ラーメンを子供に食べさせられるのは何歳から?注意したい3つのこと

ふとした時に無性に食べたくなるラーメン。お店に行って食べるラーメンもいいけど、いろんな味のラーメンが出ているので、ご自宅でも簡単につくれますし、お子さんと一緒につくるのもたのしいですよね。

だけど、ラーメンって何歳から食べられるのでしょうか。油や塩分も気になるし…アレルギーも心配だし…

そこで今回は、ラーメンを食べられる年齢や食べるときの注意点などをご紹介します。

ラーメンを何歳から食べさせて大丈夫?

 明確な基準やルールはありませんが、「1歳から1歳半」が望ましいでしょう。なぜなら、一般的に離乳食が完了し、大人とほぼ同じ食事ができるようになるからです。

ただ、注意したいのは、ラーメンには、食物アレルギー7品目の小麦と卵が含まれています。

消費者庁によると、0歳時期~1歳時期のころは、卵は一番多いアレルギー原因物質としてあげられています。また小麦は、0歳児期には3番目に多い原因物質とされています。

アレルギーが心配なのであれば、ある程度のものが食べられてアレルギーの有無をわかってくる2歳ごろからあげるのがいいでしょう。

子供がラーメンを食べる時の注意点

いざラーメンをお子さんに食べさせるときに何に注意したらいいのでしょうか。実際に食べさせてあげるときの注意点を挙げてみましょう。

上記で「離乳食完了期には、ほぼ大人と同じ食事を食べられるようになる」と述べました。とはいっても、味付けが濃いものが多いカップラーメンや外食は避けたほうがいいでしょう。

おうちで出すときは、以下の点に注意して食べさせてあげてください。

1.歯茎でかみ切れる硬さに

生まれたばかりの赤ちゃんは、歯が生え揃っていません。もちろん個人差はありますが、乳歯は3~9ヶ月から生え始め、2歳半までに生え揃います。

そこで、歯茎でも噛みきれるくらいの柔らかさに茹でてあげてください。歯茎でかみ切れればのどに詰まらせる心配も少なくなります。

2.味付けは薄目に

ラーメンがおいしいのは、味付けが濃いからといっても過言ではありません。しかし、大人がおいしいと感じる味付けもお子さんには濃すぎます。

また、乳幼児期から濃い過ぎる味付けに慣れてしまうと、ご家庭での食事に影響が出てしまう可能性もあります。塩分の取りすぎは、のどが渇くのはもちろん命に係わる病気になるリスクも高まります。

かといって、過剰になりすぎてあげなさすぎるのも問題です。(子どもって以外にグルメで、味が薄すぎたら食べてくれないですしね…)

目安として、1歳時期~2歳時期は3グラム未満、3歳時期~5歳児期は4グラム未満とされています。(厚生労働省)

作るときは、既定の量より多めに水を入れて作りましょう。それと、油の取りすぎも注意です。麺を一度、お湯で茹でて油を抜くのもおすすめです。今は、ノンフライ麺なんていうのも出ていて、便利な時代ですね。

3.水分補給はこまめに

味付けを気を付けていても、いつもと違う食事で、塩分を多めに摂ってしまっている場合があります。そこで、いつも以上に水分をこまめに摂るようにしましょう。

お店で食べさせてあげる時に配慮すること

 おうちで食べるラーメンもいいけど、お店のラーメンも食べたいですよね。でも、子連れでお店ってなかなかハードルが高い…って思っていませんか。

確かに、子どもって自由だし、何するかわからない。味付けや硬さだって自宅で作るときと違って、調整できないし…わかります…でも、あきらめないでください。

次のことに配慮すれば、お店でも楽しく食事ができます。

待ち時間、お店の混み具合

まず、お店を選ぶときに気を付けたいのが、人の多さ。雑誌やテレビで紹介されるような人気店だと行列に並んで、やっと入れた店内でも、めちゃくちゃ待たされる…なんて考えただけでもめまいがしそうですよね…

まぁ、子連れでそんなところに行こうなんて思わないでしょうけど、普段は、そんなに混まないお店でも、ランチタイムになると行列になるお店なんかもありますから、要注意ですね。

それに、人が多いお店だと、どうしても提供までに時間がかかってしまい、お子さんが飽きて、食べない&帰りたいコールの嵐、しまいにはお散歩に出てしまって食事どころでは無くなってしまいます。

お店に行く時間帯に注意

上記でも述べたように、ランチタイムを避けていくのはもちろん、夜遅くなりすぎるのもNGです。なぜなら、生活リズムを崩してしまうから。子どものころの外食って、ビッグイベントじゃなかったですか?

あまり遅い時間に行くと、興奮して夜寝てくれなくなります。理想は、18時くらいにお店について、19時くらいにはお会計を済ませるくらいがいいでしょう。

店内環境

人もそんなに多くないし、時間帯もばっちり。もっとも気を付けたいのが、店内環境です。

店内に入ってまず確認するのは、「完全分煙もしくは禁煙かどうか」

今は、時間帯で禁煙だったり分煙だったりのところが多いですが、中には、普通に吸えちゃうところもあるので、気を付けてください。

次に、「お座敷の有無」。お座敷って靴を脱がなきゃいけないから、面倒ですが、子連れの場合は、お座敷のほうが断然楽です。もし、子どもがこぼしちゃっても、片付けも楽です。

そして最後は「お店が子ども慣れしているかどうか」これが、お店を選ぶときに、リピーターになるかどうか、もっとも重視しているポイントです。

要は、ファミリー向けかどうかということになるのですが、子ども用のいすがあったり、お椀があったり、絵本やおもちゃが置いてあるところが、理想ですね。

子ども用のお椀があると、冷ましたり短く切ってあげられるし、味の調整も可能になります。何より、自分で食べられるから、親の麺がのびない。のびた麺ほど食べるのが大変なことはありませんからね。

最後に

・ラーメンは、離乳食完了期の「1歳から1歳半」が望ましい。アレルギーを考慮するのであれば、「2歳ごろ」から。

・ラーメンを食べさせるときは、「麺の硬さ・味付け」「水分補給」に注意する。

・お店で食べさせてあげるときは、「待ち時間」「時間帯」「店内環境」を配慮する。

以上を参考にしていただき、お子さんと一緒に楽しいラーメンライフを送っていただけると、うれしいです。