ベビーリーフは体に悪いといわれる理由 | 危険性や安全性について解説

スーパーでよく見かけるベビーリーフ。ベビーリーフってどういう野菜?体に悪いって聞いたことがあるけど大丈夫・・?と心配になっている人はいませんか?実は、この記事を読めばそのような疑問が解決します。

なぜならこの記事では、ベビーリーフが体に悪いと言われている理由、ベビーリーフを安全に食べるために注意すること、ベビーリーフを食べるメリット、ベビーリーフを長期保存についてご紹介していくからです。

この記事を読み終えると、きっと今日の夕飯にベビーリーフが食べたくなるでしょう。

よっ

ベビーリーフとは、発芽してから30日くらいまでの幼葉の総称です。その名の通り、葉物野菜のベビーということになります。ベビーリーフに使われる野菜は30種類ほどと言われています。

現在はサラダ野菜として、家庭でもレストラン・ホテルなどの料理にもよく登場します。そんなベビーリーフですが、一部では体に悪いという情報も出回っています。え!?あのベビーリーフが体に悪いの?と思った人もいることでしょう。

でも安心してください。ベビーリーフを正しく摂取すれば問題ありません。体に悪いどころか、栄養の宝庫です。ではなぜ、ベビーリーフが体に悪いと言われているのでしょうか。これから見ていきたいと思います!

ベビーリーフが体に悪いと言われる理由としては、ほうれん草に含まれるシュウ酸があります。シュウ酸とは、ほうれん草のアクの成分です。シュウ酸をたくさん摂ってしまうと、結石の原因になると言われてきました。

そのため、成長したほうれん草はこの「アク」を抜くために、ゆでて冷水にさらす必要があるのです。一方、ベビーリーフに使用されるほうれん草の種類にはスピナッチ(ベビーほうれん草)、赤茎ほうれん草という品種があります。

ベビーリーフに使わることの多いこれらのほうれん草は、アクが少ない生食用として知られています。また、シュウ酸が含まれていたとしても毎日多量に食べることがなければ人体に影響を及ぼすことはないと言われ、あまり気にしなくて良いのです。

筆者もベビーリーフを食べますが、アクのえぐみを気にしたことはありません。

ベビーリーフを安全に食べるために注意すること

食べる前によく洗いましょう

土や虫が付着している可能性があります。具体的な方法は後述します。

食べ過ぎないようにしましょう

ベビーリーフは生で食べることが多いと思います。しかしベビーリーフが美味しいからと言って食べ過ぎると、体を冷やします。体を冷やすと、血行不良からくる様々なことが起こります。

肩こり、腰痛、下痢、生理不順などです。特に、これらに悩んでいる女性には多いのではないでしょうか。ベビーリーフを生で食べるときは食べ過ぎないことが大切です。

また、温かい飲み物や汁物も摂取する、にんにく、しょうが、肉など体を温める食材と一緒に摂取するのがお勧めです。

ベビーリーフを食べるメリット

彩りがあり、料理のアクセントになる。

様々形、色の違いのあるかわいらしいベビーリーフ。ベビーリーフを添えるだけで、いつもの料理に彩りがプラスされます。また、サラダだけでなく肉や魚などの油ものとも相性が良く、一緒に食べるのはとてもおススメですよ。

下処理が不要のため手軽

幼葉であり小さく柔らかいため、切る・ちぎる、ゆでるという下ごしらえが不要です。さらに生で食べられることもベビーリーフの良い所。

多忙な毎日にはありがたいですね!洗ったベビーリーフを添えるだけで簡単に美味しくておしゃれな食卓にできます。

栄養が多く取れる

小松菜、ルッコラ、ケールなどの様々な種類の緑黄色野菜が混在しているため一度に栄養が取れます。

また、成長する前に摘み取る葉っぱのため、その小さなからだに栄養がぎっしりと詰まっています。そのため、成長しきったものに比べてビタミンなどの栄養が豊富なのです。

食物繊維はレタスの2倍、ビタミンCは6倍、鉄分は5倍となります。また、根元からのカットにより栄養が流れづらいのも特徴です。ベビーリーフは野菜不足にはもってこいですね!

また、農薬を使う前に収穫されることが多いので、農薬の心配もないことが多いです。

1年中流通しているためいつでも食べることができる

全国各地のハウスや工場などで年間を通じ、生産されています。一年中、ベビーリーフを手にすることができます。スーパーで一年中見かけるベビーリーフ。季節ごとに使われる種類の違いを楽しんでみてはどうでしょうか。

ベビーリーフを長期保存する方法

まず、水を溜めてベビーリーフを洗います。万が付いている一虫や泥を落とすためです。大きなボウルがあれば、そこに水を溜めて洗うと良いですよ。次に、そのまま2~3分水に浸します。こうすることで葉に張りが出てピン!とします。

また、水切りするときはサラダスピナーがあると驚くほど簡単に水気が切れるので便利です。水分が葉の表面に残っているとベビーリーフが長持ちしないので、しっかりと水気を切りましょう。

水気を切ったら、キッチンペーパーで優しく包んで容器に入れて冷蔵保存します。なぜなら、キッチンペーパーがベビーリーフの水分を吸い取り保湿の役目をしてくれるからです。

こうするとこで葉を痛ませずに水分の蒸発を防ぎ、3~4日は良い状態で保存するとこができます。葉物野菜の中でも、ベビーリーフは鮮度が命!スーパーで買ってきたベビーリーフを美味しくいただくために、ひと手間かけてみましょう。

まとめ

  • ベビーリーフは様々な葉野菜の赤ちゃん葉の総称である。
  • ほうれん草のシュウ酸が体に悪いと言われているが、微量でありベビーリーフに使用されている品種はそもそもシュウ酸含有量が少ないため問題ない。
  • ベビーリーフを食べるときは、食べすぎによる冷えに気を付ける。
  • ベビーリーフのメリットは多岐にわたり、中でも成長しきった葉よりも栄養価が高い。
  • 正しい保存方法を実践することで、1週間近くは美味しい状態で食べられる。

これらの知識を持っていることで、今日からベビーリーフを食べるのが楽しくなるでしょう。ベビーリーフを食べたことがない人も、いつもの食卓に彩りと栄養をプラスしてみてはどうでしょうか。