ちゃんであれば0.35mgと大変差があります。

では、トマト缶の中身には一体どのくらいのビスフェノールAが含まれているのでしょうか。1缶あたりの平均量はだいたい7kgの赤ちゃんの許容量の1万分の1くらいとされています。

一見、大したことのない量に見えると思います。しかし、このビスフェノールAは一度体の中に入ってしまうと、きわめて体外に排出されづらい物質なのです。

つまり、ビスフェノールAを摂取する生活を続けていると、年を取った時に体に影響が出てくる可能性が高くなるのです。

ビスフェノールAは子どもや妊婦が摂取してもいいの?

結論から言って、ビスフェノールAは子どもや妊婦が摂取することはよくありません。

理由としては、先ほど述べたように、ビスフェノールAは大半が体内に蓄積されてしまうものであるからというのが1つ。

そして、妊娠中のマウスを使った実験で、母がビスフェノールAを摂取すると、胎児からもビスフェノールAが検出されることが分かっているからです。

つまり、母が妊娠中にビスフェノールAを含む食品を口にすると、胎児がまだ小さい場合は大変な悪影響を及ぼす恐れがあるため、トマト缶を使用するのは危険です。

トマト缶による健康被害を防ぐ方法

トマト缶による健康被害を防ぐために一番いいのはもちろん「トマト缶を使わない」という方法です。

また、ビスフェノールAが含まれていないトマト缶を選んで使うという方法もありますが、値段が高く、量販店などでは取り扱いがないことも多いです。

したがって、トマト缶による健康被害を防ぐには、トマト缶を極力使わないということをお勧めします。

トマト缶の代用には何がいいの?

 ここでは、トマト缶の代わりに使えるものについて説明していきます。

トマトケチャップ

トマトケチャップは、ホールタイプとカットタイプのどちらのトマト缶の代用としても使えます。気を付けるべきことは、トマトケチャップはトマトを凝縮して味をつけているという点です。

そのため、トマトケチャップを代用する場合には、水とコンソメを加えて味を調整しながら使うことが必要となります。

生トマト

生トマトももちろん、トマト缶の代わりに使えます。生トマトはカットタイプのトマト缶の代用に向いています。

ホールタイプの代用として使うときには下処理として、皮を湯むきして煮詰め、塩とコンソメを加えるといいでしょう。

トマトジュース

トマトジュースは生トマトと逆で、ホールタイプのトマト缶の代用に向いています。食塩不使用のものを選び、鍋で煮詰めてとろみが出た状態で味を調えることでより使いやすくなります。

まとめ

・一般的に市販されているトマト缶には、環境ホルモンの1つであるビスフェノールAが含まれていることが多く、危険である。

・ビスフェノールAは一度体内に取り込まれると排出されにくく、妊娠中の女性や乳幼児が摂取すると人体に影響を及ぼすおそれがある。

・トマト缶は極力使わず、ケチャップ、生トマト、トマトジュースなどを使って料理をするほうが良い。

安価で比較的どこでも手に入り、使い勝手の良いトマト缶ですが、そこにはこんな危険が潜んでいました。

手間やコストは少しかかるかもしれませんが、安全な生トマトやケチャップなどを使って、料理することをおすすめします!