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小豆(あずき)から湧いた虫の正体は? 対処法・駆除法、虫を防ぐ方法を解説

料理で余った小豆(あずき)や家庭菜園で採った小豆などを保存していたら、丸くて茶色の小さな虫が湧いてきて困った、という経験はありませんか?

食材から虫が湧いてきたら、捨てるしかないのか、他の食品に影響はあるのかなど不安になりますよね。実は保存方法に気を付ければ、小豆に虫が湧くことを防ぐことが出来るんです。

なぜなら私の家でもぜんざいを手作りした際、紹介する保存方法の1つを実践しているので、小豆から虫が湧くことはありません。

この記事では、小豆から虫が湧いてきた時の対処法と、虫が湧かないようにするための4つの保存方法をご紹介します。

小豆に湧く虫の正体

初めに、小豆に湧いてくる虫について見ていきましょう。小豆に湧く虫は以下の2種類です。

  • アズキゾウムシ
  • インゲンマメゾウムシ

まずは、アズキゾウムシ。体長は2〜3㎜ほどの小さい虫で、コバエのような姿をしています。色は褐色の真鱈模様が印象的な虫です。

成虫は小豆の中に卵を生むことで知られていおり、1粒の中に5匹ほど住んでいることもあります。

幼虫は約1ヶ月で成虫になり小豆の中から出てきて繁殖していきます。成虫の寿命は約10日で、この間に50〜60個の卵を生みます。繁殖力が凄まじいですね。

なので、小豆についているアズキゾウムシを1匹見つけたら見えなくても60匹ほどいることになります。

続いて、インゲンマメゾウムシ。体調は2〜4㎜ほどで、こちらも小さい虫です。全体のベースの色は黒色ですが全身に細かい毛が生えており見た目は灰色のような色をしています。

寿命は幼虫から成虫まで合わせて約1〜2ヶ月ですが、温度の変化に弱く環境温度によっては若干変わってきます。

こちらも1粒の中に5匹ほど住んでいることもあり、1匹見つけたらその倍以上はいると覚悟した方が良いでしょう。

小豆にどうやって虫が湧くのか?2つのケース

そもそも、どうやって小豆に虫が湧くのでしょうか?これには2つのケースがあります。

出荷する前からついているケース

アズキゾウムシやインゲンマメゾウムシには農家も悩まされています。農家はもちろん虫がつかないように手入れしていますが、稀に出荷される前の小豆の中に虫の卵があると湧いてしまいます。

ですが、スーパーなどで売られている小豆にすでに虫がついているケースは少なく、どちらかというと家庭菜園で収穫した小豆などは注意が必要です。

袋や容器などを開封した時に外から虫が入ってくるケース

虫は2〜4㎜と小さくコバエにも似ているので、いつの間にか進入してしまうことが圧倒的に多いのです。

小豆に湧いた虫の対処法・駆除方法

では、小豆にこれらの虫がついているのを見つけた場合どうすれば良いのでしょうか。以下で小豆に虫が湧いた時の対処法と駆除方法を紹介します。

対処方法

全部捨てることも選択肢の一つですが、それではもったいないという場合、捨てる小豆とまだ食べられる小豆を選別します。

まず、虫と虫の卵っぽいもの、白い粒がついている小豆を全部取り除き、小豆を水洗いしてボウルの中で水に浸します。この時に沈む小豆は食べても大丈夫。

浮かんでくる小豆は中に空気が入っており、虫が穴を開けて中に入っている可能性があるため取り除きます。そして、ベランダや縁側などで紙を広げ、その上に小豆を広げて天日干しをします。

虫は光に誘われて外に出てくるので、この時に表に出てくる虫も取り除きます。乾燥させたら完全密封できる瓶などに移し、早めに調理するなり食べるようにしましょう。

また、保管していた戸棚などに殺虫剤を吹きかけて掃除機で死骸を吸い上げ、水拭きして取り除きます。風通しを良くして乾燥させることも忘れずに。

駆除方法

ビニール袋等に入れて、虫と小豆を一緒に捨てます。この時、

・1度袋の中に殺虫スプレーを吹きかけること。

・袋を三重にすること。

以上のどちらかを忘れずに行いましょう。なぜなら、アズキゾウムシとインゲンマメゾウムシは固い小豆の殻を破るほど強い顎の力を持っているので、ビニール袋を食い破る可能性があるのです。

小豆に湧いた虫を食べたとしても問題はない?

虫は健康食とも言われ、国や地域によっては日常的な食べ物です。ならば同じ虫であるアズキゾウムシとインゲンマメゾウムシも食べて問題はないかもと思うかもしれません。

ですが、すぐに体に悪い影響を与えるわけではありませんが食中毒の原因になるので、あまり食べない方が良いでしょう。

もし、生で食べてしまった小豆に虫がいたかもと思う場合は、「強い農薬に触れていない良い豆を食べたな」と気持ちをプラスの方へ持っていき、あまりストレスを感じないことも大切です。

小豆に虫が湧かないようにする4つの日常管理方法

それでは、小豆はどのように管理すれば良いのか。4つの管理方法をお伝えします。

プラスチックの密閉容器に移し替え、容器の中に鷹の爪を入れる

買ってきた小豆は袋ではなくなるべく密封できるプラスチック製の容器に保存しましょう。この時、鷹の爪やニンニク、わさびも一緒に入れておきましょう。

また、小分けしておくと被害が最小限に済みます。

全部茹でる

虫は茹でられた豆に卵を生みつけません。茹でる前に、浮いている小豆は念のため取り除いておきましょう。なお、茹でられた小豆は保存期間が短くなるため早めに食べるようにしましょう。

私の家族は時々ぜんざいを手作りするのですが、すぐに小豆を茹でて調理するため虫が湧いてきたことはありません。

冷蔵庫で保存する

冷蔵庫で保存する場合はペットボトルに入れておくと取り出しやすくて便利です。小豆は湿度に弱いので乾燥剤を入れることも忘れずに。

冷凍庫で保存する

冷凍庫で保存する場合は1回の分量毎に小分けすることをオススメします。冷凍庫では虫は生きられず、また湿気もないのでジップロックなどでの保存も大丈夫です。

ただし冷凍庫に保存しているとうっかり小豆の存在を忘れてしまうこともあるので、そこは要注意。

まとめ

・小豆から虫が湧いているのに気づいたら水洗いして水に浸け、浮いた豆は取り除く。沈んだ豆は食べても大丈夫。

・保存する時はプラスチック製の密封容器に小分けして入れ、高温多湿を避ける。

・どうしても長期間保存したい場合は冷凍庫で保存する。

小豆や米などの穀物類から虫は湧きやすいものですが、同じ容器の中に保存していても食べれる小豆もあるのですぐに捨てず選別してみましょう。

また、小豆を一度にあまり使わない場合は使い切りサイズを買うこともオススメです。これらの保存方法を使って、ぜひ手作りの小豆料理を楽しんでください。