体にとてもよい健康食材のきくらげですが沢山食べても大丈夫なの?美容や健康のためにも沢山食べたいけど食べすぎることで何か危険なことはあるの?
そんな、みなさまの疑問にお答えしたいと思います。この記事を読んでいただければ、食べすぎの危険性、一日に食べていい量、食べすぎた時の対処法や食べるときの注意点、がまるわかりです。
きくらげの食べすぎで胃痛や下痢になる危険は?
結論からいいますと食べすぎると胃痛や下痢になってしまいます。きくらげには食物繊維がたくさん含まれています。その量はなんと、食物繊維のトップ“ゴボウ”の約3倍です。
きくらげに含まれている食物繊維は主“不溶性食物繊維(グルカン)”といわれ水に溶けにくい食物繊維です。
不溶性食物繊維は水に溶けず水を吸収して膨れ、腸壁を刺激しますので適量を食べる分には腹持ちがよく食べ過ぎの予防、便秘改善、整腸効果、生活習慣病の予防など嬉しい効果があります。
ですが、食べすぎたりしっかり噛んで食べないと下痢を起こしたり胃痛になってしまいますので注意が必要です。
また不溶性食物繊維にはカルシウムや鉄分、ビタミンなど必要な栄養素も排出してしまいますので食べすぎには注意です。
一日に食べてもいいきくらげの量は?
きくらげは食べすぎると胃痛や下痢などになってしまう可能性がありますね。どんなに体に良いとされている食材でも食べすぎは体にとってよくはありませんね。
きくらげを食べすぎてしまい胃痛や下痢になってしまう原因は“食物繊維”です。食物繊維の1日の摂取量目安は“女性 18g”“男性 20g”です。
スーパーなどにある乾燥きくらげには100gの中に約73gの食物繊維が含まれています。ですので、きくらげ25gほどで約18gの食物繊維です。
1日の摂取量の目安は“25g前後”にしておきましょう。きくらげを手でひとつかみしたら約25gですので参考にしてください。
また、きくらげに含まれる鉄分も食べすぎると吐き気、嘔吐、活性酸素の増加(老化の促進)の可能性があるので注意しましょう。
きくらげを食べすぎた時の対処法
食べすぎた時に大事なのは食物繊維のバランスです。先程も紹介した通り、きくらげには不溶性食物繊維が多く含まれておりこの不溶性食物繊維を多くとりすぎてしまうと便秘が悪化してしまいます。
そしてきくらげを食べすぎる(不溶性食物繊維をとりすぎる)の対処としましては“水溶性食物繊維”とのバランスが重要です。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は2:1の割合がオススメです。そしてきくらげには食べすぎてしまうことでの注意がもう一つあります。それは“アレルギー”です。
きくらげを食べることにより、腹痛、呼吸困難、じんましん、せき、倦怠感などアレルギー症状が出てしまうことがあります。
きくらげを少し食べただけで症状があらわれる場合もあれば、食べすぎることで体内にアレルギー物資が蓄積されてしまいその量が限界に達するとアレルギー症状を発症してしまいます。
一説ではきくらげやカニ、エビに含まれる“キチンキトサン”という物質が原因なのではと呼ばれていますがはっきりとした原因はわかっておりません。
食べすぎた時には食物繊維のバランスが重要なのともし食べすぎてしまい体に不調が出てしまったら病院に行くなどしましょう。
きくらげを食べるときの注意点
まず、きくらげには“生”のものと“乾燥”したものがあります。生も乾燥も同じきくらげですが実は食べた時の食感や調理方法はまったくの別物です。
乾燥きくらげは乾燥したままでは使えません。料理に使う前に、一度水やぬるま湯で元の大きさまで戻す必要があります。
水で戻す場合は約6時間、ぬるま湯で戻す場合は約15~30分つけましょう。水を吸ってどんどん大きくなり約7倍の大きさに膨らみます。
料理をしている間にも水を吸ってしまい完成した時には前より分量が増えてしまったなんてこともあります。
もし、戻しすぎてしまった場合は、食べやすいサイズに切って冷凍しておけば、凍ったまま料理に使うこともできます。
生きくらげの場合は他のキノコ同様水で戻さずにすぐに料理に使うことができます。
ただしサラダなどに入れるときには注意が必要です。サラダなどの加熱をしない料理には、きくらげの湯通しをするようにしましょう。
また、生きくらげには表面に白い粉が付着していることがありますが、カビではなくきくらげの胞子ですので安心してお召し上がりいただいて大丈夫です。
まとめ
・適量は一つまみ25g
・不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが重要
・食べて体調がわるくなったらアレルギーの可能性が・・・
きくらげは健康や美容にとても効果のある食材ですが食べすぎには注意しましょう。
どんなに体に良い食材でも取りすぎてしまえば毒と変わりはありません。上記の3点に注意してきくらげを食べ美しく健康になりましょう。