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フォンダンショコラの生焼けで腹痛の危険 |手作りで注意すべきポイント

フォンダンショコラをご存じですか?チョコレートケーキの中にチョコクリームが入っているという、想像しただけで脳内が幸せになりそうな人気の洋菓子です。

フォンダンはフランス語で「溶ける、とろとろ」という意味。名前からしてすごくおいしそうですが、自分で作ろうとしたときに、思わぬ落とし穴があります。

あることに注意して作らないと、お腹をこわしてしまうかもしれません。実際にお腹をこわした経験のある人が、SNSなどで注意を呼びかけています。

この記事では、手作りフォンダンショコラが危険な理由と、おなかを壊す仕組み、腹痛を防ぐ方法、安全に食べるためのコツをお伝えしていきます。

読み進めていくと、お腹をこわしてしまう原因や、作るときに注意すべきことがわかります。

手作りフォンダンショコラで自分や大切な人を苦しめてしまわないよう、食あたり予防の知識をそなえておきましょう。

手作りのフォンダンショコラで腹痛を起こす危険がある

「危険っていっても加熱してるし、平気なんじゃないの?」そう思うかもしれませんね。

確かに加熱すれば食中毒の確率は下がりますが、問題は加熱不足です。つまり、お腹をこわすのは生焼けのフォンダンショコラを食べてしまっているから。

なぜ生焼けにしてしまうのかというと、そこにはフォンダンショコラそのものに対する誤解があります。

フォンダンショコラは、本来ガナッシュを生地に埋めて焼くお菓子です。ガナッシュとは、溶かしたチョコレートに生クリームを加えたものをいいます。

生地を加熱してガナッシュが溶けたのが、あのとろとろです。それを生焼け状態の生地のとろとろと勘違いしているレシピが、「簡単レシピ」として出回っています。

ガナッシュを使っていない、あるいは加熱時間が短くて早くでき上がることを「簡単」の根拠にしているレシピは危険です。

個人が簡単に情報を発信できるだけに、間違った情報が広まりやすいというデメリットもあります。手早く簡単に作れても、食中毒になったら意味がありませんよね。

フォンダンショコラでお腹をこわす仕組み

生焼けのフォンダンショコラでお腹をこわす具体的な原因は、小麦粉に含まれるデンプンです。

デンプンはαとβという、2種類の状態があります。このαとβのうち、加熱されたのがα、非加熱がβです。

水を吸収してふくらんだデンプンは、加熱してある一定の温度になると、粒がはじけてネバネバしてきます。

これは粘化現象と呼ばれていて、粘化したαデンプンは体内で消化されやすいです。

その一方で、加熱されていないβデンプンは消化されにくいため、粒状のデンプンが腸の壁を刺激してお腹が痛くなります。

お腹をこわしてしまう量は人によって違いますが、基本的にデンプンは加熱するものと覚えておきましょう。小麦粉と同じようにデンプンを含む米や豆も、生で食べないでくださいね。

小麦粉は加熱が前提

2016年に、アメリカでいくつもの州を巻き込む大規模な食中毒が起きました。アメリカ食品医薬局が調査した結果、原因とされたのが小麦粉です。

被害者の多くが、症状を訴える前に生生地を食べていました。動物の排泄物にいる細菌が溶け込んでいる土壌で育った小麦には、菌がいても不思議ではありません。

だからこそ、小麦は加熱が前提の食品として取り扱われているため、たいてい殺菌処理がされていないのです。

下痢などの軽い症状ですむ場合もありますが、免疫力の弱い幼児や高齢者は、合併症で死に至る危険性もあります。うっかり生生地を食べるなんてことのないようにしましょう。

フォンダンショコラの生焼けによる腹痛を防ぐ方法

フォンダンショコラでお腹をこわさないためには、小麦粉なしのレシピで作るという方法があります。

そもそもの原因の小麦粉がないわけですから、加熱が不十分だったとしても、直中毒のリスクを減らせます。

チョコレート、バター、砂糖、卵でできてしまうシンプルレシピです。詳しくはこちらを参考にしてみてください。https://cookpad.com/recipe/151253 簡単フォンダンショコラ

フォンダンショコラの腹痛の危険性をなくすために注意すること

せっかくのおいしいスイーツで、お腹をこわしたくないですよね。フォンダンショコラを安全に楽しむために、ちょっと意識すればできることは、やっておくべきです。

冷蔵庫で保存する

当たり前のことですが、衛生管理は大切です。そのうち食べるからといってそのまま放置していると、菌が繁殖してしまいます。

βデンプンだけでなく、菌が繁殖してお腹をこわすこともあるので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

小麦粉はしっかり加熱する

既出になりますが、自分で作るときには小麦粉なしのレシピが無難です。それでも小麦粉を使いたいのであれば、生焼けにするのではなく全体に火が通るように加熱しましょう。

逆に加熱し過ぎるとチョコがとろとろにならないので、表面にひびが入ってきたくらいで止めるといい感じになります。

まとめ

お腹をこわす原因は生焼けの生地 : 埋めこんだガナッシュを溶かすのではなく、生地をとろとろにすると勘違いしていることが多い。

 

小麦粉は加熱が前提 : デンプンにはαとβの2種類がある。加熱されていないβデンプンは消化されにくく、粒子が腸壁を刺激してお腹が痛くなる。

また、小麦粉は殺菌処理がされておらず、大腸菌による食中毒の危険性もある。

 

フォンダンショコラを安全に食べるには : 常温で放置せずに、冷蔵庫で保存する。

小麦粉なしのレシピで作る。小麦粉を使う場合は、しっかりと加熱する。

以上、フォンダンショコラでお腹をこわす原因と、その対処法をご紹介しました。

ネットの情報などでお手軽に料理やお菓子を作れてしまいますが、生焼けの簡単レシピにだまされないでくださいね。

生生地を食べると下痢や食中毒になりますから、絶対にやめましょう。ご自分で作るなら、小麦粉なしのレシピが安全です。