女子会や、パーティー、ちょっとした食事の場にも、一花咲かせてくれる、ローストビーフ 。みなさんも一度は召し上った事があるのでは無いでしょうか?わたし自身も年末年始のオードブル、結婚式などで何度か食べた事があります。
それだけに限らず、今ではローストビーフ丼や、自宅で作られる方もいらっしゃったりなど、もっと身近に感じられるものになって来ているのでは無いでしょうか?
その時、気になるのが、お肉の中心が赤いけれど、そのまま食べて良いのかどうか。お腹は壊さないんだろうか?お店で出されるものは信じられるけれど、自宅で作った時の判別の方法が分からない…!
今回は、そんなわたしが、どの状態が食べることができるのか否か、ローストビーフのなてなについて、リサーチしてみました!
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目次
ローストビーフが生焼けなのか否かの見分け方とは?
冒頭にも記しましたが、ホテルや、レストランなど、お店で食べるものはちゃんとしているし、信頼出来るけれど、自分で作ったものに関しては、これが果たして成功なのか、失敗なのか、一目見ただけではわかりませんよね。
広く知られている肉の焼き加減は「レア」「ミディアム」「ウェルダン」ですが、ローストビーフでの焼き方で一番理想的なのが「ロゼ」と言われています。
大前提としてロゼはレアとは全く違います、それは低温でじっくり調理され血は固まらずたんぱく質だけ固まった状態だからあんなにも柔らかく蕩ける食感が出るのです。
では、見分け方ですが。1番お勧めできないのが断面を見るためにカットしてしまう事です。
なぜなら、カットしてしまうと一緒に肉の旨味も流れ出てしまうからです。
方法は2つあります焼きあがったときに肉の反対側まで竹串を差し込んで中心部に戻り10秒ほど待って引き抜く方法です。
引き抜いたら唇に当てて温度を確かめてください。熱いと感じるなら焼きすぎ、冷たすぎると生焼け、温かいなと感じるのがいい焼き加減です。
2つ目の方法は、肉用の温度計を使うことです。中まで火が通っているのかを判断するのは、ローストビーフの中心の温度で分かります。最適なのは、約52度〜60度といわれています。
肉用の温度計がない場合は、バーベキューなどで使用することの多い、金物の串などで、切る前のローストビーフに突き抜けるまで差し入れます。
時間をおいて抜いた後は直ぐに下唇などに当てて、あたたかいと感じたらちょうど良い温度になっています。
自作するときには、切ってから生だった!となる前に、一度温度を確かめると、おいしいローストビーフができあがります。
冷たく感じた場合には、少し加熱し直した方が良いかもしれませんが、加熱しすぎるとただの加熱処理した牛肉になってしまうので注意しましょう。
わたしも、晩の残りのローストビーフをお弁当に詰め、なにも考えずに他のおかずと一緒に電子レンジで加熱してしまい、ただのお肉になってしまい、がっかりした過去があります。
それでもローストビーフが生焼けの場合は食べても大丈夫?
そもそも、ローストビーフの赤身というのは、ステーキのレアとはまた違ったもので、切ったときにピンク色で、ロゼと言います。
火が通っているのに、低温で調理されているので赤いままです。
そして、新鮮であれば問題ないといえるでしょう。牛肉は肉の内部には、人に害が及ぶ菌はいないと言われていて、生焼けでも、食べて大丈夫だとされています。
肉の色が買ってきた時と同じだったり、血のような汁が出ていても問題はありません。
なぜかと言うと、牛肉の内側には食中毒の原因になる菌がいないからです。
それに牛肉には、人に害がある寄生虫もいないという理由もあります。なので、外側がしっかり焼けていれば食中毒の心配はないのです。
と、この様な理由があるのでレアステーキ だったり、たたき といった料理が存在するんですね。
ですから、万が一、中心部分が生だったとしても、表面さえ焼かれていれば、害はなく、食中毒などの心配はないとされています。
ローストビーフが生焼けの時の対処法
もし、生焼けで出来上がってしまった時やもう提供までに時間がない場合など時短で対処できる方法があります。
それは、再加熱です。分かりやすい対処法ですね。ですが、気を付けなければいけない大きなことが1つだけあります。何かというと、加熱のし過ぎということです。
加熱しすぎると今度は、火が通り過ぎた状態になってしまいます。そこを気を付けて再加熱をやっていきましょう!
再加熱のやり方
1つ目はお湯を使います。これ以上焼き目を付けたくない時にお勧めの方法です。
ラップに包んだローストビーフを、ジップロックなどのチャック付きの袋に入れ湯煎しましょう。
2つ目は蒸し焼きにする方法です。この方法は逆に、焼き目がついてもいいよという時の方法です。フライパンに蓋をして弱火で5分~10分蒸し焼きにします。
3つ目の方法は電子レンジを使う方法です。この方法は加熱しすぎてしまいやすく意外と難しいので気を付けましょう。
ポイントは、10秒ごとに火の通り具合を確認することです。
以上の3点が生焼けになったローストビーフの対処法です。共通するポイントは、こまめに火の通り具合を確認するということです。
火が通り過ぎてしまっては元も子もないのでしっかりと確認しましょうね!
ローストビーフの生焼けに注意すべき人は?
以前、女優さんが妊娠中にSNSでローストビーフを食べたことをアップしていたのが論争になったこともありました。
色んなコメントが寄せられウェブメディアも乗り出して一時期大混乱にまでなりました。
科学者もコメントを寄せていて、「妊婦は食べないほうが良い」と言っています。
それは“肉の内部には不活化していない菌や寄生虫が入り込んでいる可能性があるので、確率は低いが食中毒は考えられる”とのことでした。
食中毒を起こす微生物は空気中にも日常にもすぐ近くに潜んでいますが、健康であれば発症しないのです。
ですが妊娠中は違ってきます免疫能力も低下しホルモンバランスが変化しているので健康な人よりも発症しやすいのです。
生焼けに注意してほしいのは高齢者や病気の人、妊婦さんなど発症しやすい人は避けてください。
ローストビーフを生焼けにしないためのアイテム
色々な注意点を挙げてきましたが、生焼けにしない為のアイテムがあるので紹介したいと思います。
まずは対処法でも紹介しましたが調理温度計1つあれば大変便利です。
肉内部の温度を知るにも、揚げ物の適度な温度もチョコレートの温度を知るにも調理温度計があれば大体ではなくしっかりとした情報で適正かどうかを判断できるので、とても役立ちます。
おいしいローストビーフに出会うには?
今では、情報社会で、検索するとすぐに、今回の記事のローストビーフに限らず、色んな料理の美味しいつくり方を知ることができます。
記事の作成にあたり、わたし自身、ローストビーフのつくり方を色々なサイトで拝見しましたが、はじめのひと手間、ふた手間が大事だと書かれている方や、低温調理をしている真っ只中に、じっくりと観察したり、手を加えたりしているという方もいらっしゃいました。
そのなかでも、料理が得意ではないわたしにも手をつけられるような、簡単に作れる方法もいくつもありました。
生で食べても大丈夫だということが分かったかと思うので、自分好みの加熱加減を知るためにも、色々なつくり方を試してみるのも良いのではないでしょうか。
自作だと、食べたい分量を作れるので、山盛りのローストビーフ丼が作れそうですね!
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