生チョコが固まる時間はどれくらい?固まらないときの2つの対処法

スイーツの中でも定番で、かつ簡単に作れるものといえば生チョコ。口の中でとろける感覚ゆえにたくさん食べたくなりますよね。

お店で買う生チョコももちろん美味しいものですが、手作りして大切な人へプレゼントしたり、自分へのご褒美とすることも出来ます。

簡単に作れるとはいえ、生チョコ作りのコツが分かれば失敗しません!

手作りする際の肝となる、生チョコが固まる理由と固まる時間、そしてコツについて知っていきましょう。

生チョコが固まる時間はどれくらいか

生チョコが固まるのは平均して冷蔵庫で1時間ほど。生クリームの量や冷蔵庫の温度、チョコレートの種類によって多少前後することがあります。

生チョコのレシピ通りに作成すれば1~2時間で固まると考えて問題ないでしょう。

メインの材料であるチョコレートは冷えると固まる性質を持っていますが、生クリーム多いと固まりにくくなります。

1時間で固まらない場合は冷蔵庫に保管する時間を伸ばしてみましょう。

生チョコが固まらないときの原因とは?

生チョコを作ったのに冷蔵庫に入れても中々固まらず、もしかしたら失敗しかかも……と思うことはありませんか?

生チョコが固まらない理由は多々ありますが、定番な原因としてはチョコレートと生クリームの配分、使用した生クリームの種類、使用したチョコレートの種類に問題があることが多くあります。

原因①チョコレートと生クリームの配分

チョコレートと生クリームの配分に原因があることがあります。チョコレート:生クリームの配合は2:1を基本として覚えておきましょう。

チョコレートが300gなら、生クリームは150ccの比率となります。

またホワイトチョコレートだとさらに固まりにくくなるので、配分はホワイトチョコレート:生クリームに対し、5:2の割合とするようにしましょう。

生クリームの分量が多いと、チョコレートを冷蔵庫で何時間冷やしても固まることが出来ません。

原因② クリームの種類

植物性のクリームは動物性のクリームに比べて固まりにくい性質にあります。できれば乳脂肪分が40%以上の純正クリームを使うことが失敗しないコツとなります。

しかし体質やベーガン等の理由により植物性のクリームが良い場合もありますよね。その際はクリームの量を減らしてみましょう。

例えばチョコレートが300gなら、生クリームは150ccとしていた比率を生クリーム100ccにする等で固まり易くなります。

原因③ チョコレートの種類

実はチョコレートはカカオの成分が少ないと固まりにくくなることが分かっています。

チョコレートにはスーパーやコンビニで売っている普通の板チョコと製菓用のチョコレートがあります。

普通の板チョコは製菓用に比べるとカカオの成分が少ないため、チョコが固まらない原因になります。

生チョコが固まらないときの対処法

対処法① 形を保てる場合

切り分けると形は崩れてしまうものの形は保てられる程度ならば、冷凍庫に1~2時間ほど入れて凍らせたあと、切り分けてからココアパウダーをまぶしてみましょう。

ココアパウダーの上から少し成形するだけでも十分綺麗な形に見えます。

しかし冷凍庫から取り出すとすぐに柔らかくなってしまいます。プレゼントとして渡せるかと思いますが、取り扱いには注意しましょう。

対処法② 切れないくらいベタベタしている場合

冷蔵庫に1時間以上保管した状態でも、容器から取り出せないほどにベタベタしている場合は冷凍庫に入れて様子をみるのではなく他の方法を試してみましょう。

中々固まらない生チョコをすぐに固める方法はこれからご紹介します。

生チョコをすぐに固めたいときに出来ること

生チョコを冷蔵庫に入れたものの、中々固まらずベタベタしている場合は、そのチョコレートをボウルに戻します。

湯煎をしながら少しずつチョコレートを刻んだものを加え、混ぜていきます。

刻んだチョコレートの入れる目安は、チョコレートと生クリームの比率、2:1より生クリームが多めになっている場合は、2:1とするために不足分のチョコレートを加えましょう。

このときにチョコレートは必ず細かく刻むようにしましょう。チョコレートが溶けず、湯煎で温めているうちに生チョコが分離してしまう可能性もあります。

生チョコを固まらせるときの時短アイテム

時短アイテム① アーモンドプードル

生チョコを作るときに、アーモンドプードルを少し混ぜておくと固まり易くなります。

アーモンド香りがする生チョコになります。他にもココアパウダーを混ぜ込むとビターで大人な味となります。

熱を通さずに食べることの出来るパウダーを色々試してみると良いでしょう。

時短アイテム② 冷凍庫

チョコレート:生クリームの比率が2:1もしくは生クリームが少なめの場合は、冷凍庫で冷やすとより早く固まらせることができます。

しかし長時間冷凍庫に入れすぎると生チョコの柔らかさがなくなってしまうので注意してください。

まとめ

この記事では、生チョコの固まる時間と、生チョコが固まらない原因、固まらないときの対処法、すぐに固めたいときの対処法について紹介しました。

生チョコは他のお菓子よりも作りやすく、また失敗してもリカバリがしやすくもあります。

万が一生チョコが固まらなくても、この記事で紹介した固まらせる対処を覚えて楽しい生チョコ作りをしてください。