生クリームの食べ過ぎによる胸焼け・胃もたれの対処法、防止方法を解説

みんな大好きなスイーツによく使われる生クリーム。ですが生クリームの摂りすぎで気持ち悪くなってしまったことはありませんか?

なぜ食べる時はあんなに軽く、スイスイ食べられるのに食べ始めると胸がむかむかしてきてしまうのでしょうか?

そんな生クリームの食べすぎで胃もたれをする原因、その対処法について紹介します。

生クリームを食べて胃もたれや胸やけをする原因

そもそも胸焼けをする理由は胃酸過多によるものです。生クリームは油分が多く含まれていますので、胃の中で消化するのにたくさんの胃酸が分泌されます。

大量の胃酸は腸に流れると今度は腸壁を傷つける恐れがあります。そうすると脳は胃の動きを抑えて胃酸を減らそうとします。

それでも入ってくる大量の油分(生クリーム)に対して、胃の消化に間に合わなくなってしまいます。胃と腸の双方に負担がかかってしまい、胃もたれ・胸焼けなどの症状として感じるようになります。

揚げ物などの脂っこい食べ物をたくさん食べた時と理由は同じのようです。

他にも加齢による消化機能の低下、ストレスによる免疫バランスの崩れ、妊娠による胃の圧迫など、人によって原因はいくつかあります。

下記では胃もたれしてしまった場合の対処法をご紹介致します。

生クリームを食べて胃もたれや胸やけをしたときの対処法

生クリームを摂取しすぎてしまい気持ち悪くなってしまったら…

胃腸に有効なドリンクを飲む

1. お湯

白湯を飲むことによって出すぎた胃酸を薄めて胸焼けを軽減しましょう。内蔵が温まり胃腸の動きも活発になります。

2. ミントティー

ペパーミントには、消化液である胆汁の分泌を促し、消化器の機能をサポートする働きがあります。

食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃もたれで困っているときに、飲んでみると調子が良くなります。また、腸の調子を整えるのにも役立ちます。

3. コーヒー

血糖値を下げる効果がある、お茶やコーヒーも有効です。コーヒーは特に血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防する効果もあります。

少し歩く

吸収した油分を燃焼できるように軽くウォーキングをするのもひとつの手です。しかし気分が悪くなってきてしまったら無理をせず休みましょう。

横になる

消化を助ける行動としては横になるのが1番効果的と言われています。

横になる時は体の右側を下にして寝ましょう。なぜかというと胃は本来、入口が身体の左側、出口は身体の右側にあります。

そのため、食べたものは身体の胃の入口(左上)、から腸への入口(右下)に流れるため、身体の右側を下にして寝ることで、食べたものが消化され、スムーズに腸へ流れていきやすくなります。

その際に頭を高くして寝ると胃酸の逆流も防げるのでなるべく右側が下で、頭を高くして寝ると良いでしょう。しかし、あくまで横になるのが理想です。

眠ってしまうと逆に胃腸の動きを止めてしまうので、起きた時の更なる胃腸の不快感、また油分が脂質として身体に溜め込まれてしまうので肥満の原因にもなりますのでご注意ください。

生クリームを食べても胸やけを防ぐ方法

胸焼けが起こるとわかっていても生クリームが大好きな方は沢山食べたいですよね。そんな方のために、胸焼けが軽減される方法をご紹介致します。

胸焼けに有効なツボ

効果に個人差があるのがネックですが、胃もたれ、胸焼けが軽減される方法としておすすめなのは、「ツボ」です。

内関(ないかん)

手首内側の真ん中、指三本分肘の方へ測ったところ。脈をとるようなイメージでツボを押します。

…ツボとして有名な内関は指圧するだけで胃の痛みやムカつきを和らげてくれます。心のリラックス効果も得られるので、試してみてはいかがでしょうか?

・中かん(ちゅうかん)

身体の真ん中。みぞおちからおへそまでの中点。…こちらのツボは指圧だけでなく温めることでも効果を得られるツボです。

胃腸の疲れに効果があります。ただ、満腹時はさらに気分が悪くなってきてしまう可能性があるので、指圧は避けましょう。

事前に大根を食べる

大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれています。

生クリームを食べる前に大根おろしでも、和え物でもいいので大根を食べておくと、胃腸の機能を高め、消化を助けてくれます。

胃薬の服用

どれもしっかり効果が得られない方は、胃薬を服用するのが手っ取り早いです。

しかし、薬は消化不良なのか胃酸過多なのか、症状によって飲む薬が異なるので、ドラッグストアにもいる薬剤師さんに相談してから服用しましょう。

まとめ

・生クリームの胸焼けの原因は消化で胃腸に負担がかかることによるもの

・対処法はペパーミントティーを飲んだり、横になるのが有効な手段

・大根おろしを事前に食べておくと胃もたれが軽減される

何事も摂りすぎないのが1番ですが、もし体調が悪くなってしまったら試してみてください。好きなものでも自分の身体を労わりつつ、食を楽しみましょう!