もしも、嫌いな虫が部屋に現れたら…「どうやって駆除したらよいのかわからない。」 「できれば触らずに退治したい。」そう思う人も少なくはないでしょう。
1人暮らしのため自分で駆除するしかない場合や、家に小さいお子さんやペットがいる場合では特に気を配りたいところであります。
この記事では、虫を部屋から追い出す方法と侵入しないようにする対策を紹介していきます。恥ずかしながら、筆者の家ではゴキブリがよく出ていたので夜中に退治のために大騒ぎすることもありました(笑)
退治に気を遣うばかりの日々でしたが、そんな我が家でも駆除と侵入対策をしっかり行ったことでぴったりと見かけなくなりました。
ぜひ読者の皆さんも正しい駆除の方法と侵入対策を知り、虫とは無縁の快適な生活が送れるようにしていきましょう。
部屋から虫を追い出す方法
ゴキブリ、コバエ、蚊、ハチ、クモ、アリ、ノミ… 挙げていったらきりがない家に現れる虫たち。
絶対に虫に触りたくないという人は、部屋に小さな虫が入ってきただけでも気が気じゃないですよね。部屋から追い出すには、生きたまま逃がすまたは退治するという方法があります。
いろいろな駆除方法を紹介していきますので、ご自分でできそうなものがないか見つけてみてください。
①部屋を暗くして、窓を開ける
夜限定にはなりますが、部屋を暗くして虫が外の光に誘われて出ていくのを待ちます。部屋の明かりに引き寄せられて入ってきた場合が多いので、それを利用した方法です。
蛾やハエ、カナブンなど光に集まる習性がある虫に効きます。
②コップやペットボトルなどで捕まえ外に放す
床や壁などにいる虫にコップ・ペットボトルなどをかぶせます。その後、紙をスライドさせて入れ込みます。この時紙がふたの代わりになってくれます。
虫が再び部屋に入ってこないところまでもっていき、紙をはずして逃がします。直接触ることなく、また殺虫剤も使わないので、安全・確実に逃がすことができます。
③殺虫スプレー
部屋に出た際に、手っ取り早く退治してくれるアイテムです。
死骸が残るので自分で処理しなければいけないのがデメリットでありますが、確実に駆除したいならこちらがおすすめです。
化学合成殺虫剤を使ったタイプ
あらゆるタイプの家の虫に対応した商品があります。
強力な殺虫成分が配合されているので、確実に虫を仕留めます。虫の死骸はその場に残るので、片付けで触ることに抵抗がある人には少し大変かもしれません。
凍らせて動きを止めるタイプ
動きが止まっている間に処理ができるので、自分のほうに飛んでこないだろうか…と心配せずに駆除ができます。
噴射液が十分に掛かっていないと生き返ることがあるのでしっかりかけるようにしましょう。ハチやゴキブリなど飛んだり、よく動いたりする虫におすすめです。
泡で覆って窒息させるタイプ
泡でおおわれているので虫の姿を見ないで処理することができます。虫を見るのも苦手な人におすすめです。
また、泡なので殺虫成分は使われていないので、小さいお子様やペットがいるお家におすすめできます。
④くん煙剤
戸棚・引き出し・押し入れなど手の届かないような狭いところに潜む虫を駆除した
い場合に使います。ゴキブリ・アリ・ダニ&ノミなど数が多く、部屋の隅々まで一気に駆除したい場合におすすめです。
煙タイプ
水を使用する。殺菌成分が細かいので隙間に入りやすい。種類が豊富で強さも選べる。
火災報知機にカバーが必要 といった特徴があります。
霧タイプ
脚で踏むだけ。煙が出ないのでマンションなどで使いやすい。残効性に優れ、しばらく侵入を防げる。火災報知器に反応しない。といった特徴があります。
効果は強力ですが、使う前に家具や食器などをビニールなどで覆ったり、ペットを飼っている場合は違う部屋に避難させたりと、準備に手間がかかります。
どちらのタイプを使うかは、住まいの環境を考えてより良い方を選ぶようにしましょう。
⑤空間にワンプッシュタイプ
次世代型殺虫剤といわれていて、空間の広さに合わせて数回プッシュするだけで部屋中に薬剤が広まって、虫を駆除できるという優れものです。
くん煙剤と効果がほとんど同じですが事前の準備も必要ないので、気になるときにシュッとするだけでいいのでかなりお手軽に使えるます。
⑥毒エサを設置
虫が好きなにおい成分でひきつけて、殺虫力のある餌で駆除できるアイテムです。ゴキブリや、コバエ、アリなどに数が多い虫におすすめです。
エサを巣に持って帰って仲間と食べる習性があるので、他の虫も連鎖して駆除できます。卵を持ったメスがいるとその卵にも効果があります。
巣ごと駆除できるので、新たに虫が増えるのを抑えられる&さらなる侵入を防げるので、私個人としては1番おすすめします。
ゴミ箱の周りやキッチンの近く、排水口の近くなど虫が集まりそうな場所に設置するようにしましょう。
【NGな駆除方法】
・叩いてつぶす
特にゴキブリは様々な病原菌を持っているので、つぶすことで菌をばらまくことになります。食中毒を起こす可能性もあるのでつぶさないようにしましょう。
あとは、単純につぶした後の掃除が面倒なので避けた方がよいでしょう。
・殺虫スプレーで弱ったから、紙に包んでゴミ箱へそのまま入れる
弱っているからいいか…とそのままにしておく、またはごみ箱に捨てるだけだと知らないうちに回復して隙間から逃げ出してしまいます。ビニール袋に入れて確実に縛るなど、逃げ道を作らないようにしましょう。
部屋に虫を入れないようにする方法
追い出す方法を紹介しましたが、それ以上に虫を侵入させないことが快適に生活するために重要となってきます。虫は思わぬところから侵入してくるので、駆除だけして満足するのはなくしっかり対策もとるようにしましょう。
①玄関や網戸を開けっ放しにしない。
窓が大きく空いていたら普通に侵入してきます。洗濯物を干すときは、窓をできるだけ閉めて作業するなど工夫するようにしましょう
②網戸の穴を修理する。
歪んで隙間ができている、傷が入っている、虫が通れるくらい大きな網目など、網戸の状態が悪いと駆除しても次々と家の中に侵入してきます。
家の中に虫が入ってくる原因で一番多いともいわれています。特に蚊やコバエなどが侵入してくることが多いので、一度自宅の網戸を確認してみましょう。
目安として、網目が1ミリ包囲以上だと侵入リスクが高いと言います。張り直しが難しいようであれば、業者に貼り替えを頼むのもよいでしょう。
③家をきれいに保つ。
こまめな掃除
ほこりや髪の毛をエサにする虫が集まりやすいです。また、人が立ち入らない場所に卵を産み付けたり巣を作ったりしてしまうので、家の中はこまめに掃除するようにしましょう。
排水口
ごみや髪の毛、ヘドロなどがたまりやすく、コバエなどが繁殖しやすいです。また、ゴキブリのエサ場となりやすいので丁寧に掃除するようにしましょう。
三角コーナーやごみ箱
アリやゴキブリがエサを食べに集まりやすいのでふた付きのものに変えて侵入を防ぐ工夫をするようにしましょう。また、ごみ処理もきっちり行うようにしましょう。
エアコンの中やフィルター
ほこりやチリがたまりやすく、稼働させると風や音に反応して出てくることがあります。忘れがちな場所でありますが、しっかり汚れを取るようにしましょう。
布団や枕
湿気を好み、フケなどをエサにするノミが潜みやすいです。シーツをこまめに交換・洗濯する。さらに天日干しをして湿気を飛ばすなど清潔に保ちましょう。
④忌避剤を使う
ハッカ油やハーブが使われている虫よけアイテムで、虫が嫌いな成分なので、侵入を防いだり遠ざけたりしてくれます。設置型とスプレータイプ・洗濯棒に引っ掛けるタイプなど様々にあります。
排水口など侵入経路になりそうなところに設置型・布団やソファなどの布製品にスプレーを使うなど使い分けると良いでしょう。
ノミ・ダニ対策やゴキブリ・コバエ対策など虫別に商品が出ているので確認してみてください。
殺虫成分は含まれていなく殺虫効果はありませんが、私たち人間にも害がない安心な成分なので小さなお子様やペットがいるお家でも安心して使えます。
口にするものが多いキッチンや排水口など水回りに置くと予防効果が期待できます。
もし部屋で虫に遭遇してしまったときは
騒いだり、大声をだすと虫が危険を察知して隠れようとしてしまいます。見失ってしまうと、寝ている間にまた活動し始めて、虫嫌いとしては不安で眠れなくなってしまうでしょう。
まずは騒がずに落ち着きましょう。駆除アイテムが近くにない場合、とりに行っている間に隣の部屋に移動する可能性もあるので、ドアを閉めて道をふさぎましょう。
できるだけ目から離さないようにしながらアイテムを取りに行くことができれば、素早く処理ができます。
まとめ
- 虫を部屋から追い出したいときは、生かして逃がす方法と退治する方法がある。
- 殺虫スプレー,くん煙剤,毒エサなど様々な種類があるので、状況に合うものを選びましょう。
- 窓やドアを開けっぱなしにしない,網戸の修理をする,家の中をこまめに掃除する
- 忌避剤を使って寄せつけない,など侵入を防ぐ対策もしっかりしよう。
- 虫が出てもあわてずに、落ち着いて行動しよう。
- 生活の環境にあった虫対策をしっかり行って、虫を気にしない快適な生活を送れるようにしよう。