大阪人、京都人の性格の違いは?実際に感じる決定的な違いを考察してみた。

私の様な日本の東側出身者は、大阪、京都、神戸(場合によっては近畿2府4県全部まとめて)の人たちを「関西人は〜だよねー」と十把一絡げにしてしまいがち。

でも、当事者から言わせると「関西人って一括りにしないでっ!」と機嫌を損ねることになります。

近畿以外の地域出身者にしてみれば、「えっ?なんで?」となるのですが、大阪、京都、神戸の人たちは、

それぞれ自分達が関西で一番!と思っていますので、そこをくすぐってあげればご機嫌。

仕事上、関西の人達と接する機会が多い東側の人が、知っておきたい大阪人の性格、

京都人の性格について、東側の私がちょっと覗き込んでみます。

大阪人はみんな漫才師みたい?

全国の人に「大阪と聞いて思い浮かぶもの」と聞けば、たこ焼き、お好み焼きといったグルメ、

USJや通天閣といった観光スポットと並び、「お笑い」という答えが必ず出てきます。

 

東側の人から見ると、大阪人=面白いではないでしょうか?日常会話に、ぼけ、ツッコミ、オチがある。

仕事で大阪人と商談をしている時、ちょくちょく挟まれる「ボケ」に戸惑う事があります。

「今のがいわゆるボケってやつなの?」「…ということは、ここでツッこむのか?」

人見知りでどちらかというと根暗な私は、常にそのプレッシャーを感じ、仕事に集中できません。

 

特にお酒が入るような場では「なんか面白いこと言って!」とか「今の話、オチは?」とか、即興漫才を仕掛けられているみたいです。

そして、声がでかい…「この距離でその音量?」ここまでくると、“笑ハラ“です。

大阪人に「笑いを強要される」とプレッシャーを感じている人、意外と多いです。

東側の人間が、“笑ハラ“だーといくら騒いでみても、きっとそんなつもりはない、そんな状況も笑いに変えられない、

ノリが悪い、面白くない…となっていき、どんどん大阪人との距離は離れていきます。

 

みなさん、新喜劇を見たことありますか?あれがリアルな生活で繰り広げられていたら、イジメの領域です。

あんな状況でも笑いに変えなきゃ大阪人ではないみたいな相当なプレッシャーの中で日々鍛えられているのです。

DNAに組み込まれているのでしょうか?

そんな時、私は自虐的に「すみません。オチがなくて」なんて言ったりもします。

そうしたら「かまへん、かまへん」(かまへん=構わない)と、どんどん次の話題に行ってくれます。

笑いを強要する傾向はありますが、会話のテンポも重視する大阪人は、しつこくない(大阪弁で言えばヒツコクナイ)ところは良いですね。

京都人は上品、ちょっぴり陰湿?

京都の人は、京都弁のはんなりした雰囲気、寺社仏閣、古都というイメージから、上品な人が多いと思われがち。

「〜してはる」など、年齢や自分との関係なんか関係なく、誰にでも(身内にも)敬語を使っているイメージがあります。

京都弁でもっとも敬意の高い表現が「お〜やす」だそうですが、

「おいでやす」や「おこしやす」の様に舞妓さんが、お話になっている様子は全国に流布していますので、京都のイメージが、崇高なものになっても仕方ないとも言えます。

 

みなさん聞いたことがあるかもしれませんが、京都で「上がって茶漬けでも召し上がって」が、

「さっさと帰れ」の意味だと言われています。

実際に言われたことはないですが、通りかったのでご挨拶にと、玄関先で話し始めた客人に対して、

「そろそろ帰ってほしい」と直接言わず、「上がったら」で、「上がるほどのことではないでしょ? 」

できっかけを与え、「茶漬けでも召し上がって」で「手間をかけさせるつもりなんてさらさらないですよね?」と念押しする。

裏の裏を読み合う京都人の会話を茶化す感じで、語られています。実際は都市伝説のレベルです…。

 

仕事で京都の人に接すると、はんなりした雰囲気に押され、本当のところ、何を考えているのか迷うことが多く、

「この話の真意は?」「これって断られているの?」「もしかして、嫌われてる?」など

どんどんネガティブに考えてしまいます。ホンネが分かりにくーぃ感じは、陰湿な感じがします。

一方で、褒め上手なところは京都人の良いところ。ホンネはどうであれ褒められて嬉しくない人はいませんよね。

大阪人、京都人の愛すべきややこしさ

大阪人、京都人と上手く付き合っていくコツ(心意気?)をまとめてみると…

  • 無理に合わせるより、懐に飛び込む感じで
  • 時として自虐的になってもいいかな
  • プレッシャーを感じたら、サッサと退散するべし
  • ひつこいよりサバサバした感じの方がウケが良い

こんな感じでしょうか?大阪人の性格、京都人の性格とそれこそ十把一絡げにして覗き込んできましたが、

もちろん人それぞれ。大阪人でも「大阪人のノリが嫌い」とか、

京都人でも「京都のお高く止まった感じが嫌い」とかと公言する人にもたくさん出会ってきました。

でも、どこにいても大阪弁、京都弁と言った地元ことばを使い続けることは共通ですね。

 

それぞれ自分達が関西で一番!と思っていますので、そのプライドをくすぐってあげれば付き合うのが楽になること間違いなしです。

これからも大阪人、京都人の愛すべきこのややこしさを楽しんでいく心意気があればオールOKですね。

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