行者にんにく、この名前を聞いたことがあるでしょうか?
にんにくと名前がつくから、ニンニクの一種という、想像は簡単にできると思いますが、その特徴や調理の幅を知っている人はそこまで多くない…はず。
そこで今回は、行者にんにくについて、特徴や効果、臭いについて解説してゆきます。この記事を読み、行者にんにくの知識として生活に役立ててもらえたら幸いです。
目次
行者にんにくの特徴
にんにくという名前がつくからには、そう!臭いが強烈というのがいちばんの特徴ともいえるでしょう!(人によっては、臭いと感じない方もいます)
一度つくと、なかなか匂いが取れないのはいうまでもありませんね。
行者にんにくには、
アリシンやスコルジニン、パテント酸、チオエーテル類などが含まれており、栄養としては、
- ビタミンB1、2
- カロテン
- ナイアシン
- カルシウム
- マグネシウム
と様々なものが入っています。
この中で特筆すべきは、「アリシン」と言えます。このアリシンは。行者にんにくを刻んだり、切ったりすることで生成され、効果を発揮します。
行者にんにくの健康効果
成分だけを見てもピンとこないと思いますので、簡単に効果をまとめましょう。
・強力な殺菌作用(食中毒や結核菌やブドウ球菌などの病原菌から守る効果)
・血栓、心筋梗塞、脳梗塞の予防(血液サラサラ効果)
・動脈硬化などの予防(活性酸素の発生抑制効果)
・高血圧や糖尿病予防(血糖値やコレステロール値抑制効果)
・ガンや様々な病気の予防(免疫力向上効果)
現代病の抑制には、かなり広範囲で発揮してくれる素敵なものばかりですね。見つけたら、率先して買ってしまいましょう。
行者にんにくの臭い匂いを抑える方法
様々な効果を持つ行者にんにくですが、気になるのはその臭い匂いですよね。臭いをできるだけ抑える方法を3点紹介します。
購入の時に葉が開いているものを選ぶ
行者にんにくは、葉が開くにつれて、香りが薄れます。薄れても、食べられなくなるわけではないので、葉が開いているかを確認しましょう。
下処理をする時に根本周りの皮を極力取り除く
根本周りの「はかま」(赤い部分)を取ると香りが抑えれれます。程度は、個人差がありますので、お好みの調整をしましょう。
一度凍らせる
凍らせることで、香り成分が働かないので、凍らせておき、必要な時に調理してしまいましょう。
行者を食べた後の臭い匂いのケア
口が臭い、腸から体に吸収され血液にのり肺などから、匂いが蒸散され息が臭う。そんな臭い状態を脱するために、色々な対策方法があります。
いくつか紹介しますので、アナタの気持ちが乗る方法を取ってケアしてみてください。
1.カテキン濃度の高い緑茶を飲む
緑茶には、カテキンという成分が含まれています。この成分によって臭いが軽減されます。極力濃度の高いものを選ぶ様にしましょう。
2.ジャスミン茶を飲む
カテキン濃度の高い緑茶には、臭いを抑える効果は一歩劣りますが、ジャスミン茶も臭いを抑えることが出来ます。
3.リンゴを食べる・リンゴジュースを飲む
リンゴは、ある程度匂いも発する果物です、臭いに打ち勝って爽やかな感覚になることができます。自分だけではなく、周りからの印象も大きく変わります。
4.ブルーベリー酢(炭酸割り)を飲む
ブルーベリーも爽やかな匂いを発します。炭酸と混ぜることにより、喉越しの爽快感も得ることができます。
5.洗口剤を使う
洗口剤は、口臭をケアするために作られたものですよね。これを使うことで、臭いものと爽やかなミントをぶつけて打ち勝つそんなイメージになります。
6.ミント系のガムを噛む
口臭のケアとして、ガムはよく使われます。さらにミント系は、自分も周りも爽やかなイメージになれるし、自分のペースで一定時間、口に含むことができます。
個人的なオススメとしては、最後に書いた「ミント系のガム」です。
コンビニなどで安価で買えるものですし、賞味期限なども無いものが多く保存も聞きますからね。
行者にんにくの活用法・使い道
ニラやネギ、当然にんにくなどの葉物野菜として使えます。
天ぷらにするのもよし、茹でて卵焼きに入れるもよし、春巻きや餃子のあんに入れたりと使用用途は多様にあります。
醤油漬けや酢味噌和えにするのが、多くの使われ方です。詳しい調理方法は、レシピサイトなどを参考にアナタ好みの使い方をしてみてください。
まとめ
・買うときは、葉の開いたものを買う
・はかまを取り除く
・冷凍してから調理
・ミント系もしくはカテキンで臭い消し
臭いが気になって、食べるのを躊躇してしまいがちの行者にんにくですが、選び方、調理・保存の仕方、食べた後の臭いのケアを学ぶことで、
行者にんにくはもう、怖いものではなくなりましたね。さあ、次に行者にんにくを見かけたら、迷わず買ってしまいましょうっ!