レアチーズケーキが固まらない原因は?誰でも簡単!対処法と失敗しないコツ

レアチーズケーキといえばチーズが濃厚で口溶けがなめらかで、お子さんにも大人気ですよね。

オーブンが要らず、材料もスーパで簡単に買えるので、初心者の方にもオススメです。

しかし、初めて作った方がよく失敗するのが、どれだけ冷やしてもケーキが固まらないことです。レシピ通りに材料をいれたのに、固まらずドロドロになることが・・・

そこで今回は、初心者の方でも失敗しない

  • レアチーズケーキが固まらないときの原因と対処法
  • 作るときの注意点とコツ

について、ご紹介します。

レアチーズケーキが固まらない原因

レアチーズケーキは簡単につくれますが、ケーキを固めるときに使うゼラチンを正しく使わないと、冷蔵庫でどれだけ冷やしても固まりません。

今回はその原因をいくつかご紹介します。

ふやかしたゼラチンを混ぜている

お菓子を作るときに、よくつかわれるのは粉ゼラチンと顆粒ゼラチンだと思います。

顆粒ゼラチンは、そのままお湯を入れて使います。だが、粉ゼラチンにはふやかし、溶かす工程があります。よく、ふやかすと溶かすのを混合する方がいますが、同じではありません。

ふやかすのを忘れると、きれいに溶けずに凝固力が落ちて、それが原因でケーキが固まらなくなります。

ゼラチンの量が少ない

ゼラチンは生地に対しての2〜3%が適量です。レシピに書いてある量を生地にいれても、足りないときはドロドロになります。

生地に対してのゼラチンの量が少ないと、仕上がりが不安定になり固まらない原因になります。その生地にゼラチンの量が正しいかもう一度、確認してみましょう。

ダマができている

急いでいるからゼラチンが少しくらいダマになっていても大丈夫と思っていませんか?

生地にゼラチンを加えるときに、しっかりとダマをとった状態にしてからじゃないと固まりません。また溶かしたゼラチンを、冷えている生地に一気にぜんぶ入れてしまうのもダマになる原因です。

ゼラチンを溶かすときの温度が高い

ゼラチンを溶かすときにダマができないように、沸騰したお湯を使う方がいますが、逆効果です。ゼラチンに沸騰したお湯をつかうとタンパク質に変性がおこり固まらない原因です。

また、溶かすときに電子レンジを使うときも同じです。高温であたためすぎると、ゼラチンの液が沸騰してしまい、結果ケーキが固まりません。

レアチーズケーキが固まらないときの対処法

ゼラチンをもう一度いれてみる

固まらないときはゼラチンを少し足すのも一つの方法です。生地に対してのゼラチンが、まだ足りていないのかもしれません。

しかし、足りていないからといって大量にいれてしまったら、生地が一気に固まってカチカチになり、取り返しのつかないことになります。

ゼラチンを足すときは、少量ずつ足して様子をみてください。

裏ごしでダマをとる

ゼラチンにダマが残っていたら、茶こしでこして取りのぞきましょう。

また、ダマ入りを生地に混ぜてしまっても網目の粗いフルイにいれて、ヘラでこして取りのぞけます。あまりにもダマがひどいときは、諦めてゼラチンを新しく作り直してください。

アレンジしてみる

ふやけた状態のゼラチンを混ぜてしまった、熱湯をつかってしまったら、捨てずに違うデザートにアレンジしてみましょう。

例えば、失敗したら冷凍庫にいれて固めるとアイスができます。手間がかからずシンプルに作れるのでオススメです。また家にパンがあれば、パンにのせて焼きフレンチトースト風にすることができます。

材料の生クリームやクリームチーズは値段が少しお高いので、失敗してもあきらめずにアレンジして美味しく頂きましょう。

レアチーズケーキを作る注意点

レアチーズケーキで大事なのがゼラチンの使い方です。ゼラチンにはいろんな種類があり、それぞれ使い方が異なります。

顆粒ゼラチンの場合、ふやかす工程を省き、溶かすお湯が40~50℃を使います。粉ゼラチンの場合は、ゼラチンに対し5倍の冷水を使い、よくかき混ぜます。15分ふやかした後40~50℃のお湯で溶きます。

またメーカーによって、使い方や温度など少し利用方法が違う場合があります。パッケージを見てご自身が持っているゼラチンは、どのタイプでどのように使うのかなどをしっかり確認してください。

レアチーズケーキを作るコツ

最後にレアチーズケーキを美味しく作るコツを、いくつかご紹介します。

土台のクッキーをしっかり固める

土台のクッキーは細かく砕き、バターを多めにいれることがポイントです。クッキーの砕きが粗いと崩れてしまいます。

また、スプーンの背やコップの底などで型にギュッと押さえて敷きつめてください。あとは冷蔵庫に冷しとくと、ケーキがのっても崩れない土台のクッキーが完成します。

クリームチーズは常温にしておく

クリームチーズは常温にするか、30秒ほど電子レンジで温めましょう。冷たいままだと、他の材料ときれいに混ざりません。

また溶かしたゼラチンと冷たいものを一気に混ぜるとダマができる恐れがあるので常温にしとくのがオススメです。

生クリームを泡立てる

レアクリームチーズを作るときに生クリームをそのまま入れずに、少し泡立てるほうが、口溶けがふんわりします。

生クリームの固さは、全体にとろみがでてきて泡立て器ですくいあげると、トロトロ落ちるぐらいがちょうどいいです。

数回に分けて、よくかき混ぜる

口溶けがなめらかに仕上げるのに、ダマやムラができないようにするのがコツです。3回ほどに分けて混ぜ加え、その度によくかき混ぜましょう。

まとめ

今回はレアチーズケーキが固まらないときの原因と対処法、作るときの注意点とコツをご紹介しました。

レアチーズケーキは混ぜて冷すだけで簡単に作れますが、温度や材料の扱い方を守らないと固まらず失敗をしてしまいます。またゼラチンの使い方はキーポイントなので、取り扱い方に十分注意しましょう。

季節を問わずに一年中作れるお菓子なので、これから初めて作る方でも今回ご紹介した方法を踏まえて美味しいレアチーズケーキを作りましょう。