冷凍肉をそのまま焼くのは問題ない?味が落ちるのを防ぐ焼き方・注意点

お休みの日に訪れたスーパーで特売セール。普段は手が出しにくい高いお肉も、ここぞとばかりにまとめ買いしちゃいませんか?

肉料理にして、いっぱいお肉を食べても、まだまだ余ってる…。そんなお肉は冷凍庫へまとめてGO!ですよね。

後日、冷凍肉を焼こうと思ったけれど、「冷凍肉ってそのまま焼くとどうなるのかな?」と思ったことはありませんか?

この記事を読むことで、冷凍肉をそのまま焼いて良いか、味はどうなるか、揚げ物や鍋料理などでも問題ないか、時短調理する時のコツや注意点、美味しく食べる為の方法を知ることが出来ます。

冷凍肉をそのまま焼くのは問題ないのか

 

結論から言うと、冷凍肉はそのまま焼いてオッケーです。いままで「冷凍肉は解凍してから使うべし」となぜ一般的に言われていたのでしょうか。その理由を見ていきましょう。

そもそも上手く焼けない

冷凍肉をそのまま焼くと、表面だけに火が通ってしまい、中まで火が通らないということが起こります。

触感もパサパサになりがち。中まで火を通すためには、表面が焦げてしまう、といった失敗が起こります。

臭みが出る

冷凍肉をそのまま焼くと、凍っていた水分が出て、臭くなります。

では、どうすれば冷凍肉をそのまま焼いても大丈夫か?ポイントは水分のコントロールにあります。

冷凍肉の焼き方

冷凍肉をフライパンに入れたら、油を多めに入れて水を入れてふたをしたまま数分強火で加熱して下さい。水分の確認のため、ご自宅にあれば透明なふたを使いましょう。

もう片面も同じことをくりかえします。その後あと5分ほど余熱で蒸します。このひと手間を加えることで冷凍肉から水分が流失することを防ぎ、中まで火を通すことができます。

また、冷凍したままの状態で焼くことで、全体に火が通り、旨みを含んだ仕上がりになります。

冷凍肉をそのまま調理すると味は落ちるのか

冷凍肉をそのまま調理すると、味は落ちやすいと言えます。そこで有効なのは「塩フリージング」という方法。

やり方はカンタン!冷凍する前に少量の塩を肉にふります。このひと手間で、冷凍肉の味の劣化を防ぐことができます。

ESSEonline

『まとめ買いした肉が劣化しない。コツは塩を使って冷凍保存』 より

https://esse-online.jp/recipe/67496

(2020年5月6日)

冷凍肉をそのまま揚げ物に使うのは問題ないのか

170度のたっぷりの油でじっくり揚げていくことがポイントです。温度を下げないために、冷凍肉をたくさん油に入れて温度が下がらないように気をつけましょう。

火が弱いことで、破裂して飛び散ったり、水っぽい仕上がりになったりしてしまいます。

クックパッドで見つけた「冷凍お肉でミルフィーユかつ」のレシピでは、冷凍した豚ロースを使ってカツを揚げていて、とてもおいしそうでした。

冷凍肉の料理をするときは、「冷凍肉」のキーワードでレシピを探してみると良さそうです。

冷凍肉をそのまま鍋料理などに使うのは?

冷凍肉を茹でる、または鍋に入れると、果たしておいしく食べることができるのでしょうか。注意点を守れば大丈夫。どちらの場合も沸騰させたところに冷凍肉を入れましょう。

冷たいところにいれてしまうと、温まるときに※ドリップが流失してしまいます。旨み成分が流れ出してしまうだけではなく臭みが溶け出てしまうことにもつながります。

※ドリップ:肉から出ている赤い汁のようなもの。肉の中にあると旨み成分だが、冷凍肉から解凍されて出てきた場合は、旨み成分が外へ出てきてしまった状態。

これさえクリアすれば、旨みを残したまま、おいしく食べることができますよ。

冷凍肉をそのまま焼く前に気を付けたい調理するコツ・注意点

冷凍肉をおいしく食べるためには、冷凍する際の下準備が大切になります。生のステーキ肉や薄切り肉を冷凍肉にする場合は、はじめに氷水にくぐらせます。

こうすることで酸化防止の効果があります。次にドリップをとりのぞき、ペーパータオルで水分をふき取ります。ラップで包み冷凍しましょう。

生の薄切り肉を冷凍肉にする場合も、手順は同様になります。ひき肉の場合はそのままラップに包み、ジップロックなどに入りやすいように少し薄くしてあげましょう。

また、お勧めの冷凍方法が「下味冷凍」。あらかじめ下味をつけた状態で冷凍肉をつくる方法です。味がついている状態にしておけば時短調理につながり、料理のバリエーションも増えます。

お勧めの下味冷凍のレシピをいくつかご紹介します。

鳥チリ

材料は、鶏もも肉一枚、鶏がらスープの素4.5g、ケチャップ大さじ3、砂糖大さじ3、砂糖大さじ1、にんにくとしょうがを少々。

豚バラ丼

材料は、豚バラ肉300g、玉ねぎ半分、醤油、料理酒、みりん、砂糖各大さじ2。どちらもジップロックなどで冷凍しましょう。

この方法は、「多めにお肉を買いたいけど、何の料理に使おう?」というお悩みも解決してくれます。

冷凍肉を美味しく食べるための注意点

最後に冷凍肉をおいしく食べるための注意点を紹介します。

◇急速冷凍が自宅にない場合は、金属製のトレイがあれば乗せてみてください。こうすることで、早く冷凍ができます。

◇密閉して冷凍します。お肉の酸化を防止するため、きっちりと密閉して冷凍肉をつくってみましょう。

◇お肉は、小分けにして冷凍すると、料理するときに便利です。

◇二週間から一か月以内に使い切る。冷蔵よりは保存期間が長くなったとはいえ、冷凍保存にもおいしく食べることのできる期限が限られています。

◇新鮮なお肉を冷凍する。鮮度が落ちているお肉を冷凍肉にすることは、あまりお勧めはしません。なぜなら、冷凍することでお肉の鮮度は落ちます。

鮮度が落ちているお肉を冷凍してしまうとさらに味が落ちてしまうことになりますので、お肉はぜひ買ってきた日に冷凍肉にしましょう。

まとめ

・冷凍肉はそのまま焼いても大丈夫だが、焼き方や水分量のコントロールが必要になる。

・コツを押さえればおいしく焼ける。また、揚げ物や茹でる際もポイントを押さえれば冷凍肉はそのまま使うことができる。

・冷凍肉をおいしく食べるには、冷凍する前の下準備が大事。冷水にくぐらせて、ドリップと水分を拭き取り、ラップに包んでから冷凍庫へ。

・冷凍する肉は、買ってきたその日に冷凍処理を。新鮮な状態で冷凍する事で、おいしさを長持ちさせる事ができる。

・冷凍したお肉は、二週間から一か月以内に使い切る。

このように注意点さえ守れば、冷凍肉はそのまま焼いたり調理したりできます。新鮮な冷凍肉を、しっかりと鮮度が守れる状態に密閉して、最長一か月以内には使いきってください。

下味冷凍など自分のアレンジをいろいろ試して、冷凍肉を上手に使ってみましょう。