乾燥が気になる季節に重宝するのが加湿器です。部屋の中は冬も乾燥しますが、冷房を入れる夏の時期も乾燥しています。
空気が乾燥することで風邪のウィルスが繁殖しやすくなったり、肌のトラブルを招いたりします。そんな時は、部屋の湿度を快適に保ってくれる加湿器を1部屋に1台用意しておくと良いです。
この記事を読むことによって、加湿器をいつからいつまで使うのが正解なのか、適した温度と湿度、適した温度と湿度にするための注意を知ることができます。
加湿器を効果的に使うことで室内を快適に保ち、風邪のウィルスや肌トラブルを未然に防ぐようにしましょう。
加湿器はいつからいつまで使うのが正解なのか
加湿器を使用する時期は、一般的には冬と思われていますが、加湿器を使っている人の声をきくと冬に入る前の10月から11月あたりから使い始めている人も多いです。
また、夏場でも冷房を入れると乾燥するため、その対策として加湿器を利用する人もいます。
10月、11月頃になると、日中は暖かいですが、朝晩が冷え込み、暖房をつける機会が多いです。ですので、暖房を使い始めると同時に、暖房による乾燥を防ぐために加湿器を使う人もいます。
また、3月や4月でも平均気温は20℃以下の場合が多いため、暖房を使う頻度は多いです。
ですので、加湿器を使う時期としては、主に10月、11月あたりの寒くなってきた時期から、3月、4月頃まで、そして夏の冷房を入れる時期も使うと考えておいたが良いでしょう。
加湿器は湿度がどれくらいで使うのがいい?
加湿器を使う湿度の目安としては、湿度に関する知識を知っておくと分かりやすいです。
温度が下がるとともに湿度も下がりますので、温度が低い時は加湿器を使うと考えてよいです。一般的に、人が快適に過ごすことのできる湿度は40%~60%といわれています。
湿度は高すぎても、低すぎても健康に良くないです。湿度が40%以下になると風邪やインフルエンザの菌が蔓延しやすくなり、60%以上になると結露を起こし、カビが生える原因となります。
ですので、加湿器を使う湿度の目安は40%以下の場合となるでしょう。
しかし、湿度は人間の肌の感覚では分かりにくいものですので、一つの目安として部屋の中に湿度計を置いておくとよいです。
加湿器を使用している場合に、湿度が高くなりすぎていないかチェックをするためにも、湿度計は便利です。
最近では部屋の湿度を自動でコントロールしてくれる便利な機能の付いた加湿器もありますので、探してみるのもいいかもしれません。
加湿器はどれくらいの温度で使うのがいいの?
冬などの気温が低い季節は空気中に水分がなくなってしまいます。暖房で温度を上げても、空気中の水分は同じままですので、相対的に湿度が下がるといった現象が起きてしまいます。
人間が快適だと感じる温度は20℃から25℃です。ですので、20℃より温度が低い場合、または25℃よりも温度が高い場合は、暖房や冷房などを使用する頻度も上がります。
加湿器を使う時は、暖房や冷房を使用するときが多いですので、一般的に20℃より温度が低いとき、又は25℃よりも温度が高い時に加湿器を使う目安にするとよいでしょう。
適した湿度・温度にするために注意すること
加湿器を使う場合は、窓の近くは避けたほうがよいでしょう。壁の場合は断熱材が入っているため、冷やされたりした場合でも温度差が広がることはありません。
しかし、窓の場合は断熱材がありませんので、温度差が大きくできてしまいます。温度差が大きくなると、空気に溶けた水蒸気が結露となり、窓の付近に溜まってしまうのです。
溜まった結露はカビなどの発生原因にもなりますので、健康上好ましくないでしょう。ですので、窓の近くは加湿器を使うといった場所には適していません。
また、換気扇や部屋の出入り口の近くも避けたほうが良いです。せっかく水蒸気を発生させても、部屋から外に出て行ってしまいます。
加湿器で発生させた水蒸気は、部屋全体に行きわたらせなければ意味がありませんので、換気扇や部屋の出入り口付近は避けるべきです。
また、寝る場合も加湿器を使う注意が必要です。もし、寝るときに暖房や冷房のスイッチをオフにするのであれば、加湿器の電源も切りましょう。
加湿器を付けたままにしておくと、部屋中に水蒸気が溜まってしまい、様々なところで結露が発生します。
この結露がカビなどの発生源となり、健康に悪影響を及ぼす原因となります。ですので、加湿器の切り忘れには特に注意が必要です。
最近では、タイマー機能が付いている加湿器もありますので、心配な人はチェックしてみてもよいでしょう。
まとめ
・加湿器を使用する時期は冬、冷房を使う夏でも使用されることがある。
・加湿器を使う湿度の目安は40%以下。
・20℃より温度が低いとき、又は25℃よりも温度が高い時が加湿器を使う目安。
・加湿器を使う場合は、窓の近く、換気扇や部屋の出入り口付近は避ける。
・加湿器の切り忘れには注意する。
この記事では、加湿器を使う時期、そして使う際の注意点などを説明しました。
この記事を参考に、部屋の広さや状況に応じて適切な加湿器を選び、ぜひ部屋の温度と湿度を適切に保って、快適に過ごしてくださいね。