赤ちゃんには何歳から生クリームを食べさせるべき?注意点やアレルギーについて

「もうすぐ赤ちゃんの1歳のお誕生日。ケーキには、かかせない生クリームを食べさせても大丈夫なのかな?」

「5歳になる上の子が楽しみにしているクリスマスケーキ!2歳の下の子も欲しがるだろうけど、一緒に食べさせてもいい?」

お誕生日やクリスマス。楽しいイベントの時にはケーキでお祝いしたいですよね。でも、赤ちゃんに生クリームを食べさせてもいいのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんに生クリームをあげるときのポイントを5つ解説します。

これを読めば、安心して生クリームを食べさせることが出来ますよ!筆者の経験談も交えてお話しします。

赤ちゃんに何歳から生クリームを食べさせていいの?

生クリームは、基本的に乳脂肪でできています。脂肪、つまり「油」を何歳から使用できるのかを基本に考えてみましょう。

油脂は、離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から使用することができます。しかしながら、1回あたりの使用量の目安は1〜2グラムですので小さじ1/4から1/2とごく少量です。

この時期に生クリームを食べさせるなら、離乳食の味付けに少しだけ使用するようにしましょう。スープや、ソースに少量入れるのがおすすめです。

筆者は、離乳食には生クリームは使いませんでした。代わりに牛乳を使っていましたよ。カボチャのスープや、シチュー、ホワイトソースのパスタもよく作りました。

鶏肉と野菜をコンソメと牛乳で煮て、ご飯を入れた簡単リゾットも、一皿で栄養が摂れるのでオススメです。

赤ちゃんが生クリームを使ったケーキを食べられるのは何歳から?

一般的には、1歳になれば生クリームを食べても大丈夫だと言われています。

生クリームを使ったケーキもOKですが、ちょっと待ってください。市販のケーキの生クリームには、お砂糖がたっぷり入っています。そして、生クリームには2種類あるのを知っていますか?

乳脂肪を主原料にしたものと、植物性油脂を主原料にしたものです。植物性油脂を原料にしたクリームには、乳化剤や安定剤等の添加物も多く含まれています。

1歳のお誕生日に生クリームを使ったケーキを食べさせるなら、動物性の物を使ってお砂糖控のものを作ってあげましょう。

赤ちゃんは市販のケーキを何歳から食べさせていい?

結論から言うと赤ちゃんに市販のケーキを食べさせていいのは、2歳以降になります。その頃には、離乳食も完了し、徐々に大人と同じものを食べても大丈夫になってきています。

ですが、くれぐれも食べさせすぎには注意してくださいね。小さい子は甘いものが大好き。ケーキを食べすぎてご飯が食べられなくなったり、甘いものばかりを要求してくるかもしれません。

甘いものの食べ過ぎは、肥満や虫歯も心配です。「ケーキは、特別な日に食べる特別なもの」と認識してもらいましょうね。

子供にはなるべく手作りケーキを食べさせたいと思っていた筆者ですが、2歳のクリスマスにジイジ・バアバからクリスマスケーキを貰いました。

お気に入りのキャラクターのものです。子供はテンションマックスで大はしゃぎ!喜んでいる顔を見ると、食べちゃダメとはいえず・・・食べさせました。

「甘い!おいしい!」と言いながら、嬉しそうに食べていました。大好きな苺を食べて満足したようで、スポンジや生クリームはあまり食べませんでしたが。

生クリームを赤ちゃんに食べさせる時の注意点

生クリームを赤ちゃんに食べさせるときに注意したいのは3つあります。

  • アレルギー
  • 砂糖

です。

まず、アレルギーについてです。生クリームは、牛乳からできていますので、牛乳にアレルギーがある場合は、生クリームも食べられません。牛乳アレルギーの場合は、豆乳などを使って、クリームを作ってあげましょう。

次に油についてです。生クリームには「油脂」が含まれています。油は、7〜8ヶ月から与える事ができますが、胃腸に負担をかけるため、使用する場合はごく少量にしましょう。

最後に砂糖についてです。砂糖は、離乳食後期に当たる9〜11ヶ月頃から使用することができますが、量は小さじ1/4以下(約1g)にしましょう。

生クリーム200mlあたり約20gの砂糖が使われています。生クリームを赤ちゃんに食べさせるときには、以上の点に注意してなるべく少量になるように気をつけてあげて下さいね。

赤ちゃんに食べさせる生クリームの代用品

「牛乳アレルギーがあるから生クリームは食べられない」「なるべくなら小さいうちは甘いケーキを食べさせたくないけれど、ちゃんとお祝いしてあげたい」

そんな時は、生クリームの代わりに別のものを使ってケーキを作ってあげましょう。生クリームの代用品には、次のようなものがあります。

豆乳

豆乳に砂糖を入れてよく混ぜ、そこにレモン汁を入れると固まって、ホイップクリームになります。

ヨーグルト

ザルにペーパー類をのせた上からヨーグルトを入れてラップをかけ、1〜2時間待てばクリームチーズのような濃厚なクリームになります。

これらを使えば、生クリームを使わなくても、豪華なデコレーションケーキを作ることができますよ。

私も子供の1歳の誕生日には、ヨーグルトを使ったケーキを作りました。ズボラな私は、水切りをせず、そのまま使用しました。

小さめのパンケーキを焼き、パンケーキ・ヨーグルト・果物の順で重ねていきます。

上からヨーグルトをかけて果物で飾り付けをすれば・・・簡単なデコレーション(風)ケーキの出来上がり!顔もお皿もテーブルもぐちゃぐちゃにしつつ、豪快に手掴みで食べてくれました。

まとめ

大切な可愛い赤ちゃんには、安心して生クリームを食べさせてあげたいですよね。ポイントをおさらいしておきましょう。

  • 生クリームを食べられるのは離乳食中期(7ヶ月頃)から。風味付け程度に少量あげましょう。
  • 生クリームを使ったケーキを食べられるのは、1歳頃からです。
  • 市販のケーキを食べさせていいのは2歳頃からです。
  • 生クリームを食べさせる時は、アレルギー・油・砂糖に気をつけてなるべく少量にしましょう。
  • 生クリームの代わりに、豆乳やヨーグルトを使ってクリームを作ることができます。

お誕生日やクリスマス、お祝いの時にはケーキでお祝いをしてあげましょう。