正座は体に悪い?メリットやデメリットについてわかりやすく解説

昔から、「正座は体に悪いのか、それとも良いのか」という賛否両論が繰り広げられています。実際のところ、正座というのは椅子が一般的な現在ではあまりする機会もありませんよね。

しかし、学校やお茶やお花などの習い事、法事など時と場合によってはすることもあるでしょう。そんな時「正座が体に悪い」というのを思い出してしまうと、正座するのをためらってしまいますよね。

実は、正座自体が悪いわけではなく、座り方に問題があるようなのです。私もほとんどの場合、正座は苦手で、する機会もありませんが、これを知っておくだけで良いこともありそうです。今回は、正座について調査していきたいと思います。

正座に正しい座り方がある?

まず、本当に正座は体に悪いのか、というところからですね。何をもって「体に悪い」と言われているのでしょうか?

一番は、やはり足への影響によるもののようです。「子供の足が短くなる」「ひざの形がおかしくなる」など、足に関する悪影響が言われています。

確かに、モデルの道端姉妹は親からの教育で、足を長くキレイにする為に子供の頃から正座は禁止だったという話もありますしね。実際、今の道端姉妹はスラリと長い足で抜群のスタイルを持っています。

そして、他にも「正座をすることで血流が悪くなる」「足首の形もおかしくなる」という理由もよく言われています。しかし、実はこれ、みんな座り方の問題であって、解決が出来るんです。

確かに下手な座り方をしていると、ひざや足首に負担をかけることに繋がってしまいます。その下手な座り方というのが、正座をした時に猫背になったり、骨盤を丸めたり、重心を後ろにかけたりするものですね。

そうすると、圧力が一点に集中してしまって、むくんだり血流が悪くなってしまうというわけです。世間で言われている「正座は体に悪い」の原因の大きなものはこれなのではないでしょうか。

「どういうこと?」と思っている方は、一度正座してみるといいかもしれません。私もそうですが、重心が後ろに行ってしまっていたり、普段の生活通りの猫背になってしまったりしていて、足への負担が大きいことに気付きます。

恐らく、多くの人が正座の正しい座り方を知らない為に、むくんでしまったり、血流が悪くが悪くなってしまった結果、「正座は体に悪い」という噂になってしまったのだと思います。何をするんでも、正しい方法というのは知っておくべきなんですね。

今後、正座をする機会がある時には、「背筋を伸ばして」「重心は自分が思っているより前に」を意識してみると改善出来るかもしれませんよ。

正座が体に与える悪影響

根本的に、正座を行うこと自体は体にとって悪影響なのでしょうか

答えは「正座すること自体は、体に悪影響はない」です。正座の姿勢は強制的に背筋を伸ばす形になります。そのためむしろ短時間であれば、正座は姿勢の矯正効果も期待できるのです。

しかし長時間、正座をしていると足がしびれたり、関節が痛くなったりするのも事実です。「体に不調が起きているんだから、悪影響があるんだろ!」そう思う人も少なくないと思います。

例えば椅子に座って長時間足を組み続けたときや、デスクワークで長時間悪い姿勢で作業をしたとき、頭が痛くなったり気分が悪くなったりした経験はありませんか?

これは体を長時間動かさなかったことによって、血流の流れが悪くなり、起きている症状なんです。正座も同じです。長時間同じ姿勢なことに加えて、正座は足に体重がかかるためより負担がかかります。だから血流の流れが悪くなり、足がしびれるんですね。

さきほど正座が体に悪いと言われているのは、座り方に問題があって、それによっておこった体の不調が噂されたからであり、正しい座り方によってこの問題は解決できると説明しました。

実は正座は正しい方法で行うことで、足のしびれも起きにくくなります。正座の正しい座り方は、座るときに重心が前に向くようにするのがポイントです。

正座の姿勢をとったときに膝に体重がかかるよう、気持ち前のめり気味に座るのを意識してください。こうすることで足にかかる負担を減らし、足がしびれるのを防ぐことができます。

また腰にかかる負担を減らすこともできるので、腰痛や腰の病気になる可能性も低くすることができます。これはあくまで足を「しびれにくく」する方法で、完全にしびれなくする方法ではありません。

正座を長時間行うときは、血流の流れを悪くさせないようにするために、たまに足を崩してリラックスさせてください。「正座をすると足首が痛くなる」という人もいるかと思います。

そういった人は、足首の関節が固いのが原因の一つに挙げられます。こういう場合は、正座をするまえに足首のマッサージをしてみてください。脛の付け根を手の指で軽く押さえ、そのまま足首をゆっくりとグルグル回すマッサージです。

時計回り、反時計回りを同じ回数分行うと、より効果的です。これをするだけでも足首の関節がほぐれ温まるので、正座による足首の痛みを緩和させることができます。

また正座をしたときに生じたしびれが、正座をやめてもなかなかとれないときは、腰や内臓に病気が潜んでいる場合もあります。腰は体を支えるうえで、非常に重要な役割を担っています。

何か気になることがあったら、できるだけ早く病院に行き、検査してもらうことをおすすめします。

正座をすると身長が伸びなくなる?

「正座をすると身長が伸びない」「正座は足が短くなる」という言葉を聞いたことがあるかと思います。しかしこれは間違いで、正座をしたからといって直接的に身長が縮んだり、足が短くなったりすることはありません。

ではなぜこのような話が浮かんできたのでしょうか。この理由の一つとして、日本の生活スタイルの変化が挙げられます。日本では欧米化が進んだ結果、椅子に座ることが増え、正座をする場面が減ってきています。

また人の食文化も大きく変わっています。現代の食文化は正座が主流であった当時に比べ、栄養価の高い食べ物や多種多様な食事が発展しており、より体によい栄養状態が手軽に得られるものとなっています

身長は遺伝とホルモン状態によって左右されるので、安定して高い栄養のとれる現代では、当時に比べてより身長も伸びやすくなっています。正座が主流でなくなった時期と、食文化が変化した時期が重なっているため、「正座は身長が伸びなくなる」と噂されるようになったのでしょう。

正座は身長が伸びなくなることと関係ないのは事実ですが、成長期に限っては「身長が伸びにくくなる」ことがあります。正座によって血流の流れが悪くなるためです。もちろん短時間の正座であれば、身長や健康に何も影響はありません。

しかし成長期に長時間正座をして血流の流れを悪くしてしまうと、身長が伸びるために必要な成長ホルモンの分泌が抑制されるため、身長が伸びにくくなる場合があります。

成長期の人が正座をするときは、しびれが起きない程度の無理のない時間にしておきましょう。また正座をするときに正しい姿勢で行っていないと、関節や骨のゆがみの原因になります。

これは成長期の人にも、そうでない大人にもいえることです。また生活習慣によってゆがんだ体のまま正座を行うと、そのゆがみが原因で痛みを引き起こす場合があるので、常日頃から正しい姿勢をするよう心がけましょう。

正座のメリット

正座は「座り方によって」体に悪いと分かったところで、正座のメリットについて見ていきましょう。体に悪いと思われがちな正座も実は正座って正しい座り方をすれば、メリットは多いんです。

1. 背筋が伸びることによって、姿勢が良くなる

正しい座り方だと、背筋を伸ばして胸を張るような姿勢になります。その影響で、人間の正しい背骨の曲がりを作ることが出来て、普段の生活の中でも背筋の伸びた、良い姿勢の状態になるわけです。

パソコンやスマートフォンの普及によって、猫背の人が増えている世の中ですからね。このポイントはなかなか大きいのではないでしょうか。

2. 体感が伸びることによって、内臓の圧迫が減る

実は、猫背って知らず知らずのうちに、内臓を圧迫しているというのをご存知でしょうか?これによって、体全体の血流も悪くなって、内臓に悪影響です。子供の場合は、内臓を圧迫したり、血流が悪くなったりすると、身長が伸びないということもあり得ます。

特に最近の子は、小さい頃からスマートフォンやゲームで猫背の子も多いですからね。もちろん、内臓の圧迫は子供だけでなく、大人にも悪影響なので、今からでも改善出来るのならしておいた方がいいですよね。

3. 骨盤のゆがみを整えて、腰痛予防にもなる

メリット2つ目の体幹が伸びるというのにも繋がるんですが、正しい正座をしようと思うと意外とバランスを取ることが大変です。しかし、それがきちんと出来るようになれば、骨盤のゆがみも整えられて、O脚なんかも治ったり、腰への負担が軽くなったりするんですね。

年齢を重ねると、腰痛に悩む人も増えてきますから、そういう人にこそ正座を試してみてほしいですね。

正座のデメリット

良いこと尽くしの正座ですが、もちろんメリットがあれば、デメリットもあります。まず、正座は腰痛に効きますが、ひざが悪い人には逆に悪影響ということです。

正座は当然ひざを曲げる姿勢を取ります。そこへひざが悪い人が、無理に正座をしようとすると、今ある症状を悪化させてしまいます。そこはやはりデメリットとなりますよね。他にも、正座で避けられない「足が痺れる」ということ

これは、慣れた人でも恐らく避けられない事態ですね。「この血流の悪さはやっぱりダメじゃない?」と思いがちですが、もし日常的に正座をしてみようと思っているのなら、時間を決めるといいかもしれませんね。

痺れるか、痺れないかくらいで毎日続けることで、このデメリットは解消出来るのではないでしょうか。

 

まとめ

正座についてのポイントを抑えておきましょう。

1.正座が体に悪いのは、正しい座り方を出来ていない可能性が高い

2.実は正座にはメリットが多い

3.ひざが悪い人には正座は悪影響

と、今まで正座に触れる機会のあまりなかった人でも、メリットが多いと聞いたら「ちょっとやってみようかな」と思いますよね?日本人である以上、やはり正座は避けられません。

正しい座り方を知っておくことで、いざという時にやっぱり役立ちます。更に、正座を日常的に取り入れることで、体には様々な良い影響をもたらしてくれます。

時間は短くてもいいんです。痺れる、辛いとなる前に止めるくらいの時間でもいいです。何事も続けていくことが大事ですからね。

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