タコスって、日本ではあまり知られていないイメージですが、メキシコ料理の代表格です。上の写真のような食べ物、見たことありませんか?
国境を渡って、アメリカで爆発的に広がり、今ではアメリカの至るところで食べることができます。とても人気のある料理で、ピザなどと同様にアメリカ料理のひとつとして定着しています。
日本では、観光地やフェスなどで屋台が出店していることがありますよね。
ちなみに、メキシコ料理がユネスコ無形文化遺産に登録されているのはご存知ですか?これから、メキシカン料理、タコスが流行る日が近いかも知れませんね。でも、どうやって食べるのでしょうか?
この記事を読めば、タコスについての疑問が解決し、食べ方や美味しいカスタマイズ方法について知ることができます。
目次
本場タコスの注文の仕方
タコスは、作るのに欠かせない材料を選んで、その組み合わせを注文します。まず、トルティーヤと呼ばれる生地。
次に、肉や野菜、シーフードなどの具材。そして、コリアンダー(パクチー)やライムなど香りづけ。最後に、ソース。
では、これらの材料をどのように選ぶのか紹介します。まずは、材料の詳しい説明から。
①トルティーヤ
一般的に、トルティーヤやトウモロコシの粉を水で溶いて、薄い丸型に焼いたものです。小麦粉が使われることもあります。クレープのような、柔らかい生地です。
素焼きにしたものをさらに油で揚げてパリパリにした皮もあります。この生地がないとタコスにはならないので、欠かすことはできません。
②具材
肉だけでも、いろいろな種類があります。牛肉を小さなサイコロ上にカットしたものや、蒸し煮にした豚肉を細長く裂いたもの、鶏肉が使われることもあります。
また、ヤギや羊の肉をケバブのように回転させながら焼いた肉をそぎ切ったもの、臓物の煮込みもあります。
野菜は、千切りのレタス、みじん切りのトマト、刻み玉ねぎ、キュウリなどが一般的です。キノコをはさむこともあります。シーフードでは、エビをはさむことが多いようです。
③香りづけ
ライムを絞ることが多いですが、コリアンダー(パクチー)が用意されていることもあります。
④ソース
タコスと言えば、サルサソースですね。トマトと唐辛子ベースの少し酸味の強いソースですが、どの店にも、大抵、緑のソースと赤いソースの2種類があります。唐辛子の種類で色が違い、緑のソースの方が辛いです。
注文するときは、
- 生地を選ぶ。
- 具材を選ぶ。(店によっては量も調整できる)
- 香りづけの有無や量を選ぶ。
- ソースの種類や量を選ぶ。
自分の好きなアレンジアができるのは、うれしいですね!
本場のタコスの美味しい食べ方
タコスは、ホットドッグと同じように左右から生地で具材を挟み込んで食べます。ただ、皮が薄く、具材もこぼれやすい形状の物が多いので、食べ方に工夫が必要です。
片手で、具が上からこぼれないように持ったら、常に水平を保つことを意識して、自分の顔を横に傾けて食べます。
お上品に食べることは無理なので、大きな口を開けて思い切りかぶりつく方が、きれいに食べられます。
最後の方は、皮と具材が分離してバラバラになりやすいので、紙皿などで受けながら食べた方が無難です。
片側から食べ進めるのではなく、両隅から少しずつ食べ、中央部分を最後に食べる、という方法もあります。いろいろな食べ方を研究してみるのも楽しいかも知れません。
タコスを食べ方以上にに知っておいた方がいいこと
タコスは、屋台やレストランなどの店では、具材が皮に包まれた状態で出てきますが、ホームパーティーなどでは自分で包みます。
出来るだけ具材やソースをこぼさずにきれいに食べるためには、この包み方にポイントがあります。では、きれいに食べられる包み方を紹介しましょう。
1.トルティーヤにレタスを1枚乗せる。
これは、皮が破れた時に他の具材がこぼれないようにするためです。千切りのレタスより、1枚物の方が皮と同じ役割をしてくれます。
2.他の具材を乗せ、ソースをかける。
あまり欲張らず、包みこめる量にしましょう。
3.トルティーヤを折る時、片側が細くなるように扇形に折る。
4.細くした方を反対側に折り返す。
こうすると、具材やソースがこぼれません。包み紙などがあれば、なおよいでしょう。
タコスの種類について
先ほど説明したように、タコスにはいろいろな種類があります。そのレシピを紹介します。
ビステック
トルティーヤと焼いた赤身の薄切り牛肉だけというとてもシンプルなタコス。肉を焼く時に塩とコショウで味付けします。飽きの来ない味わいです。
コスティージャ
薄切りの牛バラ肉と玉ねぎのタコス。ビステックよりも食べ応えがあります。
チョリソー
辛口のソーセージが具材のタコス。辛いもの好きの方におすすめです。
パストール
鶏肉と玉ねぎのタコス。
マリスコス
海鮮タコス。白身魚やエビのフリット、焼きダコなどが具材です。ソースはサルサよりも、チーズやマヨネーズなどがよく合います。
チャンピョネス
ベジタリアン向けに考えられた、マッシュルームのタコス。チーズを掛けてさらに役という人手間をかけると、とてもおいしいです。
どのタコスも、ソースは好きな種類や量をかけることができます。自分好みのレシピを見つけてみてくださいね。
まとめ
① タコスを注文するときは、皮、具材、香りづけ、ソースについて自分の好みを伝える。
② 食べる時は、思い切ってかぶりつく!
③ 自分で作る時は、こぼれないような包み方を工夫する。
④ レシピは具材次第で何通りも考えられる。
タコスは、食べ方もレシピもカジュアルで、「自分好み」が受け入れやすい料理です。辛いのが苦手な人は、具材やソースをアレンジしてみるといいかも知れませんね。
自由に包んで食べる、というオープンな料理なので、子どもと一緒に作って食べるのもよいでしょう。野菜嫌いな子どもも、きっと楽しみながら作って食べること間違いなし!
もともと、大人でもこぼしながら食べることになるので、子どもも気にせず食べられますね。
おうち時間の充実が求められている今、簡単で刺激的なメキシカン料理、タコスを食べてみませんか?